M11-FAQ(カード別注釈 な、は行)
2010年7月8日 TCG全般《投げ飛ばし》
{1}{R}
インスタント
投げ飛ばしを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに、その生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
* 生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーを決定する場合、最後に戦場に存在していた際の情報をチェックする。
* ブロック・クリーチャー指定ステップ中に攻撃やブロックをしているクリーチャーを生け贄に捧げた場合、それは戦闘ダメージを与えない。 戦闘ダメージ・ステップまで待って、そのクリーチャーに致死ダメージが与えられる場合、それは生け贄に捧げる機会を得る前に破壊される。
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《難題のスフィンクス》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
4/4
飛行
難題のスフィンクスが攻撃するたび、各プレイヤーはカード名を1つ指定する。 その後、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。 あるプレイヤーが公開したカードが自分が指定したものである場合、そのプレイヤーはそれを自分の手札に加える。 そうでない場合、そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。
* 現在のターンプレイヤーがまずカード名を1つ指定し、他のプレイヤーも順番にカード名を1つ指定する。 その後、各プレイヤーは同時に自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。
* あるプレイヤーがこれにより公開したカードが、そのプレイヤー自身が指定したカードである場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の手札に加えなければならない。 そうでない場合、そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。それが他のプレイヤーが指定したカードであっても関係無い。 どんな場合であっても、公開したカードがライブラリーの一番上に残ることは無い。
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《破壊的な力》
{5}{R}{R}
ソーサリー
各プレイヤーは土地を5つ生け贄に捧げる。 破壊的な力は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
* 現在のターンプレイヤーがどの土地を生け贄に捧げるかを選び、他の各プレイヤーもターン順に同様に選び、その後、選ばれたすべての土地を同時に生け贄に捧げる。 その後に、破壊的な力は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
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《墓場からの復活》
{4}{B}
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。 そのクリーチャーは、他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。
* 《墓場からの復活》は、すでにある色やタイプを上書きするものではない。 そうではなく、他の色やサブタイプを追加するだけである。
* 対象となったクリーチャーが通常無色である場合、それは単に黒になる。 黒であり無色になるわけではない。
* 《墓場からの復活》が適用されているクリーチャーに、その後に色を変更する効果が適用された場合、それは上書きされる。そのクリーチャーは単に新しい色になる。 これは、そのクリーチャーのタイプやサブタイプを変更する効果でも同様である。
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《鋼の監視者》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
1/1
{T}:あなたがコントロールする各アーティファクト・クリーチャーの上に、それぞれ+1/+1カウンターを1個置く。
* 《鋼の監視者》は(能力の解決時に、あなたが《鋼の監視者》をコントロールしていて、それのタイプが変わっていないとして)自身の能力の影響を受ける。 あなたがコントロールする他のアーティファクト・クリーチャーと同様に、《鋼の監視者》の上にも+1/+1カウンターを置く。
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《白金の天使》
{7}
アーティファクト・クリーチャー ― 天使
4/4
飛行
あなたはこのゲームに敗北することができず、あなたの対戦相手はこのゲームに勝利することができない。
* あなたが《白金の天使》をコントロールしているかぎり、あなたはあらゆるのゲーム上の効果による敗北を受けることはなく、対戦相手は勝利することはない。 ライフが0以下であっても、ライブラリーが空の状態でカードを引かなければいけない場合でも、毒カウンターを10個以上受けている場合でも、《触れられざる者フェイジ》の戦闘ダメージを受けた場合でも、対戦相手が《死闘》をコントロールしていて墓地にクリーチャー・カードが20枚以上ある場合でも、関係はない。 単にプレイを続ける。
* ただし、それ以外の条件によりゲームを敗北することはありえる。 投了したり、認定トーナメントにおいてDCIの規定するルールに違反してゲームの敗北やマッチの敗北のペナルティを受けたり、Magic Onlineにおいて時間切れになったりした場合において、あなたは敗北する。
* Legendsエキスパンションの《Divine Intervention》等でゲームが引き分けになる場合、それは《白金の天使》の影響を受けない。 それはそのまま適用される。
* 双頭巨人戦であなたが《白金の天使》をコントロールしている場合、あなたのチームはゲームに敗北せず、対戦相手のチームはゲームに勝利できない。
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《発熱の儀式》
{1}{R}
インスタント
あなたのマナ・プールに{R}{R}{R}を加える。
* 《発熱の儀式》はマナ能力ではなく、同様には機能しない。 それは呪文として唱える。 それはスタックを使う。 それに対応することができ、それを打ち消すこともできる。
* 同様に、あなたはインスタントを唱えられるときにのみ、《発熱の儀式》を唱えることができる。マナ能力を起動できるときではない。 例えば、あなたは他の呪文を唱えている最中に《発熱の儀式》を唱えられない。先に《発熱の儀式》を唱えておく必要がある。
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《反逆の行動》
{2}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。 そのクリーチャーをアンタップする。 それはターン終了時まで速攻を得る。 (このターン、それは攻撃したり{T}したりできる。)
* 《反逆の行動》はあらゆるクリーチャーを対象にできる。アンタップ状態のものや、あなたがすでにコントロールしているものでもよい。
* クリーチャーのコントロールを得ても、それにつけられているオーラや装備品のコントロールを得るわけではない。
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《火の玉》
{X}{R}
ソーサリー
望む数のクリーチャーかプレイヤー(またはその組み合わせ)を対象とする。火の玉はそれらに、X点を均等に割った点数のダメージを与える(端数切捨て)。
火の玉を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき{1}多くなる。
* 例えば、Xが5で対象にクリーチャーを3体選んだ場合、《火の玉》の総コストは{7}{R}になる(ただし、マナ・コストは{5}{R})。 それらの対象が《火の玉》の解決時に適正であった場合、それぞれに1点のダメージが与えられる。
* 《火の玉》のダメージは《火の玉》の解決時に分割される。唱えた段階ではない。選択肢はない。 分割は、その時点で適正であった対象に対してのみ行われる。
* Xを超えるクリーチャーやプレイヤーを対象とすることができる。 ただし、《火の玉》の解決時に適正な対象の数がXを超えている場合、それらにはダメージは与えられない。
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《火の召使い》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
4/3
あなたがコントロールする赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文がダメージを与える場合、代わりにそれはその2倍のダメージを与える。
* 《火の召使い》の能力は、そのダメージが与えられる先に関係が無い。クリーチャーでもプレイヤーでもプレインズウォーカーでもよい。
* あなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリーによるダメージが与えられる場合、その呪文にダメージの発生源が示されている。 ほとんどの場合、発生源は自分自身である。 例えば、《稲妻》には「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。」と書かれている。 この呪文は《火の召使い》の能力の影響を受ける。 ダメージの発生源がそれ以外の場合(例えば、その呪文が《魂の火》である場合、テキストは「戦場にあるあなたがコントロールするクリーチャーを対象とし、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その前者はその後者に、その前者のパワーに等しい点数のダメージを与える。」となっている)、それは《火の召使い》の能力の影響を受けない。
* ダメージをがどう与えられるかを修整する効果が複数ある場合、そのダメージを与えられるプレイヤー、あるいはそのダメージを与えられるパーマネントのコントローラーが、それらの効果を適用する順番を決める。 * 例えば、《繕いの手》には「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次のそれに与えられるダメージを4点軽減する。」、《溶岩の斧》には「プレイヤー1人を対象とする。《溶岩の斧》はそのプレイヤーに5点のダメージを与える。」と書かれている。 《火の召使い》をコントロールしているプレイヤーの《溶岩の斧》が、《繕いの手》を自身を対象に唱えたプレイヤーに5点のダメージを与えるとする。 そのプレイヤーは「4ダメージを先に軽減して、その後残りの1点のダメージを《火の召使い》により2倍にして2点のダメージを受ける」か「ダメージを2倍の10点にして、そこから4点軽減して6点のダメージを受ける」を選べる。
* 赤のインスタントやソーサリー呪文がダメージを複数に分割する場合(《火の玉》等)、ダメージの分割は《火の召使い》の効果により2倍になる前に行われる。
* 複数の《火の召使い》をコントロールしている場合、効果は累積される。 そのような効果が2つある場合、あなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリー呪文が発生源のダメージは4倍になる。3つならあなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリー呪文のダメージは8倍である。
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《秘本掃き》
{U}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。
* 対象となったプレイヤーのライブラリーにカードが5枚未満しか無い場合、そのプレイヤーはライブラリー全体を自分の墓地に置く。
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《復讐に燃えたアルコン》
{4}{W}{W}{W}
クリーチャー ― 執政官
7/7
飛行
{X}:プレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたに与えられるダメージをX点軽減する。 これによりダメージが軽減された場合、復讐に燃えたアルコンはその点数に等しい点数のダメージをそのプレイヤーに与える。
* 《復讐に燃えたアルコン》が対象とするのは、それがダメージを与えるプレイヤーのみである。 あなたは能力を起動する際にその対象を選ぶ。ダメージを軽減する時点ではない。
* 能力の対象となったプレイヤーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、能力全体が打ち消される。 ダメージは軽減されない。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージの発生源を選ぶことは無い。 それはこのターンにあなたに与えられる次のX点のダメージに適用される。そのダメージがどこから来たかは問わない。 そのダメージがすべて同時に与えられたかも問わない。 例えばXが4で、あなたが《稲妻》により3点のダメージを受ける場合、その3点のダメージは軽減され、《復讐に燃えたアルコン》は対象となったプレイヤーに3点のダメージを与える。 軽減効果は、このターンに次に与えられる1点のダメージに対してまだ有効である。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力は移し変えの効果ではない。 それはダメージを軽減した場合、(選んだ発生源でなく)《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーに、その軽減効果の一部としてダメージを与える。 新しいダメージの発生源は《復讐に燃えたアルコン》なので、元の発生源の特性(色や、絆魂や接死を持つか等)はそのダメージに影響しない。 軽減したダメージが戦闘ダメージでも、新しいダメージは戦闘ダメージではない。 新しいダメージの発生源をコントロールしているのはあなたであるため、対戦相手を《復讐に燃えたアルコン》で対象にした場合、あなたは《復讐に燃えたアルコン》のダメージを、その対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーに与えることができる。
* 対象となったプレイヤーが適正であるかどうかは、《復讐に燃えたアルコン》の解決後はチェックされない。 例えば、《復讐に燃えたアルコン》の能力の対象となったプレイヤーが、その能力の解決後、ダメージが軽減される前に《神聖の力線》(「あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」)を戦場に出した場合、《復讐に燃えたアルコン》の能力はダメージを軽減し、そのプレイヤーにダメージを与える。 《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーにダメージを与えられない場合(例えば、多人数戦ですでにそのプレイヤーがゲームにいない場合等)、それでもダメージは軽減される。 単に《復讐に燃えたアルコン》のダメージが与えられないだけである。
* 《復讐に燃えたアルコン》はダメージを軽減しない場合(別な軽減効果が発生源に適用された、ダメージが軽減できないものであった等)、《復讐に燃えたアルコン》はダメージを与えない。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージを軽減する場合、その軽減効果の一部として、その直後に《復讐に燃えたアルコン》はダメージを与える。 これは状況起因処理のチェック前で、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動できたりする前に発生する。 そのダメージを与える呪文や能力は、その先を解決する前に《復讐に燃えたアルコン》の能力の処理を行う。
* 複数の攻撃クリーチャーによるダメージを受ける場合、あなたはどのダメージを軽減するかを選べる。 例えば、Xが3であなたが《巻物泥棒》(1/3)と《包囲マストドン》(3/5)から戦闘ダメージを受ける場合、あなたは《巻物泥棒》からの1点のダメージを《包囲マストドン》からの2点のダメージを軽減できる。 実際にそのダメージが与えられるまで、クリーチャーのダメージのどの部分を軽減するかは決めなくてよい。
* あなたに与えられるダメージの点数が《復讐に燃えたアルコン》の能力により軽減できる点数を超えている場合、その発生源はその分のダメージを軽減されるのと同時に余ったダメージをあなたに与える。 その後、《復讐に燃えたアルコン》がダメージを与える。
* 複数の効果がダメージの与え方を修整する場合、そのダメージを受けるプレイヤーが効果の適用順を決める。 例えば、あなたが《復讐に燃えたアルコン》の能力をX=3でプレイヤーAを対象に起動し、さらに《復讐に燃えたアルコン》の能力をX=1でプレイヤーBを対象に起動したとする。 その後、あなたに2点のダメージが与えられることになった。 あなたは1つ目の軽減効果を適用してもよいし(プレイヤーAに2点のダメージ)、2つ目の軽減効果を適用し(プレイヤーBに1点のダメージ)、その後に1つ目の軽減効果を適用してもよい(プレイヤーAに1点のダメージ)。 使われなかった分の軽減効果はそのまま残る。
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《不死の霊薬》
{1}
アーティファクト
{2}, {T}:あなたは5点のライフを得る。 不死の霊薬とあなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
* 《不死の霊薬》の能力の起動コストを支払うことでは、それは戦場を離れない。 何らかの方法でそれをあんたっぶで切る場合、この能力を自身に対応して複数回起動できる。
* 能力の解決に際し、《不死の霊薬》が戦場にある場合、それを直接ライブラリーに加えて切り直す。 その時点でそれが墓地にある場合、墓地全体をライブラリーに加えて切り直す過程でそれも一緒に切りなおされる。 その時点でそれ以外の場所にある場合、それはそこに残り、あなたは単に墓地をライブラリーに加えて切り直す。 (墓地にカードが無い場合でも結果としてライブラリーは切り直す。)
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《変幻のハイドラ》
{X}{G}
クリーチャー ― ハイドラ
0/0
変幻のハイドラは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
変幻のハイドラにダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減し、その点数に等しい個数の+1/+1カウンターをそれの上から取り除く。
変幻のハイドラから+1/+1カウンターが1個取り除かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
* 《変幻のハイドラ》の上に+1/+1カウンターが充分なかったとしても、これに与えられるダメージはすべて軽減される。 《変幻のハイドラ》の上に1つもカウンターが乗っていなかったとしてもである(他の効果によってタフネスが増加していた場合、戦場に残ることができる)。 《変幻のハイドラ》に与えられるダメージの量が+1/+1カウンターの数よりも多かった場合、《変幻のハイドラ》の上にあるすべての+1/+1カウンターが取り除かれる。
* 軽減できないダメージが《変幻のハイドラ》に与えられた場合、《変幻のハイドラ》の2つめの能力はダメージを軽減しようとして失敗し(つまり、ダメージは通常の結果をもたらし)、その数の+1/+1カウンターを《変幻のハイドラ》から取り除く。
《変幻のハイドラ》の最後の能力は、いかなる理由であれ《変幻のハイドラ》から+1/+1カウンターが取り除かれるたびに誘発する。2つめの能力によって+1/+1カウンターが取り除かれた場合だけではない。
* 複数の+1/+1カウンターが一度に《変幻のハイドラ》から取り除かれた場合、これの最後の能力はその数だけ誘発する。
* +1/+1カウンターの乗っている《変幻のハイドラ》に-1/-1カウンターが置かれた場合、-1/-1カウンターと+1/+1カウンターが状況起因処理によって取り除かれ、 これによって《変幻のハイドラ》の最後の能力が誘発する。
* 終了ステップの間に+1/+1カウンターが《変幻のハイドラ》から取り除かれた場合、この最後の能力は誘発し、次の終了ステップ(次のターンの最後付近に起こるもの)の開始時に誘発する遅発誘発型能力を生成する。
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{1}{R}
インスタント
投げ飛ばしを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに、その生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
* 生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーを決定する場合、最後に戦場に存在していた際の情報をチェックする。
* ブロック・クリーチャー指定ステップ中に攻撃やブロックをしているクリーチャーを生け贄に捧げた場合、それは戦闘ダメージを与えない。 戦闘ダメージ・ステップまで待って、そのクリーチャーに致死ダメージが与えられる場合、それは生け贄に捧げる機会を得る前に破壊される。
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《難題のスフィンクス》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
4/4
飛行
難題のスフィンクスが攻撃するたび、各プレイヤーはカード名を1つ指定する。 その後、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。 あるプレイヤーが公開したカードが自分が指定したものである場合、そのプレイヤーはそれを自分の手札に加える。 そうでない場合、そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。
* 現在のターンプレイヤーがまずカード名を1つ指定し、他のプレイヤーも順番にカード名を1つ指定する。 その後、各プレイヤーは同時に自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。
* あるプレイヤーがこれにより公開したカードが、そのプレイヤー自身が指定したカードである場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の手札に加えなければならない。 そうでない場合、そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。それが他のプレイヤーが指定したカードであっても関係無い。 どんな場合であっても、公開したカードがライブラリーの一番上に残ることは無い。
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《破壊的な力》
{5}{R}{R}
ソーサリー
各プレイヤーは土地を5つ生け贄に捧げる。 破壊的な力は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
* 現在のターンプレイヤーがどの土地を生け贄に捧げるかを選び、他の各プレイヤーもターン順に同様に選び、その後、選ばれたすべての土地を同時に生け贄に捧げる。 その後に、破壊的な力は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
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《墓場からの復活》
{4}{B}
ソーサリー
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。 そのクリーチャーは、他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。
* 《墓場からの復活》は、すでにある色やタイプを上書きするものではない。 そうではなく、他の色やサブタイプを追加するだけである。
* 対象となったクリーチャーが通常無色である場合、それは単に黒になる。 黒であり無色になるわけではない。
* 《墓場からの復活》が適用されているクリーチャーに、その後に色を変更する効果が適用された場合、それは上書きされる。そのクリーチャーは単に新しい色になる。 これは、そのクリーチャーのタイプやサブタイプを変更する効果でも同様である。
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《鋼の監視者》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
1/1
{T}:あなたがコントロールする各アーティファクト・クリーチャーの上に、それぞれ+1/+1カウンターを1個置く。
* 《鋼の監視者》は(能力の解決時に、あなたが《鋼の監視者》をコントロールしていて、それのタイプが変わっていないとして)自身の能力の影響を受ける。 あなたがコントロールする他のアーティファクト・クリーチャーと同様に、《鋼の監視者》の上にも+1/+1カウンターを置く。
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《白金の天使》
{7}
アーティファクト・クリーチャー ― 天使
4/4
飛行
あなたはこのゲームに敗北することができず、あなたの対戦相手はこのゲームに勝利することができない。
* あなたが《白金の天使》をコントロールしているかぎり、あなたはあらゆるのゲーム上の効果による敗北を受けることはなく、対戦相手は勝利することはない。 ライフが0以下であっても、ライブラリーが空の状態でカードを引かなければいけない場合でも、毒カウンターを10個以上受けている場合でも、《触れられざる者フェイジ》の戦闘ダメージを受けた場合でも、対戦相手が《死闘》をコントロールしていて墓地にクリーチャー・カードが20枚以上ある場合でも、関係はない。 単にプレイを続ける。
* ただし、それ以外の条件によりゲームを敗北することはありえる。 投了したり、認定トーナメントにおいてDCIの規定するルールに違反してゲームの敗北やマッチの敗北のペナルティを受けたり、Magic Onlineにおいて時間切れになったりした場合において、あなたは敗北する。
* Legendsエキスパンションの《Divine Intervention》等でゲームが引き分けになる場合、それは《白金の天使》の影響を受けない。 それはそのまま適用される。
* 双頭巨人戦であなたが《白金の天使》をコントロールしている場合、あなたのチームはゲームに敗北せず、対戦相手のチームはゲームに勝利できない。
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《発熱の儀式》
{1}{R}
インスタント
あなたのマナ・プールに{R}{R}{R}を加える。
* 《発熱の儀式》はマナ能力ではなく、同様には機能しない。 それは呪文として唱える。 それはスタックを使う。 それに対応することができ、それを打ち消すこともできる。
* 同様に、あなたはインスタントを唱えられるときにのみ、《発熱の儀式》を唱えることができる。マナ能力を起動できるときではない。 例えば、あなたは他の呪文を唱えている最中に《発熱の儀式》を唱えられない。先に《発熱の儀式》を唱えておく必要がある。
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《反逆の行動》
{2}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。 そのクリーチャーをアンタップする。 それはターン終了時まで速攻を得る。 (このターン、それは攻撃したり{T}したりできる。)
* 《反逆の行動》はあらゆるクリーチャーを対象にできる。アンタップ状態のものや、あなたがすでにコントロールしているものでもよい。
* クリーチャーのコントロールを得ても、それにつけられているオーラや装備品のコントロールを得るわけではない。
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《火の玉》
{X}{R}
ソーサリー
望む数のクリーチャーかプレイヤー(またはその組み合わせ)を対象とする。火の玉はそれらに、X点を均等に割った点数のダメージを与える(端数切捨て)。
火の玉を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき{1}多くなる。
* 例えば、Xが5で対象にクリーチャーを3体選んだ場合、《火の玉》の総コストは{7}{R}になる(ただし、マナ・コストは{5}{R})。 それらの対象が《火の玉》の解決時に適正であった場合、それぞれに1点のダメージが与えられる。
* 《火の玉》のダメージは《火の玉》の解決時に分割される。唱えた段階ではない。選択肢はない。 分割は、その時点で適正であった対象に対してのみ行われる。
* Xを超えるクリーチャーやプレイヤーを対象とすることができる。 ただし、《火の玉》の解決時に適正な対象の数がXを超えている場合、それらにはダメージは与えられない。
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《火の召使い》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
4/3
あなたがコントロールする赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文がダメージを与える場合、代わりにそれはその2倍のダメージを与える。
* 《火の召使い》の能力は、そのダメージが与えられる先に関係が無い。クリーチャーでもプレイヤーでもプレインズウォーカーでもよい。
* あなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリーによるダメージが与えられる場合、その呪文にダメージの発生源が示されている。 ほとんどの場合、発生源は自分自身である。 例えば、《稲妻》には「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。」と書かれている。 この呪文は《火の召使い》の能力の影響を受ける。 ダメージの発生源がそれ以外の場合(例えば、その呪文が《魂の火》である場合、テキストは「戦場にあるあなたがコントロールするクリーチャーを対象とし、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その前者はその後者に、その前者のパワーに等しい点数のダメージを与える。」となっている)、それは《火の召使い》の能力の影響を受けない。
* ダメージをがどう与えられるかを修整する効果が複数ある場合、そのダメージを与えられるプレイヤー、あるいはそのダメージを与えられるパーマネントのコントローラーが、それらの効果を適用する順番を決める。 * 例えば、《繕いの手》には「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次のそれに与えられるダメージを4点軽減する。」、《溶岩の斧》には「プレイヤー1人を対象とする。《溶岩の斧》はそのプレイヤーに5点のダメージを与える。」と書かれている。 《火の召使い》をコントロールしているプレイヤーの《溶岩の斧》が、《繕いの手》を自身を対象に唱えたプレイヤーに5点のダメージを与えるとする。 そのプレイヤーは「4ダメージを先に軽減して、その後残りの1点のダメージを《火の召使い》により2倍にして2点のダメージを受ける」か「ダメージを2倍の10点にして、そこから4点軽減して6点のダメージを受ける」を選べる。
* 赤のインスタントやソーサリー呪文がダメージを複数に分割する場合(《火の玉》等)、ダメージの分割は《火の召使い》の効果により2倍になる前に行われる。
* 複数の《火の召使い》をコントロールしている場合、効果は累積される。 そのような効果が2つある場合、あなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリー呪文が発生源のダメージは4倍になる。3つならあなたがコントロールする赤のインスタントやソーサリー呪文のダメージは8倍である。
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《秘本掃き》
{U}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。
* 対象となったプレイヤーのライブラリーにカードが5枚未満しか無い場合、そのプレイヤーはライブラリー全体を自分の墓地に置く。
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《復讐に燃えたアルコン》
{4}{W}{W}{W}
クリーチャー ― 執政官
7/7
飛行
{X}:プレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたに与えられるダメージをX点軽減する。 これによりダメージが軽減された場合、復讐に燃えたアルコンはその点数に等しい点数のダメージをそのプレイヤーに与える。
* 《復讐に燃えたアルコン》が対象とするのは、それがダメージを与えるプレイヤーのみである。 あなたは能力を起動する際にその対象を選ぶ。ダメージを軽減する時点ではない。
* 能力の対象となったプレイヤーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、能力全体が打ち消される。 ダメージは軽減されない。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージの発生源を選ぶことは無い。 それはこのターンにあなたに与えられる次のX点のダメージに適用される。そのダメージがどこから来たかは問わない。 そのダメージがすべて同時に与えられたかも問わない。 例えばXが4で、あなたが《稲妻》により3点のダメージを受ける場合、その3点のダメージは軽減され、《復讐に燃えたアルコン》は対象となったプレイヤーに3点のダメージを与える。 軽減効果は、このターンに次に与えられる1点のダメージに対してまだ有効である。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力は移し変えの効果ではない。 それはダメージを軽減した場合、(選んだ発生源でなく)《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーに、その軽減効果の一部としてダメージを与える。 新しいダメージの発生源は《復讐に燃えたアルコン》なので、元の発生源の特性(色や、絆魂や接死を持つか等)はそのダメージに影響しない。 軽減したダメージが戦闘ダメージでも、新しいダメージは戦闘ダメージではない。 新しいダメージの発生源をコントロールしているのはあなたであるため、対戦相手を《復讐に燃えたアルコン》で対象にした場合、あなたは《復讐に燃えたアルコン》のダメージを、その対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーに与えることができる。
* 対象となったプレイヤーが適正であるかどうかは、《復讐に燃えたアルコン》の解決後はチェックされない。 例えば、《復讐に燃えたアルコン》の能力の対象となったプレイヤーが、その能力の解決後、ダメージが軽減される前に《神聖の力線》(「あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」)を戦場に出した場合、《復讐に燃えたアルコン》の能力はダメージを軽減し、そのプレイヤーにダメージを与える。 《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーにダメージを与えられない場合(例えば、多人数戦ですでにそのプレイヤーがゲームにいない場合等)、それでもダメージは軽減される。 単に《復讐に燃えたアルコン》のダメージが与えられないだけである。
* 《復讐に燃えたアルコン》はダメージを軽減しない場合(別な軽減効果が発生源に適用された、ダメージが軽減できないものであった等)、《復讐に燃えたアルコン》はダメージを与えない。
* 《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージを軽減する場合、その軽減効果の一部として、その直後に《復讐に燃えたアルコン》はダメージを与える。 これは状況起因処理のチェック前で、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動できたりする前に発生する。 そのダメージを与える呪文や能力は、その先を解決する前に《復讐に燃えたアルコン》の能力の処理を行う。
* 複数の攻撃クリーチャーによるダメージを受ける場合、あなたはどのダメージを軽減するかを選べる。 例えば、Xが3であなたが《巻物泥棒》(1/3)と《包囲マストドン》(3/5)から戦闘ダメージを受ける場合、あなたは《巻物泥棒》からの1点のダメージを《包囲マストドン》からの2点のダメージを軽減できる。 実際にそのダメージが与えられるまで、クリーチャーのダメージのどの部分を軽減するかは決めなくてよい。
* あなたに与えられるダメージの点数が《復讐に燃えたアルコン》の能力により軽減できる点数を超えている場合、その発生源はその分のダメージを軽減されるのと同時に余ったダメージをあなたに与える。 その後、《復讐に燃えたアルコン》がダメージを与える。
* 複数の効果がダメージの与え方を修整する場合、そのダメージを受けるプレイヤーが効果の適用順を決める。 例えば、あなたが《復讐に燃えたアルコン》の能力をX=3でプレイヤーAを対象に起動し、さらに《復讐に燃えたアルコン》の能力をX=1でプレイヤーBを対象に起動したとする。 その後、あなたに2点のダメージが与えられることになった。 あなたは1つ目の軽減効果を適用してもよいし(プレイヤーAに2点のダメージ)、2つ目の軽減効果を適用し(プレイヤーBに1点のダメージ)、その後に1つ目の軽減効果を適用してもよい(プレイヤーAに1点のダメージ)。 使われなかった分の軽減効果はそのまま残る。
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《不死の霊薬》
{1}
アーティファクト
{2}, {T}:あなたは5点のライフを得る。 不死の霊薬とあなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
* 《不死の霊薬》の能力の起動コストを支払うことでは、それは戦場を離れない。 何らかの方法でそれをあんたっぶで切る場合、この能力を自身に対応して複数回起動できる。
* 能力の解決に際し、《不死の霊薬》が戦場にある場合、それを直接ライブラリーに加えて切り直す。 その時点でそれが墓地にある場合、墓地全体をライブラリーに加えて切り直す過程でそれも一緒に切りなおされる。 その時点でそれ以外の場所にある場合、それはそこに残り、あなたは単に墓地をライブラリーに加えて切り直す。 (墓地にカードが無い場合でも結果としてライブラリーは切り直す。)
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《変幻のハイドラ》
{X}{G}
クリーチャー ― ハイドラ
0/0
変幻のハイドラは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
変幻のハイドラにダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減し、その点数に等しい個数の+1/+1カウンターをそれの上から取り除く。
変幻のハイドラから+1/+1カウンターが1個取り除かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
* 《変幻のハイドラ》の上に+1/+1カウンターが充分なかったとしても、これに与えられるダメージはすべて軽減される。 《変幻のハイドラ》の上に1つもカウンターが乗っていなかったとしてもである(他の効果によってタフネスが増加していた場合、戦場に残ることができる)。 《変幻のハイドラ》に与えられるダメージの量が+1/+1カウンターの数よりも多かった場合、《変幻のハイドラ》の上にあるすべての+1/+1カウンターが取り除かれる。
* 軽減できないダメージが《変幻のハイドラ》に与えられた場合、《変幻のハイドラ》の2つめの能力はダメージを軽減しようとして失敗し(つまり、ダメージは通常の結果をもたらし)、その数の+1/+1カウンターを《変幻のハイドラ》から取り除く。
《変幻のハイドラ》の最後の能力は、いかなる理由であれ《変幻のハイドラ》から+1/+1カウンターが取り除かれるたびに誘発する。2つめの能力によって+1/+1カウンターが取り除かれた場合だけではない。
* 複数の+1/+1カウンターが一度に《変幻のハイドラ》から取り除かれた場合、これの最後の能力はその数だけ誘発する。
* +1/+1カウンターの乗っている《変幻のハイドラ》に-1/-1カウンターが置かれた場合、-1/-1カウンターと+1/+1カウンターが状況起因処理によって取り除かれ、 これによって《変幻のハイドラ》の最後の能力が誘発する。
* 終了ステップの間に+1/+1カウンターが《変幻のハイドラ》から取り除かれた場合、この最後の能力は誘発し、次の終了ステップ(次のターンの最後付近に起こるもの)の開始時に誘発する遅発誘発型能力を生成する。
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