『基本セット2015』 リリースノート カード別注釈「は行」
2014年7月9日 TCG全般《発生器の召使い》
{1}{R}クリーチャー ― エレメンタル2/1
{T}, 発生器の召使いを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに{2}を加える。このマナがクリーチャー・呪文のために使用されたなら、そのクリーチャーはターン終了時まで速攻を得る。(そのクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり{T}したりできる。)
* そのマナが2つの異なるクリーチャー・呪文のために使用されたなら、それぞれの呪文(およびその結果として戦場に出るクリーチャー)はターン終了時まで速攻を得る。
* そのマナがクリーチャー・呪文の追加コストや代替コストに使用された場合でも、そのクリーチャーは依然として速攻を得る。
* たとえその呪文がクリーチャー・トークンを生成したとしても、インスタント・呪文やソーサリー・呪文はクリーチャー・呪文ではない。
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《爆炎の稲妻》
{5}{R}インスタント
クリーチャー1体を対象とする。爆炎の稲妻はそれに5点のダメージを与える。そのクリーチャーにつけられているすべての装備品を破壊する。
* 《爆炎の稲妻》は装備品がつけられているクリーチャーに限らず、どのクリーチャーでも対象にできる。クリーチャーに装備品がつけられていなくても、そのクリーチャーにダメージが与えられる。
* 対象としたクリーチャーが《爆炎の稲妻》の解決時点で不適正な対象になっていた場合、この能力は打ち消され、その効果は一切発生しない。装備品は破壊されない。
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《爆片破》
{1}{R}インスタント
爆片破を唱えるための追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。
* この呪文を唱えるためには、ちょうど1つのアーティファクトを生け贄に捧げる必要がある。アーティファクトを生け贄に捧げずにこの呪文を唱えることはできず、また追加してアーティファクトを生け贄に捧げることもできない。
* プレイヤーが対応できるのは、この呪文が唱え終わり、コストの支払いが終わった後である。生け贄に捧げられるアーティファクトをその前に破壊することでこの呪文を唱えられないようにすることはできない。
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《秀でた隊長》
{2}{W}クリーチャー ― キスキン・兵士2/2先制攻撃
秀でた隊長が攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある兵士・クリーチャー・カードを1枚、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出してもよい。
* 攻撃している状態で戦場に出す兵士が何を攻撃するかはあなたが選ぶ。攻撃先は《秀でた隊長》が攻撃しているのと同じプレイヤーまたはプレインズウォーカーでなくてもよい。
* 兵士・クリーチャー・カードは攻撃クリーチャーとして指定されていないため、「[このクリーチャー]が攻撃するたび」に誘発する能力は誘発しない。
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《否定の法典》
{2}{U}{U}インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたが青のクリーチャーをコントロールしているなら、カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
* あなたが青のクリーチャーをコントロールしているかのチェックは、能力が解決されるときにのみ行われる。そうであった場合、カードを引いて捨てるのは強制である。それをしないことは選択できない。
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《憑依された板金鎧》
{4}アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
{0}:憑依された板金鎧はターン終了時まで、装備品ではない4/4のスピリット・アーティファクト・クリーチャーになる。この能力は、あなたがクリーチャーをコントロールしていないときにのみ起動できる。
装備{4}
* このクリーチャー化能力を起動させるには、あなたがクリーチャーをコントロールしていないことが必要であるが、この能力に対応して何らかの方法によりあなたがクリーチャーのコントロールを得たとしても、その解決を妨げることはない。
* 別の《憑依された板金鎧》の1つめの能力を起動したことに対応して《憑依された板金鎧》の1つ目の能力を起動させ、ターン終了まで両方ともクリーチャーとすることも可能である。
* 装備品でない状態で《憑依された板金鎧》の装備能力を起動することは可能だが、その能力は何の効果を持たない。《憑依された板金鎧》はいずれのクリーチャーにもつかない。
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《氷河の壊し屋》
{4}{U}{U}クリーチャー ― エレメンタル5/5トランプル
氷河の壊し屋は、戦場に山がないかぎり攻撃できない。
* 誰が山をコントロールしているかは関係ない。
* 《氷河の壊し屋》が攻撃した後に、戦場に出ていた唯一の山が戦場から離れた場合にも、《氷河の壊し屋》は引き続き攻撃する。
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《ファイレクシアの破棄者》
{2}アーティファクト・クリーチャー ― ホラー2/1
ファイレクシアの破棄者が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ指定する。
選ばれた名前を持つ発生源の起動型能力は起動できない。
* 起動型能力は「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。いくつかのキーワードは起動型能力である。それらは注釈文にコロンを含む。選ばれた名前を持つ発生源の常在型能力および誘発型能力は影響を受けない。
* 《ファイレクシアの破棄者》の能力は選ばれた名前を持つ発生源に影響する。それがどの領域にいるかは関係ない。たとえば、《ラヴニカの魂》が選ばれた名前である場合、それをプレイヤーの墓地から追放する能力は起動できない。
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《不敬な遺品》
{1}アーティファクト
クリーチャー・カードが1枚いずれかの領域から対戦相手の墓地に置かれるたび、あなたは1点のライフを得る。
* トークン・クリーチャーが死亡しても、《不敬な遺品》の能力は誘発しない。
* あなたがコントロールしている対戦相手がオーナーのトークンでないクリーチャーが死亡した場合、《不敬な遺品》の能力は誘発する。
* 対戦相手のクリーチャーカードが墓地に置かれると同時に《不敬な遺品》があなたの墓地に置かれた場合、《不敬な遺品》の能力は誘発しない。
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《不動のアジャニ》
{3}{W}プレインズウォーカー ― アジャニ4
+1:クリーチャーを最大1体まで対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受けるとともに先制攻撃と警戒と絆魂を得る。
-2:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個、あなたがコントロールする他の各プレインズウォーカーの上に忠誠カウンターをそれぞれ1個置く。
-7:あなたは「発生源があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、そのダメージを1点を残してすべて軽減する。」を持つ紋章を得る。
* あなたは対象を取らずに1つ目の能力を起動できる。そうした場合、能力のコストを支払うために《不動のアジャニ》の上に忠誠度カウンターを1個置くだけである。
* あなたがコントロールするパーマネントがクリーチャーでもプレインズウォーカーでもある場合、《不動のアジャニ》の2つ目の能力はその上に+1/+1カウンターと忠誠度カウンターをそれぞれ1個置く。
* 紋章の能力は、あなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与える発生源をコントロールしているのが誰であるかを考慮しない。
* 攻撃クリーチャーはそれぞれが個別のダメージの発生源である。たとえば、2体の3/3のクリーチャーがあなたを攻撃し、そしてそれらがブロックされなかった場合、紋章は各クリーチャーから2点のダメージを軽減する。あなたには合計2点のダメージが与えられる。
* 複数の効果がダメージの与え方に影響を及ぼす場合、ダメージを受けるプレイヤー(またはダメージを受けるパーマネントのコントローラー)がそれらの効果の適用順を決める。たとえば、《双子神の指図》には「発生源がパーマネントまたはプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントまたはプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。」と書かれている。戦場に《双子神の指図》が出ていて、あなたが《不動のアジャニ》をコントロールしている状態で、あなたは3点のダメージを受けることとなったとする。この場合、(a)最初に1点を残したすべてのダメージを軽減してから《双子神の指図》の効果で残りの1点のダメージを2倍にして結果2点のダメージを受ける、または(b)最初にダメージを2倍の6点にし、その後に1点を残したすべてのダメージを軽減する、のいずれかをあなたは選ぶことができる。
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《腐敗喰いの蛆》
{4}{B}クリーチャー ― 昆虫3/5
腐敗喰いの蛆が戦場に出たとき、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたはそのクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
* 《腐敗喰いの蛆》の能力は強制である。あなたが墓地にクリーチャー・カードを持つ唯一のプレイヤーであった場合、あなたはそのうちの1体を対象とする必要がある。
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《ヘリオッドの巡礼者》
{2}{W}クリーチャー ― 人間・クレリック1/2
ヘリオッドの巡礼者が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからオーラ・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* 『テーロス』ブロックに登場する授与を持つクリーチャー・エンチャントは、あなたのライブラリーではオーラ・カードではない。《ヘリオッドの巡礼者》でそれを探すことはできない。
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《変身術士の戯れ》
{1}{U}{U}インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに基本のパワーとタフネスが1/1の青のカエルになる。
* 《変身術士の戯れ》が解決した後に戦場に出た、あるいは対象としたプレイヤーのコントロール下に入ったクリーチャーは影響を受けない。
* 各クリーチャーは他の色とクリーチャー・タイプをすべて失うが、他の持っていたカード・タイプ(アーティファクトなど)あるいは特殊タイプ(「伝説の」など)は引き続き持ち続ける。
* 《変身術士の戯れ》はそれまであった、そのクリーチャーの基本のパワーとタフネスを特定の値に設定するいかなる効果も上書きする。《変身術士の戯れ》が解決した後に適用されたパワーとタフネスを設定するあらゆる効果は、この効果を上書きする。
* 《変身術士の戯れ》はすでに誘発されたり起動された能力を打ち消すことはない。特に、クリーチャーの「あなたのアップキープの開始時に~」や「このクリーチャーが戦場に出たとき~」などと書かれた能力を止めるためにこれを唱える方法はない。
* 《変身術士の戯れ》の影響を受け、《変身術士の戯れ》の解決後に能力を獲得したクリーチャーは、その能力を持ち続ける。
* 《剛力化》の効果など、クリーチャーのパワーあるいはタフネスを変更する効果は、それがいつ効果を発揮し始めたかに関わらずそのクリーチャーに適用される。これは他のパワーあるいはタフネスを変更する効果を持つあらゆるカウンターやパワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* 『テーロス』ブロックのいずれかの神が《変身術士の戯れ》の影響を受けた場合、それは何の能力も持たない青の1/1の伝説のカエル・クリーチャー・エンチャントとなる。あなたのその色への信心が減少したなどの理由で、それがクリーチャーでなくなった場合、それは何の能力も持たない青の伝説のエンチャントとなる。継続的効果の働き方により、神のタイプ変更能力はその能力を取り除く効果が適用される前に適用される。
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《咆哮するプリマドックス》
{3}{G}クリーチャー ― ビースト4/4
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするクリーチャー1体をオーナーの手札に戻す。
* 《咆哮するプリマドックス》の能力は強制である。その解決時に《咆哮するプリマドックス》があなたがコントロールする唯一のクリーチャーであった場合、これをオーナーの手札に戻す必要がある。
* この能力はクリーチャーを対象としない。どれを戻すかは、能力の解決時にあなたが決定する。能力の解決が始まると、あなたの決定に対してプレイヤーが対応する事はできない。
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《放浪の吟遊詩人、イーサーン》
{2}{G}伝説のクリーチャー ― 人間・ならず者2/3
{2}{G}, {T}, 放浪の吟遊詩人、イーサーンの上に詩句カウンターを1個置く:あなたのライブラリーから、放浪の吟遊詩人、イーサーンの上に置かれている詩句カウンターの総数に等しい点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* 《放浪の吟遊詩人、イーサーン》がその能力の解決時に戦場にない場合、それが戦場を離れた時にその上に置かれていた詩句カウンターの数を用いて戦場に出すクリーチャー・カードを決定する。その数には、能力を起動する際に《放浪の吟遊詩人、イーサーン》の上に置いたカウンターも含まれる。
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《炎の円》
{1}{R}エンチャント
飛行を持たないクリーチャー1体があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカー1体を攻撃するたび、炎の円はそのクリーチャーに1点のダメージを与える。
* 《炎の円》の能力は、攻撃クリーチャー指定ステップで飛行を持たないクリーチャーが指定された場合のみ誘発する。飛行を持つクリーチャーがあなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃した後に飛行を失う、あるいは飛行を持たないクリーチャーがあなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃している状態で戦場に出された場合、その能力は誘発しない。
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{1}{R}クリーチャー ― エレメンタル2/1
{T}, 発生器の召使いを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに{2}を加える。このマナがクリーチャー・呪文のために使用されたなら、そのクリーチャーはターン終了時まで速攻を得る。(そのクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり{T}したりできる。)
* そのマナが2つの異なるクリーチャー・呪文のために使用されたなら、それぞれの呪文(およびその結果として戦場に出るクリーチャー)はターン終了時まで速攻を得る。
* そのマナがクリーチャー・呪文の追加コストや代替コストに使用された場合でも、そのクリーチャーは依然として速攻を得る。
* たとえその呪文がクリーチャー・トークンを生成したとしても、インスタント・呪文やソーサリー・呪文はクリーチャー・呪文ではない。
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《爆炎の稲妻》
{5}{R}インスタント
クリーチャー1体を対象とする。爆炎の稲妻はそれに5点のダメージを与える。そのクリーチャーにつけられているすべての装備品を破壊する。
* 《爆炎の稲妻》は装備品がつけられているクリーチャーに限らず、どのクリーチャーでも対象にできる。クリーチャーに装備品がつけられていなくても、そのクリーチャーにダメージが与えられる。
* 対象としたクリーチャーが《爆炎の稲妻》の解決時点で不適正な対象になっていた場合、この能力は打ち消され、その効果は一切発生しない。装備品は破壊されない。
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《爆片破》
{1}{R}インスタント
爆片破を唱えるための追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。
* この呪文を唱えるためには、ちょうど1つのアーティファクトを生け贄に捧げる必要がある。アーティファクトを生け贄に捧げずにこの呪文を唱えることはできず、また追加してアーティファクトを生け贄に捧げることもできない。
* プレイヤーが対応できるのは、この呪文が唱え終わり、コストの支払いが終わった後である。生け贄に捧げられるアーティファクトをその前に破壊することでこの呪文を唱えられないようにすることはできない。
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《秀でた隊長》
{2}{W}クリーチャー ― キスキン・兵士2/2先制攻撃
秀でた隊長が攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある兵士・クリーチャー・カードを1枚、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出してもよい。
* 攻撃している状態で戦場に出す兵士が何を攻撃するかはあなたが選ぶ。攻撃先は《秀でた隊長》が攻撃しているのと同じプレイヤーまたはプレインズウォーカーでなくてもよい。
* 兵士・クリーチャー・カードは攻撃クリーチャーとして指定されていないため、「[このクリーチャー]が攻撃するたび」に誘発する能力は誘発しない。
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《否定の法典》
{2}{U}{U}インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたが青のクリーチャーをコントロールしているなら、カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
* あなたが青のクリーチャーをコントロールしているかのチェックは、能力が解決されるときにのみ行われる。そうであった場合、カードを引いて捨てるのは強制である。それをしないことは選択できない。
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《憑依された板金鎧》
{4}アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
{0}:憑依された板金鎧はターン終了時まで、装備品ではない4/4のスピリット・アーティファクト・クリーチャーになる。この能力は、あなたがクリーチャーをコントロールしていないときにのみ起動できる。
装備{4}
* このクリーチャー化能力を起動させるには、あなたがクリーチャーをコントロールしていないことが必要であるが、この能力に対応して何らかの方法によりあなたがクリーチャーのコントロールを得たとしても、その解決を妨げることはない。
* 別の《憑依された板金鎧》の1つめの能力を起動したことに対応して《憑依された板金鎧》の1つ目の能力を起動させ、ターン終了まで両方ともクリーチャーとすることも可能である。
* 装備品でない状態で《憑依された板金鎧》の装備能力を起動することは可能だが、その能力は何の効果を持たない。《憑依された板金鎧》はいずれのクリーチャーにもつかない。
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《氷河の壊し屋》
{4}{U}{U}クリーチャー ― エレメンタル5/5トランプル
氷河の壊し屋は、戦場に山がないかぎり攻撃できない。
* 誰が山をコントロールしているかは関係ない。
* 《氷河の壊し屋》が攻撃した後に、戦場に出ていた唯一の山が戦場から離れた場合にも、《氷河の壊し屋》は引き続き攻撃する。
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《ファイレクシアの破棄者》
{2}アーティファクト・クリーチャー ― ホラー2/1
ファイレクシアの破棄者が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ指定する。
選ばれた名前を持つ発生源の起動型能力は起動できない。
* 起動型能力は「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。いくつかのキーワードは起動型能力である。それらは注釈文にコロンを含む。選ばれた名前を持つ発生源の常在型能力および誘発型能力は影響を受けない。
* 《ファイレクシアの破棄者》の能力は選ばれた名前を持つ発生源に影響する。それがどの領域にいるかは関係ない。たとえば、《ラヴニカの魂》が選ばれた名前である場合、それをプレイヤーの墓地から追放する能力は起動できない。
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《不敬な遺品》
{1}アーティファクト
クリーチャー・カードが1枚いずれかの領域から対戦相手の墓地に置かれるたび、あなたは1点のライフを得る。
* トークン・クリーチャーが死亡しても、《不敬な遺品》の能力は誘発しない。
* あなたがコントロールしている対戦相手がオーナーのトークンでないクリーチャーが死亡した場合、《不敬な遺品》の能力は誘発する。
* 対戦相手のクリーチャーカードが墓地に置かれると同時に《不敬な遺品》があなたの墓地に置かれた場合、《不敬な遺品》の能力は誘発しない。
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《不動のアジャニ》
{3}{W}プレインズウォーカー ― アジャニ4
+1:クリーチャーを最大1体まで対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受けるとともに先制攻撃と警戒と絆魂を得る。
-2:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個、あなたがコントロールする他の各プレインズウォーカーの上に忠誠カウンターをそれぞれ1個置く。
-7:あなたは「発生源があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、そのダメージを1点を残してすべて軽減する。」を持つ紋章を得る。
* あなたは対象を取らずに1つ目の能力を起動できる。そうした場合、能力のコストを支払うために《不動のアジャニ》の上に忠誠度カウンターを1個置くだけである。
* あなたがコントロールするパーマネントがクリーチャーでもプレインズウォーカーでもある場合、《不動のアジャニ》の2つ目の能力はその上に+1/+1カウンターと忠誠度カウンターをそれぞれ1個置く。
* 紋章の能力は、あなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与える発生源をコントロールしているのが誰であるかを考慮しない。
* 攻撃クリーチャーはそれぞれが個別のダメージの発生源である。たとえば、2体の3/3のクリーチャーがあなたを攻撃し、そしてそれらがブロックされなかった場合、紋章は各クリーチャーから2点のダメージを軽減する。あなたには合計2点のダメージが与えられる。
* 複数の効果がダメージの与え方に影響を及ぼす場合、ダメージを受けるプレイヤー(またはダメージを受けるパーマネントのコントローラー)がそれらの効果の適用順を決める。たとえば、《双子神の指図》には「発生源がパーマネントまたはプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントまたはプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。」と書かれている。戦場に《双子神の指図》が出ていて、あなたが《不動のアジャニ》をコントロールしている状態で、あなたは3点のダメージを受けることとなったとする。この場合、(a)最初に1点を残したすべてのダメージを軽減してから《双子神の指図》の効果で残りの1点のダメージを2倍にして結果2点のダメージを受ける、または(b)最初にダメージを2倍の6点にし、その後に1点を残したすべてのダメージを軽減する、のいずれかをあなたは選ぶことができる。
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《腐敗喰いの蛆》
{4}{B}クリーチャー ― 昆虫3/5
腐敗喰いの蛆が戦場に出たとき、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたはそのクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
* 《腐敗喰いの蛆》の能力は強制である。あなたが墓地にクリーチャー・カードを持つ唯一のプレイヤーであった場合、あなたはそのうちの1体を対象とする必要がある。
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《ヘリオッドの巡礼者》
{2}{W}クリーチャー ― 人間・クレリック1/2
ヘリオッドの巡礼者が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからオーラ・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* 『テーロス』ブロックに登場する授与を持つクリーチャー・エンチャントは、あなたのライブラリーではオーラ・カードではない。《ヘリオッドの巡礼者》でそれを探すことはできない。
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《変身術士の戯れ》
{1}{U}{U}インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに基本のパワーとタフネスが1/1の青のカエルになる。
* 《変身術士の戯れ》が解決した後に戦場に出た、あるいは対象としたプレイヤーのコントロール下に入ったクリーチャーは影響を受けない。
* 各クリーチャーは他の色とクリーチャー・タイプをすべて失うが、他の持っていたカード・タイプ(アーティファクトなど)あるいは特殊タイプ(「伝説の」など)は引き続き持ち続ける。
* 《変身術士の戯れ》はそれまであった、そのクリーチャーの基本のパワーとタフネスを特定の値に設定するいかなる効果も上書きする。《変身術士の戯れ》が解決した後に適用されたパワーとタフネスを設定するあらゆる効果は、この効果を上書きする。
* 《変身術士の戯れ》はすでに誘発されたり起動された能力を打ち消すことはない。特に、クリーチャーの「あなたのアップキープの開始時に~」や「このクリーチャーが戦場に出たとき~」などと書かれた能力を止めるためにこれを唱える方法はない。
* 《変身術士の戯れ》の影響を受け、《変身術士の戯れ》の解決後に能力を獲得したクリーチャーは、その能力を持ち続ける。
* 《剛力化》の効果など、クリーチャーのパワーあるいはタフネスを変更する効果は、それがいつ効果を発揮し始めたかに関わらずそのクリーチャーに適用される。これは他のパワーあるいはタフネスを変更する効果を持つあらゆるカウンターやパワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* 『テーロス』ブロックのいずれかの神が《変身術士の戯れ》の影響を受けた場合、それは何の能力も持たない青の1/1の伝説のカエル・クリーチャー・エンチャントとなる。あなたのその色への信心が減少したなどの理由で、それがクリーチャーでなくなった場合、それは何の能力も持たない青の伝説のエンチャントとなる。継続的効果の働き方により、神のタイプ変更能力はその能力を取り除く効果が適用される前に適用される。
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《咆哮するプリマドックス》
{3}{G}クリーチャー ― ビースト4/4
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするクリーチャー1体をオーナーの手札に戻す。
* 《咆哮するプリマドックス》の能力は強制である。その解決時に《咆哮するプリマドックス》があなたがコントロールする唯一のクリーチャーであった場合、これをオーナーの手札に戻す必要がある。
* この能力はクリーチャーを対象としない。どれを戻すかは、能力の解決時にあなたが決定する。能力の解決が始まると、あなたの決定に対してプレイヤーが対応する事はできない。
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《放浪の吟遊詩人、イーサーン》
{2}{G}伝説のクリーチャー ― 人間・ならず者2/3
{2}{G}, {T}, 放浪の吟遊詩人、イーサーンの上に詩句カウンターを1個置く:あなたのライブラリーから、放浪の吟遊詩人、イーサーンの上に置かれている詩句カウンターの総数に等しい点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
* 《放浪の吟遊詩人、イーサーン》がその能力の解決時に戦場にない場合、それが戦場を離れた時にその上に置かれていた詩句カウンターの数を用いて戦場に出すクリーチャー・カードを決定する。その数には、能力を起動する際に《放浪の吟遊詩人、イーサーン》の上に置いたカウンターも含まれる。
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《炎の円》
{1}{R}エンチャント
飛行を持たないクリーチャー1体があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカー1体を攻撃するたび、炎の円はそのクリーチャーに1点のダメージを与える。
* 《炎の円》の能力は、攻撃クリーチャー指定ステップで飛行を持たないクリーチャーが指定された場合のみ誘発する。飛行を持つクリーチャーがあなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃した後に飛行を失う、あるいは飛行を持たないクリーチャーがあなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃している状態で戦場に出された場合、その能力は誘発しない。
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