新たに導入されたメカニズム:融合を持つ分割カード

元のラヴニカブロックで大活躍した分割カードが、今回新たに融合という能力を獲得して帰ってくる。

すべての分割カードは、1枚のカードに2つのカード面を持つ。あなたはカードのどちらの半分をプレイするかを選択し、その側のマナ・コストを支払い、その側のみがスタックへに置かれることとなる。呪文がスタックに置かれている間は、あなたが唱えなかった側の特性は無視される。

融合はドラゴンの迷路の分割カードを手札から唱える際に第3のオプション――両半分のマナ・コストを支払うことで、カード全体を1つの呪文として唱える――を選択することを可能にする。

《有害》
{3}{B}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。
//
《不潔》
{2}{G}
ソーサリー
あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
//
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)

融合の公式ルールは以下の通り。

702.100.融合

702.100a 融合は、分割カード(ルール708「分割カード」を参照)のいくつかに見られる常在型能力で、融合を持つカードがプレイヤーの手札にある間に適用される。プレイヤー1人が自分の手札から融合を持つ分割カードを唱える場合、そのプレイヤーはその分割カードの両方の半分を唱えることを選択することができる。この選択は、融合を持つ分割カードをスタックに置く前に行われる。この結果発生する呪文は融合された分割呪文となる。

702.100b 融合された分割呪文は、2つの特性と1つの点数で見たマナ・コストを持つ。その呪文の点数で見たマナ・コストは、2つのマナ・コストの色を無視した総点数と同じである。

702.100c 融合された分割呪文の総コストは、両半分のマナ・コストを含む。(ルール601.2e 参照)

702.100d 融合された分割呪文の解決時に、その呪文のコントローラーは左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。

* 融合を持つ分割カードを自分の手札以外の領域から唱える場合、両方の半分を唱えることはできない。どちらかの半分を唱えることならできる。

* 融合された分割呪文を唱える場合、その両半分のマナ・コストを支払う。例えば、《有害+不潔》は{3}{B}と{2}{G}のマナコストを持っている。両半分を唱えるには、{5}{B}{G}を支払う。この呪文がスタックに置かれている間、これの点数で見たマナ・コストは7である。

* あなたは、可能ならば、融合された分割呪文の各半分の対象として同じオブジェクトを選んでもよい。例えば、もし分割カードの右半分と左半分の両方が「クリーチャー1体を対象とする」場合、あなたはそれらの単語の対象として、同じクリーチャーを選択することができる(別のクリーチャーを選択してもよい)。

* 複数の対象を取る融合された分割呪文は、複数を対象とする他の呪文と同様に解決される。呪文の解決時点で対象がすべて不適正であった場合、呪文は打ち消され、その効果は一切発生しない。その時点で少なくとも1つの対象が適正であった場合、呪文は解決するが、不適正な対象は行動を行起こしたり、それに対する行動を起こされたりすることはできない。

* 融合された分割呪文の解決時には、まず左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。

* スタック以外の領域では、分割カードは2つの特性と2つの点数で見たマナ・コストを持つ。もし何かがスタックにない分割カードの情報を参照する必要がある場合、それは2つの値を得る。例えば、プレイヤーが《ダスクマントルの予見者》(「あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失い、その後それを自分の手札に加える。」)により《有害+不潔》を公開した場合、ゲームではその点数で見たマナ・コストは4と3となる。つまり、そのプレイヤーは合計7点のライフを失うこととなる。

* スタックに置かれている場合、融合されていない分割呪文はその半分の特性と点数で見たマナ・コストを持つ。もう片方の半分は、存在しないものとして扱われる。

* 融合を持つ分割カードのなかには、それぞれの半分が別の色の単色であるカードもある。そのようなカードを融合された分割呪文として唱えた場合、唱えられた呪文は多色呪文である。片方の半分のみを唱えた場合、呪文はその唱えた半分の色である。スタックに置かれていない場合、そのカードは多色カードである。

* 融合を持つ分割カードのなかには、両半分が多色の色を持つカードもある。そのようなカードは、いずれかの半分を唱えても、両半分を唱えても、多色である。スタックに置かれていない場合でも、そのカードは多色カードである。

* プレイヤーがカード名を指定する場合、そのプレイヤーは分割カードのいずれかの半分の名前を指定することができるが、両方はできない。分割カードは、その2つの名前のうち1つが選ばれた名前と符合する場合、その選ばれた名前を持つ。これは最近導入されたルール変更である。

* あなたが融合を持つ分割カードを手札からそのマナ・コストを支払わずに唱えた場合、あなたは必要なマナ・コストを支払うことなくその融合の能力を使い、両半分を唱えることを選ぶことができる。
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