新メカニズム:現出(げんしゅつ)

現出メカニズムでは、忌まわしいエルドラージを、あなたの劣ったクリーチャーから湧き出すようにして、割安に召喚できる。

《老いたる深海鬼》
{8}
クリーチャー ― エルドラージ・タコ
5/6
瞬速
現出{5}{U}{U}(あなたはこの呪文を、クリーチャー1体を生け贄に捧げるとともに{X}だけ減らした現出コストを支払って唱えてもよい。Xはそのクリーチャーの点数で見たマナ・コストに等しい。)
あなたが老いたる深海鬼を唱えたとき、パーマネント最大4つを対象とし、それらをタップする。

現出の公式ルールは以下の通り。

702.118. 現出/Emerge

702.118a 現出は、現出を持つ呪文がスタック上にある間に作用する2つの常在型能力を表す。「現出[コスト]/Emerge [cost]」は、「あなたはこの呪文を、そのマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払うとともにクリーチャー1体を生け贄に捧げることで唱えてもよい。」と「あなたがこの呪文の現出コストを支払うことを選んだなら、その総コストは、生け贄に捧げたクリーチャーの点数で見たマナ・コストに等しい点数の不特定マナの分だけ減少する。」を意味する。カードの現出コストを支払うことは、rule 601.2bとrule 601.2f~601.2hの代替コストの支払いのルールに従う。

702.118b あなたは、あなたが呪文の現出コストの支払いを選ぶに際し、生け贄に捧げるクリーチャーを選ぶ(rule 601.2b参照)。あなたは、その総コストを支払うに際し、そのクリーチャーを生け贄に捧げる(rule 601.2h参照)。

* 現出を持つカードは無色であり、1色以上の色マナを含む現出コストを持つ。これらのカードは、現出コストを支払ったとしても依然として無色である。

* クリーチャーの点数で見たマナ・コストは、カードの右上に書かれているマナ・シンボルのみによって決まる(ただし、そのクリーチャーが両面カードの第2面である場合や、合体したパーマネントである場合や、他の何かをコピーしている場合を除く。詳しくは後述する)。マナ・コストに{X}が含まれていたなら、Xは0として扱う。右上にマナ・シンボルが記載されていない片面のカード(たとえば、クリーチャーになった土地)であったなら、その点数で見たマナ・コストは0である。クリーチャーを唱える際に支払った代替コストや追加コスト(キッカー・コストなど)は考慮しない。

* これにより現出コストの色マナの部分を減らすことはできない。

* あなたは、呪文をその現出コストで唱えるために、他のパーマネントのコピーでないトークン・クリーチャーのような、点数で見たマナ・コストが0であるクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。その場合は、あなたは単にコストが減っていない完全な現出コストを支払うことになる。

* あなたは、点数で見たマナ・コストが現出コストと同じかそれより多いようなクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたは現出コストの色マナの部分のみを支払うことになる。

* あなたがマナ・コストに{X}が含まれるクリーチャーを生け贄に捧げるなら、そのXは0として扱う。

* 両面カードの第2面の点数で見たマナ・コストは、第1面の点数で見たマナ・コストである。合体したパーマネントの点数で見たマナ・コストは、そのパーマネントの2つの第1面の点数で見たマナ・コストの合計である。両面カードの第2面のコピーであるか合体したパーマネントのコピーであるクリーチャーの点数で見たマナ・コストは0である。

* 現出を持つクリーチャー・呪文の点数で見たマナ・コストは、その現出コストを支払ったかどうかによって影響を受けない。たとえば、あなたが《老いたる深海鬼》を現出コストで唱え、点数で見たマナ・コストが3であるクリーチャーを生け贄に捧げたとしても、《老いたる深海鬼》の点数で見たマナ・コストは8のままである。

* 生け贄に捧げるクリーチャーは、あなたがマナ能力を起動するときまでは、依然として戦場にある。その能力は、呪文のコストに影響を及ぼしたり、起動してマナを生み出したりできる。しかし、それに呪文が唱えられたときに誘発する能力があっても、その能力が誘発するより先に生け贄に捧げられてしまう。

* あなたが現出を持つ呪文を唱え始めた後では、それを唱え終わるまで、どのプレイヤーも行動することはできない。特に、対戦相手が、あなたが生け贄に捧げようとしているクリーチャーを除去することはできない。
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