再録メカニズム:両面カード

両面カードの再登場も、探検というテーマを表すものである。クリーチャーの姿が変わる様子を描写するのではなく、このセットの10枚の両面カードは発見にまつわる道具や物語を表現している。一般的なカードのオモテ面とマジックのカードの裏面の代わりに、両面カードでは両側がオモテ面である。その各面を「第1面」「第2面」と呼ぶ。第1面は、左上にコンパスのシンボルが記されている。第2面は、左上に土地のシンボルが記されており、新しい「地図」の枠を採用している。これらのシンボルと枠は、第1面と第2面を区別すること以外にはゲームに影響を与えない。

《宝物の地図》
{2}アーティファクト
{1}, {T}:占術1を行う。宝物の地図の上に目印カウンターを1個置く。その後、これの上に目印カウンターが3個以上置かれていたなら、それらのカウンターを取り除き、宝物の地図を変身させ、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ無色の宝物・アーティファクト・トークンを3つ生成する。
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《宝物の入り江》
土地
(宝物の地図から変身する。)
{T}:あなたのマナ・プールに{C}を加える。
{T}, 宝物1つを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

両面カードのルールは、前回の『イニストラードを覆う影』ブロックでの登場時から変わっていない。

* 両面カードの各面は、それ自体の特性、つまり名前、タイプ、サブタイプ、能力などを持つ。両面カードが戦場にある間は、その時点で表になっている面の特性のみを考慮する。他の面の特性は無視する。

* 両面カードが戦場にない間は、第1面の特性のみを考慮する。たとえば、上に示したカードが墓地にある間は、それは《宝物の地図》の特性のみを持つ。それが墓地に置かれる前に、《宝物の入り江》として戦場にあったとしても、そうである。特に、これは《宝物の地図》が土地でないカードである、ということに注意。

* 両面カードの点数で見たマナ・コストは第1面の点数で見たマナ・コストである。これは、このカードが第2面を表にして戦場にある場合でもそうである。たとえば、《宝物の入り江》は、土地でありマナ・コストを持たないが、その点数で見たマナ・コストは2である。(このルールは、『イニストラードを覆う影』セットの発売時に導入された。)

* 『イクサラン』セットの各両面カードの第2面は、第1面の色にかかわらず無色である。

* 両面カードは、通常は第1面を表にして戦場に出る。呪文や能力がそれを「変身させた状態で戦場に出す」ように指示したなら、それは第2面を表にして戦場に出る。両面カードの第2面を唱えることはできない。
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ゲーム用物品:チェックリスト・カード

デッキの中にあるカードが、互いに区別できないことは重要である。両面カードでそれを実現するために、チェックリスト・カードを用いることができる。チェックリスト・カードは『イクサラン』ブースターパックに入っていることがある。チェックリスト・カードは、両面カードが非公開領域にあるときやその正体を隠すとき(たとえば裏向きに追放されて追放領域にあるとき)に、両面カードの代わりに使われる。チェックリスト・カードは使用してもしなくてもよい。しかしイベントでは、両面カードを使うプレイヤーはチェックリスト・カードか不透明スリーブ(またはその両方)を使用する必要がある。

* チェックリスト・カードで両面カードを示すときには、それが示す実際の両面カードを持っていなければならない。その両面カードはデッキおよびサイドボードの他のカードとは別に置いておくべきである。

* チェックリスト・カードは、両面カードを示すとき以外はデッキに入れてはならない。

* チェックリスト・カードを用いるときには、それが示す両面カードが何かわかるように、チェック欄のうち1か所のみにはっきりと印をつけなければならない。

* ゲームの間、チェックリスト・カードはそれが示す両面カードとして扱う。

* チェックリスト・カードが公開領域(戦場、墓地、スタック、追放領域)に(表向きで)置かれるなら、即座に実際の両面カードと置き換え、チェックリスト・カードを脇に置く。両面カードが非公開領域(手札やライブラリー)に置かれるなら、再びチェックリスト・カードを用いる。

* 両面カードが裏向きに追放されたり、裏向きで戦場に出たりするなら、裏向きのチェックリスト・カードか不透明スリーブ(またはその両方)を使用して正体を隠し続ける。
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