FAQ:2012基本セット (カード別注釈:か行)
2011年7月8日 TCG全般《解放された精神》
{4}{U}{U}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、開放された精神の上に伝承カウンターを1個置き、その後、解放された精神の上に置かれている伝承カウンター1個につき、カードを1枚引く。
* 能力は強制である。《解放された精神》に置かれている伝承カウンターの数よりも少ない枚数のカードを引くことは選べない。
----
《蛙変化》
{1}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに青の1/1のカエルになる。
* そのクリーチャーは他のすべての色とクリーチャー・タイプを失うが、それが持つ他のカードタイプ(アーティファクト等)は維持する。
* 《蛙変化》は対象のクリーチャーのパワーやタフネスを特定の値にするそれまでのすべての効果を上書きする。《蛙変化》の解決後にそれのパワーやタフネスを特定の値にする効果は、この効果を上書きする。
* 《剛力化》や《清浄の名誉》といった、対象となったクリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果は、その効果の発生時点にかかわらず適用されたままである。これは、クリーチャーのパワーやタフネスを変更するカウンター(+1/+1カウンター等)や、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* 《蛙変化》は、すでに誘発していたり起動されている能力を打ち消さない。特に、「あなたのアップキープの開始時」や「このクリーチャーが戦場に出たとき」の能力が誘発されるよりも前に割り込んでこれを唱えることはできない。
* 《蛙変化》を適用されたクリーチャーが、その解決後に能力を得る場合、その能力は保持したままになる。
----
《火葬》
{1}{R}
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーは再生できない。
* クリーチャーを再生する呪文や能力を唱えたり起動したりすることは可能である。結果として何もしないだけである。そのクリーチャーは、致死ダメージを与えた発生源が《火葬》以外であったり、他の何らかの理由により破壊された場合等、いかなる理由によっても再生できない。
----
《彼方の映像》
{U}
インスタント
カードを1枚引く。いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合、代わりにカードを3枚引く。
* 各プレイヤーの墓地にあるカードの枚数は、《彼方の映像》の解決時に数える。《彼方の映像》は自分自身を数えない。その時点でまだスタックにあるからである。
----
《ガラクの大軍》
{5}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
7/7
トランプル
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを唱えてもよい。(これはあなたがそのクリーチャー・カードを唱えることができるときにのみ行なえる。その呪文のコストは支払う必要がある。)
* 通常、《ガラクの大軍》によりライブラリーの一番上のカードを唱えることができるのは、それがクリーチャー・カードであり、あなたのメイン・フェイズであり、スタックが空のときである。そのクリーチャー・カードが瞬速を持つ場合、あなたがインスタントを唱えられるときにそれを唱えることができる。対戦相手のターンでもかまわない。
* その呪文のコストは全て支払う。これには追加コストが含まれる。代替コストを支払ってもよい。
* あなたのライブラリーの一番上のカードが公開されている場合、あなたが複数枚のカードをひく場合、それぞれのカードを引く前に公開する。
* あなたのライブラリーの一番上のカードはあなたの手札ではない。あなたはそれを捨てられない。
* あなたのライブラリーの一番上のカードが《ドライアドの東屋》(クリーチャーであり土地である唯一のカード)である場合、あなたはこの方法ではこれをプレイできない。《ドライアドの東屋》を呪文として唱えることはできない。
----
《記憶の熟達者、ジェイス》
{3}{U}{U}
プレインズウォーカー ― ジェイス
4
[+1]:カードを1枚引く。各プレイヤーは、それぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
* 《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力であなた自身を対象にした場合、まずカードを引き、その後にあなたのライブラリーの一番上のカードををあなたの墓地に置く。
* あなたが《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力を起動し、その解決時にそのプレイヤーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはカードを引かない。
* 《記憶の熟達者、ジェイス》の3つ目の能力により、自分のライブラリーに残っているよりも多くのカードを引くことになったプレイヤーは、状況起因処理でゲームに敗北する。この能力によりすべてのプレイヤーがそのような事態になったら、ゲームは引き分けになる。
----
《機を見た援軍》
{2}{W}
ソーサリー
あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。あなたがコントロールしているクリーチャーの総数がいずれかの対戦相手よりも少ない場合、白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
* 《機を見た援軍》の解決時に、あなたのライフの総量を各対戦相手と比較する。その時点で、あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。同様に、《機を見た援軍》の解決時に、あなたがコントロールするクリーチャーの数を、他の各プレイヤーがそれぞれコントロールするクリーチャーの数と比較する。
* 多人数戦においては、各対戦相手と比較する。あなたのライフがいずれか1人の対戦相手のライフよりも小さく、あなたのクリーチャーの総数が(それとは別の)いずれか1人の対戦相手よりも少ない場合、あなたは両方のボーナスを得る。
* 双頭巨人戦においては、あなたのチームのライフの総量を対戦相手のチームのライフの総量と比較する。その後、あなたがコントロールするクリーチャーの総数(チームメイトがコントロールするクリーチャーは無視)を、各対戦相手がコントロールするクリーチャーのそれぞれの総数と別々に比較する。
----
《ギデオン・ジュラ》
{3}{W}{W}
プレインズウォーカー ― ギデオン
6
[+2]: 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターン中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは可能ならギデオン・ジュラを攻撃する。
[-2]: タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[0]: ターン終了時まで、ギデオン・ジュラは6/6の人間・兵士・クリーチャーになる。それはプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、それが何に適用されるかを固定しない。なぜなら、この効果はある条件を満たす一定のクリーチャーにある効果を適用するものであり、それらのクリーチャーの特性を変えるものではないからである。その結果、対象となったプレイヤーの次のターンの攻撃クリーチャー指定ステップにそのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーは、可能なら《ギデオン・ジュラ》を攻撃しなければいけない。これには、その能力の解決後にそのプレイヤーのコントロール下になったクリーチャーや、すべての能力を失ったクリーチャーを含む。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力により、クリーチャーは可能なら彼を攻撃する。* 効果が適用されているプレイヤーの攻撃クリーチャー指定ステップ中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーが、タップ状態である、呪文や能力によりそれが攻撃できない、そのターンの開始時から連続してそのプレイヤーのコントロール下にあったのでない(速攻も持っていない)場合、それは攻撃しない。クリーチャーの攻撃に伴ってコストが必要な場合、そのプレイヤーはコストの支払いを強制されない。したがって、この場合もクリーチャーは攻撃しなくてもよい。
* 効果を受けているプレイヤーのクリーチャーが《ギデオン・ジュラ》を攻撃できない場合(《ギデオン・ジュラ》が戦場にいなくなっている等)、そのプレイヤーはあなたやあなたの他のプレインズウォーカーを攻撃することができるし、何も攻撃しなくてもよい。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、効果を受けているプレイヤーの次のターンの各戦闘フェイズに適用される(効果を受けているプレイヤーの次の戦闘フェイズに限られない)。これは、そのターンに戦闘フェイズが無かったり(《無限の日時計》の効果等)、複数の戦闘フェイズがあったり(《連続突撃》等)する場合に意味を持つ。
* 《ギデオン・ジュラ》が3つ目の能力によりクリーチャーになった場合、それはクリーチャーが戦場に出たことにならない。《ギデオン・ジュラ》はすでに戦場に出ていて、タイプが変わっただけである。クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
* 《ギデオン・ジュラ》が一番近いあなたのターンの開始時からあなたのコントロール下にあり続けているのでないかぎり、彼では攻撃できず、(何らかの理由で得た){T}能力を使えない。このルールは、《ギデオン・ジュラ》トがいつからあなたのコントロール下にあったかのみをチェックする。いつからクリーチャーであったかではない。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力により、彼は人間・兵士のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーになる。彼はギデオンのプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーのままでもある。(何らかの理由で他のタイプやサブタイプを持つ場合、それも持ち続ける。) 各サブタイプは、対応するカードタイプでのみ関連を持つ。ギデオンはプレインズウォーカー・タイプでしかなく(クリーチャー・タイプではない)、人間と兵士はクリーチャー・タイプでしかない(プレインズウォーカー・タイプではない)。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に彼に軽減できないダメージが与えられた場合(《不安定な足場》等)、そのダメージはすべて適用される。つまり、そのダメージは《ギデオン・ジュラ》が負い(彼はクリーチャーである)、そのダメージによりその点数分の忠誠カウンターが彼から取り除かれる(彼はプレインズウォーカーである)。《ギデオン・ジュラ》が負っているダメージが致死ダメージである場合、彼は状況起因処理で破壊される。《ギデオン・ジュラ》の上に忠誠カウンターが置かれていない場合、彼は状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後にクリーチャーが彼のコピーとして戦場に出た場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。(《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力の効果はコピーされない。それは、例えば《巨大化》の効果がコピーされないのと同様である。) 両方のパーマネントがプレインズウォーカー・タイプがギデオンであるプレインズウォーカーなので、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に線上にすでにあったクリーチャーが彼のコピーとしなった場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。そのコピー効果が適用された段階で元の《ギデオン・ジュラ》がまだ戦場にある場合、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。その時点で元の《ギデオン・ジュラ》が戦場を離れている場合、コピーした側のパーマネントは忠誠カウンターが置かれていないことにより状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる(もちろん、何らかの奇妙な理由により、それの上に忠誠カウンターが置かれている場合は別である)。
* あなたが《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、戦闘の前に対戦相手が彼のコントロールを得たとする。あなたはあなたのクリーチャーでその《ギデオン・ジュラ》を攻撃できる(それはプレインズウォーカーである)。その後、《ギデオン・ジュラ》はブロックできる(それはクリーチャーである)。彼が適正にブロックできる攻撃クリーチャーであれば、どのクリーチャーをブロックしてもよい。彼を攻撃しているものに限らない! 戦闘中、必要に応じて、彼は攻撃されているプレインズウォーカーであり、ブロックしているクリーチャーである。例えば、彼は自分がブロックしているクリーチャーに戦闘ダメージを与えるが、彼は自分を攻撃しているブロックされていないクリーチャーに戦闘ダメージを与えない。
----
《ギデオンの報復者》
{1}{W}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体タップ状態になるたび、ギデオンの報復者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
* 対戦相手のクリーチャーがタップ状態で戦場に出た場合、《ギデオンの報復者》の能力は誘発しない。
----
《炬火のチャンドラ》
{3}{R}
プレインズウォーカー ― チャンドラ
3
[+1]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炬火のチャンドラはそれに1点のダメージを与える。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
[-6]:クリーチャーやプレイヤーを最大6つまで対象とする。炬火のチャンドラはそれらにそれぞれ6点のダメージを与える。
* 《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力は、あなたが次にインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えたときにコピーを作る遅延誘発型能力を作成する。これは、その呪文が大賞を取るかどうかに関係ない。
* 遅延誘発型能力が解決されるとき、それは呪文のコピーを作成する。コピーをコントロールするのはあなたである。そのコピーはスタック上に作られる物であり、“唱えられる”ことはない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。その後、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後で、そのコピーは通常の呪文と同様に解決される。
* コピーは、あなたが新たな対象を選ばないかぎり、元とおなじものを対象としている。あなたはそのうちの望む数の対象を変更できる。全部でもいいし、まったく変えなくてもいい。対象のうち新たなものが適正に選べない場合、それは(現在の対象が不正であっても)変更されずに残る。
* 《炬火のチャンドラ》がコピーする元の呪文がモードを持つ(「一つを選ぶ ─」などが書かれている)場合、そのコピーは同じモードである。異なるモードは選べない。
* 《炬火のチャンドラ》がコピーする呪文が、唱えられたときに決定されるXを持っている場合(《魂の消耗》など)、そのコピーも同じXを持つ。
* あなたはコピーの追加コストを支払うことを選べない。ただし、元の呪文が追加コストを支払ったことによって効果を得ている場合、それと同じコストが払われているかのようにコピーされる。例えば、あなたが《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力を起動した後に3/3のクリーチャーを生け贄に捧げて《投げ飛ばし》を唱えた場合、その《投げ飛ばし》のコピーも3点のダメージを与える。
* 《炬火のチャンドラ》の最後の能力起動する場合、あなたは最大6つまでのクリーチャーやプレイヤーを対象に選ぶ。ダメージは分割されず、《炬火のチャンドラ》はいずれの対象に対しても6点を超えるダメージを与えない。《炬火のチャンドラ》は、能力の解決時点で適正な各対象に6点のダメージを与える。
----
《崩れゆく巨像》
{5}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
7/4
トランプル (このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分なダメージを割り振る場合、あなたはそれの残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)
崩れゆく巨像が攻撃したとき、戦闘終了時にそれを生け贄に捧げる。
* 能力を解決する時点で他のプレイヤーが《崩れゆく巨像》をコントロールしていた場合、あなたはそれを生け贄に捧げられない。それは単に戦場に残る。
----
《幻影の像》
{1}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
0/0
あなたは幻影の像を、それが他のタイプに加えてイリュージョンであり、「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」を得ることを除き、戦場に出ているいずれかのクリーチャーのコピーとして出してもよい。
* 《幻影の像》の能力は、選んだクリーチャーを対象に取らない。
* 《幻影の像》は、元のクリーチャーに印刷されているその物をコピーし、他はコピーしない(そのクリーチャーが他のクリーチャーをコピーしていたり、トークンだったりした場合を除く。後述)。それはそのクリーチャーがタップ状態かアンタップ状態か、それの上にカウンターが置かれているか、オーラがつけられているか、コピー効果でない効果によりパワーやタフネスやタイプや色等が変わっていたか等をコピーしない。
* 選ばれたクリーチャーのマナ・コストに{X}がある場合(《始原のハイドラ》等)、Xは0として扱う。
* 選ばれたクリーチャーが他の何かをコピーしている場合(例えば、選ばれたクリーチャーが他の《幻影の像》である等)、新たな《幻影の像》は選ばれたクリーチャーがコピーしているものとして戦場に出る。
* 選ばれたクリーチャーがトークンである場合、《幻影の像》はそのトークンを戦場に出した効果が規定する元の特性をコピーする。この場合の《幻影の像》はトークンではない。
* コピーされたクリーチャーが持っている戦場に出たときの能力は、《幻影の像》が戦場に出たときに誘発する。選ばれたクリーチャーの「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」や「[このクリーチャー]は[指定された状態]で戦場に出る」能力は、そのまま機能する。
* 何らかの理由で《幻影の像》と他のクリーチャーが同時に戦場に出る場合、《幻影の像》はそのクリーチャーのコピーになれない。選べるのはすでに戦場に出ているクリーチャーのみである。
* 何もコピーしないことを選んでもかまわない。その場合、《幻影の像》は0/0のイリュージョン・クリーチャーとして戦場に出るので、通常であればただちに墓地に置かれる。それは「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」の能力を持たない。
----
《原始のタイタン》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― 巨人
6/6
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探してもよい。そうしたなら、それらを戦場にタップ状態で出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* あなたはあらゆる土地カードを探せる。基本土地カードに限られない。
----
《原初の狩人、ガラク》
{2}{G}{G}{G}
プレインズウォーカー ― ガラク
3
[+1]:緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-3]:あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。
[-6]:あなたがコントロールする土地1つにつき、緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
* 《原初の狩人、ガラク》の2つ目の能力において、あなたがコントロールするクリーチャーの中での最大のパワーは、能力の解決時に決定される。
* あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーが0以下である場合、あなたはカードを引かない。それによりカードを捨てることもない。
* 《原初の狩人、ガラク》の3つ目の能力において、戦場に出るワーム・トークンの数は、能力の解決時に決定する。
----
《業火のタイタン》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― 巨人
6/6
{R}:業火のタイタンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
業火のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーやプレイヤーを、1つまたは望む組み合わせで2つか3つ対象とする。業火のタイタンはそれらに、3点のダメージを好きなように分割して与える。
* ダメージの割り振りは、《業火のタイタン》の誘発型能力をスタックに置くときに宣言する。解決時ではない。それぞれの対象には、最低1点のダメージを割り振らなければいけない。(言い換えれば、この能力をスタック二億二際し、あなたは3点のダメージを1つの対象に与えるか、2点と1点のダメージを2つの対象にそれぞれ与えるか、1点のダメージを3つの各対象に与えるかを選ぶ。)
----
《護衛の誓約》
{1}{W}{W}
インスタント
あなたがコントロールする白のクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
* 《護衛の誓約》は、それの解決時にあなたがコントロールしている白のクリーチャーにしかボーナスを与えない。そのターンの後の時点で戦場に出たり、その時点では白でないがそのターンの後の時点で白になったりしたクリーチャーはボーナスを得ない。
* ボーナスを得た白のクリーチャーが、そのターンの後の時点で白で無くなった場合でも、それはターン終了時まで+2/+2の修整を受け続ける。
----
《氷の牢獄》
{1}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力は起動できない。
エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、氷の牢獄を破壊する。
* エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になった場合、《氷の牢獄》の能力が誘発し、スタック上でその呪文や能力の上に置かれる。《氷の牢獄》の能力(《氷の牢獄》を破壊する)は先に解決される。
----
《ゴブリンの手投げ弾》
{R}
ソーサリー
ゴブリンの手投げ弾を唱えるための追加コストとして、ゴブリンを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの手投げ弾はそれに5点のダメージを与える。
* プレイヤーは、《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられ、すべてのコストが支払われた後に対応ができる。《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられるのを妨害するために、生け贄に捧げられたゴブリンを破壊しようとすることはできない。
* 《ゴブリンの手投げ弾》を唱える際ために生け贄に捧げるゴブリンは、クリーチャーである必要はない。例えば、あなたは《ボガートの悪ふざけ》(サブタイプがゴブリンである部族エンチャント)を生け贄に捧げることができる。
* 効果を増すために複数のゴブリンを生け贄に捧げることはできない。
----
《ゴブリンのトンネル掘り》
{1}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・ならず者
1/1
{T}:パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
* 対象となったクリーチャーのパワーは、それを対象にするときと能力の解決時の両方でチェックされる。この能力の解決後は、パワーが2よりも大きくなったとしても、そのクリーチャーはブロックされないままである。
* この能力は、対象となったクリーチャーに能力を与えない。それはゲームのルールに適用され、そのクリーチャーにのみ有効である何かを規定する。能力の解決後、そのクリーチャーは、すべての能力を失ったとしても、ターンの残りの間はブロックされない。
----
《ゴブリンの爆発投げ》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
2/2
{1}:コイン投げをする。あなたがそのコイン投げに勝った場合、ゴブリンの爆発投げはそれに2点のダメージを与える。あなたがそのコイン投げに負けた場合、ゴブリンの爆発投げは自身に2点のダメージを与える。
* 対象のクリーチャーやプレイヤーは能力の起動時に選ぶ。コイン投げは解決時まで行わない。プレイヤーはこの能力に対応できるが、コイン投げの結果を知ることはできない。
* 《ゴブリンの爆発投げ》の能力の解決時にプレイヤーやクリーチャーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。コイン投げは行われず、ダメージは与えられない。
----
《棍棒のトロール》
{2}{G}{G}
クリーチャー ― トロール
4/3
{G}:棍棒のトロールを再生する。(このターン、次にこのクリーチャーが破壊される場合、破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、それを戦闘から取り除く。)
* 《棍棒のトロール》の能力を起動すると、それに対して「再生の盾」が作られる。そのターン、次に《棍棒のトロール》が破壊される場合、その再生の盾が使用される。これは、《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられるか、接死を持つ発生源からのダメージが与えられるか、「破壊する」という効果を持つ呪文や能力の適用を受ける場合にのみ機能する。他の《棍棒のトロール》を墓地に置く効果(タフネスが0以下になる、生け贄に捧げる等)は破壊ではなく、再生ではそれは救えない。再生の盾が使われなかった場合、それはターンの終了時点で消える。
* 再生の盾を機能させるには、《棍棒のトロール》が破壊される前にそれを作っておかなければならない。通常これは、能力をブロック・クリーチャー指定ステップ中、あるいは《棍棒のトロール》を破壊する呪文や能力に対応して起動することを意味する。
* 《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられ、同時に接死を持つ発生源からダメージを与えられている場合、再生の盾1つでそれを救うことができる。
----
{4}{U}{U}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、開放された精神の上に伝承カウンターを1個置き、その後、解放された精神の上に置かれている伝承カウンター1個につき、カードを1枚引く。
* 能力は強制である。《解放された精神》に置かれている伝承カウンターの数よりも少ない枚数のカードを引くことは選べない。
----
《蛙変化》
{1}{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに青の1/1のカエルになる。
* そのクリーチャーは他のすべての色とクリーチャー・タイプを失うが、それが持つ他のカードタイプ(アーティファクト等)は維持する。
* 《蛙変化》は対象のクリーチャーのパワーやタフネスを特定の値にするそれまでのすべての効果を上書きする。《蛙変化》の解決後にそれのパワーやタフネスを特定の値にする効果は、この効果を上書きする。
* 《剛力化》や《清浄の名誉》といった、対象となったクリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果は、その効果の発生時点にかかわらず適用されたままである。これは、クリーチャーのパワーやタフネスを変更するカウンター(+1/+1カウンター等)や、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* 《蛙変化》は、すでに誘発していたり起動されている能力を打ち消さない。特に、「あなたのアップキープの開始時」や「このクリーチャーが戦場に出たとき」の能力が誘発されるよりも前に割り込んでこれを唱えることはできない。
* 《蛙変化》を適用されたクリーチャーが、その解決後に能力を得る場合、その能力は保持したままになる。
----
《火葬》
{1}{R}
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーは再生できない。
* クリーチャーを再生する呪文や能力を唱えたり起動したりすることは可能である。結果として何もしないだけである。そのクリーチャーは、致死ダメージを与えた発生源が《火葬》以外であったり、他の何らかの理由により破壊された場合等、いかなる理由によっても再生できない。
----
《彼方の映像》
{U}
インスタント
カードを1枚引く。いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合、代わりにカードを3枚引く。
* 各プレイヤーの墓地にあるカードの枚数は、《彼方の映像》の解決時に数える。《彼方の映像》は自分自身を数えない。その時点でまだスタックにあるからである。
----
《ガラクの大軍》
{5}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
7/7
トランプル
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを唱えてもよい。(これはあなたがそのクリーチャー・カードを唱えることができるときにのみ行なえる。その呪文のコストは支払う必要がある。)
* 通常、《ガラクの大軍》によりライブラリーの一番上のカードを唱えることができるのは、それがクリーチャー・カードであり、あなたのメイン・フェイズであり、スタックが空のときである。そのクリーチャー・カードが瞬速を持つ場合、あなたがインスタントを唱えられるときにそれを唱えることができる。対戦相手のターンでもかまわない。
* その呪文のコストは全て支払う。これには追加コストが含まれる。代替コストを支払ってもよい。
* あなたのライブラリーの一番上のカードが公開されている場合、あなたが複数枚のカードをひく場合、それぞれのカードを引く前に公開する。
* あなたのライブラリーの一番上のカードはあなたの手札ではない。あなたはそれを捨てられない。
* あなたのライブラリーの一番上のカードが《ドライアドの東屋》(クリーチャーであり土地である唯一のカード)である場合、あなたはこの方法ではこれをプレイできない。《ドライアドの東屋》を呪文として唱えることはできない。
----
《記憶の熟達者、ジェイス》
{3}{U}{U}
プレインズウォーカー ― ジェイス
4
[+1]:カードを1枚引く。各プレイヤーは、それぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
* 《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力であなた自身を対象にした場合、まずカードを引き、その後にあなたのライブラリーの一番上のカードををあなたの墓地に置く。
* あなたが《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力を起動し、その解決時にそのプレイヤーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。あなたはカードを引かない。
* 《記憶の熟達者、ジェイス》の3つ目の能力により、自分のライブラリーに残っているよりも多くのカードを引くことになったプレイヤーは、状況起因処理でゲームに敗北する。この能力によりすべてのプレイヤーがそのような事態になったら、ゲームは引き分けになる。
----
《機を見た援軍》
{2}{W}
ソーサリー
あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。あなたがコントロールしているクリーチャーの総数がいずれかの対戦相手よりも少ない場合、白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
* 《機を見た援軍》の解決時に、あなたのライフの総量を各対戦相手と比較する。その時点で、あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。同様に、《機を見た援軍》の解決時に、あなたがコントロールするクリーチャーの数を、他の各プレイヤーがそれぞれコントロールするクリーチャーの数と比較する。
* 多人数戦においては、各対戦相手と比較する。あなたのライフがいずれか1人の対戦相手のライフよりも小さく、あなたのクリーチャーの総数が(それとは別の)いずれか1人の対戦相手よりも少ない場合、あなたは両方のボーナスを得る。
* 双頭巨人戦においては、あなたのチームのライフの総量を対戦相手のチームのライフの総量と比較する。その後、あなたがコントロールするクリーチャーの総数(チームメイトがコントロールするクリーチャーは無視)を、各対戦相手がコントロールするクリーチャーのそれぞれの総数と別々に比較する。
----
《ギデオン・ジュラ》
{3}{W}{W}
プレインズウォーカー ― ギデオン
6
[+2]: 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターン中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは可能ならギデオン・ジュラを攻撃する。
[-2]: タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[0]: ターン終了時まで、ギデオン・ジュラは6/6の人間・兵士・クリーチャーになる。それはプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、それが何に適用されるかを固定しない。なぜなら、この効果はある条件を満たす一定のクリーチャーにある効果を適用するものであり、それらのクリーチャーの特性を変えるものではないからである。その結果、対象となったプレイヤーの次のターンの攻撃クリーチャー指定ステップにそのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーは、可能なら《ギデオン・ジュラ》を攻撃しなければいけない。これには、その能力の解決後にそのプレイヤーのコントロール下になったクリーチャーや、すべての能力を失ったクリーチャーを含む。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力により、クリーチャーは可能なら彼を攻撃する。* 効果が適用されているプレイヤーの攻撃クリーチャー指定ステップ中、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーが、タップ状態である、呪文や能力によりそれが攻撃できない、そのターンの開始時から連続してそのプレイヤーのコントロール下にあったのでない(速攻も持っていない)場合、それは攻撃しない。クリーチャーの攻撃に伴ってコストが必要な場合、そのプレイヤーはコストの支払いを強制されない。したがって、この場合もクリーチャーは攻撃しなくてもよい。
* 効果を受けているプレイヤーのクリーチャーが《ギデオン・ジュラ》を攻撃できない場合(《ギデオン・ジュラ》が戦場にいなくなっている等)、そのプレイヤーはあなたやあなたの他のプレインズウォーカーを攻撃することができるし、何も攻撃しなくてもよい。
* 《ギデオン・ジュラ》の1つ目の能力は、効果を受けているプレイヤーの次のターンの各戦闘フェイズに適用される(効果を受けているプレイヤーの次の戦闘フェイズに限られない)。これは、そのターンに戦闘フェイズが無かったり(《無限の日時計》の効果等)、複数の戦闘フェイズがあったり(《連続突撃》等)する場合に意味を持つ。
* 《ギデオン・ジュラ》が3つ目の能力によりクリーチャーになった場合、それはクリーチャーが戦場に出たことにならない。《ギデオン・ジュラ》はすでに戦場に出ていて、タイプが変わっただけである。クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
* 《ギデオン・ジュラ》が一番近いあなたのターンの開始時からあなたのコントロール下にあり続けているのでないかぎり、彼では攻撃できず、(何らかの理由で得た){T}能力を使えない。このルールは、《ギデオン・ジュラ》トがいつからあなたのコントロール下にあったかのみをチェックする。いつからクリーチャーであったかではない。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力により、彼は人間・兵士のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーになる。彼はギデオンのプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーのままでもある。(何らかの理由で他のタイプやサブタイプを持つ場合、それも持ち続ける。) 各サブタイプは、対応するカードタイプでのみ関連を持つ。ギデオンはプレインズウォーカー・タイプでしかなく(クリーチャー・タイプではない)、人間と兵士はクリーチャー・タイプでしかない(プレインズウォーカー・タイプではない)。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に彼に軽減できないダメージが与えられた場合(《不安定な足場》等)、そのダメージはすべて適用される。つまり、そのダメージは《ギデオン・ジュラ》が負い(彼はクリーチャーである)、そのダメージによりその点数分の忠誠カウンターが彼から取り除かれる(彼はプレインズウォーカーである)。《ギデオン・ジュラ》が負っているダメージが致死ダメージである場合、彼は状況起因処理で破壊される。《ギデオン・ジュラ》の上に忠誠カウンターが置かれていない場合、彼は状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後にクリーチャーが彼のコピーとして戦場に出た場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。(《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力の効果はコピーされない。それは、例えば《巨大化》の効果がコピーされないのと同様である。) 両方のパーマネントがプレインズウォーカー・タイプがギデオンであるプレインズウォーカーなので、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
* 《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、その後に線上にすでにあったクリーチャーが彼のコピーとしなった場合、そのコピーは単なるプレインズウォーカーである。クリーチャーではない。そのコピー効果が適用された段階で元の《ギデオン・ジュラ》がまだ戦場にある場合、それぞれは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」による状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。その時点で元の《ギデオン・ジュラ》が戦場を離れている場合、コピーした側のパーマネントは忠誠カウンターが置かれていないことにより状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる(もちろん、何らかの奇妙な理由により、それの上に忠誠カウンターが置かれている場合は別である)。
* あなたが《ギデオン・ジュラ》の3つ目の能力を起動し、戦闘の前に対戦相手が彼のコントロールを得たとする。あなたはあなたのクリーチャーでその《ギデオン・ジュラ》を攻撃できる(それはプレインズウォーカーである)。その後、《ギデオン・ジュラ》はブロックできる(それはクリーチャーである)。彼が適正にブロックできる攻撃クリーチャーであれば、どのクリーチャーをブロックしてもよい。彼を攻撃しているものに限らない! 戦闘中、必要に応じて、彼は攻撃されているプレインズウォーカーであり、ブロックしているクリーチャーである。例えば、彼は自分がブロックしているクリーチャーに戦闘ダメージを与えるが、彼は自分を攻撃しているブロックされていないクリーチャーに戦闘ダメージを与えない。
----
《ギデオンの報復者》
{1}{W}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体タップ状態になるたび、ギデオンの報復者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
* 対戦相手のクリーチャーがタップ状態で戦場に出た場合、《ギデオンの報復者》の能力は誘発しない。
----
《炬火のチャンドラ》
{3}{R}
プレインズウォーカー ― チャンドラ
3
[+1]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炬火のチャンドラはそれに1点のダメージを与える。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
[-6]:クリーチャーやプレイヤーを最大6つまで対象とする。炬火のチャンドラはそれらにそれぞれ6点のダメージを与える。
* 《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力は、あなたが次にインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えたときにコピーを作る遅延誘発型能力を作成する。これは、その呪文が大賞を取るかどうかに関係ない。
* 遅延誘発型能力が解決されるとき、それは呪文のコピーを作成する。コピーをコントロールするのはあなたである。そのコピーはスタック上に作られる物であり、“唱えられる”ことはない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。その後、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後で、そのコピーは通常の呪文と同様に解決される。
* コピーは、あなたが新たな対象を選ばないかぎり、元とおなじものを対象としている。あなたはそのうちの望む数の対象を変更できる。全部でもいいし、まったく変えなくてもいい。対象のうち新たなものが適正に選べない場合、それは(現在の対象が不正であっても)変更されずに残る。
* 《炬火のチャンドラ》がコピーする元の呪文がモードを持つ(「一つを選ぶ ─」などが書かれている)場合、そのコピーは同じモードである。異なるモードは選べない。
* 《炬火のチャンドラ》がコピーする呪文が、唱えられたときに決定されるXを持っている場合(《魂の消耗》など)、そのコピーも同じXを持つ。
* あなたはコピーの追加コストを支払うことを選べない。ただし、元の呪文が追加コストを支払ったことによって効果を得ている場合、それと同じコストが払われているかのようにコピーされる。例えば、あなたが《炬火のチャンドラ》の2つ目の能力を起動した後に3/3のクリーチャーを生け贄に捧げて《投げ飛ばし》を唱えた場合、その《投げ飛ばし》のコピーも3点のダメージを与える。
* 《炬火のチャンドラ》の最後の能力起動する場合、あなたは最大6つまでのクリーチャーやプレイヤーを対象に選ぶ。ダメージは分割されず、《炬火のチャンドラ》はいずれの対象に対しても6点を超えるダメージを与えない。《炬火のチャンドラ》は、能力の解決時点で適正な各対象に6点のダメージを与える。
----
《崩れゆく巨像》
{5}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
7/4
トランプル (このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分なダメージを割り振る場合、あなたはそれの残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)
崩れゆく巨像が攻撃したとき、戦闘終了時にそれを生け贄に捧げる。
* 能力を解決する時点で他のプレイヤーが《崩れゆく巨像》をコントロールしていた場合、あなたはそれを生け贄に捧げられない。それは単に戦場に残る。
----
《幻影の像》
{1}{U}
クリーチャー ― イリュージョン
0/0
あなたは幻影の像を、それが他のタイプに加えてイリュージョンであり、「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」を得ることを除き、戦場に出ているいずれかのクリーチャーのコピーとして出してもよい。
* 《幻影の像》の能力は、選んだクリーチャーを対象に取らない。
* 《幻影の像》は、元のクリーチャーに印刷されているその物をコピーし、他はコピーしない(そのクリーチャーが他のクリーチャーをコピーしていたり、トークンだったりした場合を除く。後述)。それはそのクリーチャーがタップ状態かアンタップ状態か、それの上にカウンターが置かれているか、オーラがつけられているか、コピー効果でない効果によりパワーやタフネスやタイプや色等が変わっていたか等をコピーしない。
* 選ばれたクリーチャーのマナ・コストに{X}がある場合(《始原のハイドラ》等)、Xは0として扱う。
* 選ばれたクリーチャーが他の何かをコピーしている場合(例えば、選ばれたクリーチャーが他の《幻影の像》である等)、新たな《幻影の像》は選ばれたクリーチャーがコピーしているものとして戦場に出る。
* 選ばれたクリーチャーがトークンである場合、《幻影の像》はそのトークンを戦場に出した効果が規定する元の特性をコピーする。この場合の《幻影の像》はトークンではない。
* コピーされたクリーチャーが持っている戦場に出たときの能力は、《幻影の像》が戦場に出たときに誘発する。選ばれたクリーチャーの「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」や「[このクリーチャー]は[指定された状態]で戦場に出る」能力は、そのまま機能する。
* 何らかの理由で《幻影の像》と他のクリーチャーが同時に戦場に出る場合、《幻影の像》はそのクリーチャーのコピーになれない。選べるのはすでに戦場に出ているクリーチャーのみである。
* 何もコピーしないことを選んでもかまわない。その場合、《幻影の像》は0/0のイリュージョン・クリーチャーとして戦場に出るので、通常であればただちに墓地に置かれる。それは「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、それを生け贄に捧げる。」の能力を持たない。
----
《原始のタイタン》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― 巨人
6/6
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探してもよい。そうしたなら、それらを戦場にタップ状態で出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* あなたはあらゆる土地カードを探せる。基本土地カードに限られない。
----
《原初の狩人、ガラク》
{2}{G}{G}{G}
プレインズウォーカー ― ガラク
3
[+1]:緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-3]:あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。
[-6]:あなたがコントロールする土地1つにつき、緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
* 《原初の狩人、ガラク》の2つ目の能力において、あなたがコントロールするクリーチャーの中での最大のパワーは、能力の解決時に決定される。
* あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーが0以下である場合、あなたはカードを引かない。それによりカードを捨てることもない。
* 《原初の狩人、ガラク》の3つ目の能力において、戦場に出るワーム・トークンの数は、能力の解決時に決定する。
----
《業火のタイタン》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― 巨人
6/6
{R}:業火のタイタンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
業火のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーやプレイヤーを、1つまたは望む組み合わせで2つか3つ対象とする。業火のタイタンはそれらに、3点のダメージを好きなように分割して与える。
* ダメージの割り振りは、《業火のタイタン》の誘発型能力をスタックに置くときに宣言する。解決時ではない。それぞれの対象には、最低1点のダメージを割り振らなければいけない。(言い換えれば、この能力をスタック二億二際し、あなたは3点のダメージを1つの対象に与えるか、2点と1点のダメージを2つの対象にそれぞれ与えるか、1点のダメージを3つの各対象に与えるかを選ぶ。)
----
《護衛の誓約》
{1}{W}{W}
インスタント
あなたがコントロールする白のクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
* 《護衛の誓約》は、それの解決時にあなたがコントロールしている白のクリーチャーにしかボーナスを与えない。そのターンの後の時点で戦場に出たり、その時点では白でないがそのターンの後の時点で白になったりしたクリーチャーはボーナスを得ない。
* ボーナスを得た白のクリーチャーが、そのターンの後の時点で白で無くなった場合でも、それはターン終了時まで+2/+2の修整を受け続ける。
----
《氷の牢獄》
{1}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力は起動できない。
エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、氷の牢獄を破壊する。
* エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になった場合、《氷の牢獄》の能力が誘発し、スタック上でその呪文や能力の上に置かれる。《氷の牢獄》の能力(《氷の牢獄》を破壊する)は先に解決される。
----
《ゴブリンの手投げ弾》
{R}
ソーサリー
ゴブリンの手投げ弾を唱えるための追加コストとして、ゴブリンを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの手投げ弾はそれに5点のダメージを与える。
* プレイヤーは、《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられ、すべてのコストが支払われた後に対応ができる。《ゴブリンの手投げ弾》が唱えられるのを妨害するために、生け贄に捧げられたゴブリンを破壊しようとすることはできない。
* 《ゴブリンの手投げ弾》を唱える際ために生け贄に捧げるゴブリンは、クリーチャーである必要はない。例えば、あなたは《ボガートの悪ふざけ》(サブタイプがゴブリンである部族エンチャント)を生け贄に捧げることができる。
* 効果を増すために複数のゴブリンを生け贄に捧げることはできない。
----
《ゴブリンのトンネル掘り》
{1}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・ならず者
1/1
{T}:パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
* 対象となったクリーチャーのパワーは、それを対象にするときと能力の解決時の両方でチェックされる。この能力の解決後は、パワーが2よりも大きくなったとしても、そのクリーチャーはブロックされないままである。
* この能力は、対象となったクリーチャーに能力を与えない。それはゲームのルールに適用され、そのクリーチャーにのみ有効である何かを規定する。能力の解決後、そのクリーチャーは、すべての能力を失ったとしても、ターンの残りの間はブロックされない。
----
《ゴブリンの爆発投げ》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
2/2
{1}:コイン投げをする。あなたがそのコイン投げに勝った場合、ゴブリンの爆発投げはそれに2点のダメージを与える。あなたがそのコイン投げに負けた場合、ゴブリンの爆発投げは自身に2点のダメージを与える。
* 対象のクリーチャーやプレイヤーは能力の起動時に選ぶ。コイン投げは解決時まで行わない。プレイヤーはこの能力に対応できるが、コイン投げの結果を知ることはできない。
* 《ゴブリンの爆発投げ》の能力の解決時にプレイヤーやクリーチャーが対象として不適正である場合、それは打ち消され、その効果は全く発生しない。コイン投げは行われず、ダメージは与えられない。
----
《棍棒のトロール》
{2}{G}{G}
クリーチャー ― トロール
4/3
{G}:棍棒のトロールを再生する。(このターン、次にこのクリーチャーが破壊される場合、破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、それを戦闘から取り除く。)
* 《棍棒のトロール》の能力を起動すると、それに対して「再生の盾」が作られる。そのターン、次に《棍棒のトロール》が破壊される場合、その再生の盾が使用される。これは、《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられるか、接死を持つ発生源からのダメージが与えられるか、「破壊する」という効果を持つ呪文や能力の適用を受ける場合にのみ機能する。他の《棍棒のトロール》を墓地に置く効果(タフネスが0以下になる、生け贄に捧げる等)は破壊ではなく、再生ではそれは救えない。再生の盾が使われなかった場合、それはターンの終了時点で消える。
* 再生の盾を機能させるには、《棍棒のトロール》が破壊される前にそれを作っておかなければならない。通常これは、能力をブロック・クリーチャー指定ステップ中、あるいは《棍棒のトロール》を破壊する呪文や能力に対応して起動することを意味する。
* 《棍棒のトロール》に致死ダメージが与えられ、同時に接死を持つ発生源からダメージを与えられている場合、再生の盾1つでそれを救うことができる。
----
コメント