再録メカニズム
『マスターズ25th』セットのカードはすべて、以前に他のマジックのセットに含まれていたものである。このため、キーワードや他のメカニズムはみな再録である。これらのメカニズムには、最後に登場したとき以降にルールが変更されているものはない。
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サイクリングとタイプサイクリング
さまざまなセットに登場し、最近では『アモンケット』ブロックにも登場したサイクリングは、特定のカードを何か欲しいものに交換するメカニズムである。
《発掘》
{B}
ソーサリー
あなたの墓地から点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
サイクリング{2}({2}, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
タイプサイクリングは、さらに踏み込んだサイクリングの変種で、必要なカードをライブラリーから探すことができる。『マスターズ25th』セットに含まれているカードのうち5枚は、それぞれ基本土地タイプ1つに対応するタイプサイクリングの能力を持っている。これらのカードをサイクリングすると、カードを1枚引く代わりにそのタイプの土地を手に入れることができる。またそれとは別に、どの基本土地・カードでも探すことのできるカードも1枚含まれている。
《灰のやせ地》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{C}を加える。
基本土地サイクリング{1} ({1}, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。)
* サイクリングに関係するものはすべてタイプサイクリングにも関係する。タイプサイクリングはサイクリング能力であり、そのコストはサイクリング・コストである。
* サイクリングを持つカードの中には、あなたがそれをサイクリングしたときに誘発する能力を持つものがある。あなたがいずれかのカードをサイクリングするたびに誘発する能力を持つカードもある。これらの誘発型能力は、サイクリングの能力によってあなたがカードを引く前に解決される。
* カードをサイクリングすることにより誘発する誘発型能力も、サイクリング能力自身も、呪文ではない。呪文に関係する効果(たとえば、《取り消し》の効果)は影響しない。
* カードに、サイクリングすることにより誘発して対象を取る誘発型能力があった場合、その誘発型能力の適正な対象がなくても、そのカードをサイクリングできる。サイクリング能力とその誘発型能力は、別々な能力だからである。これはまた、いずれかの能力が打ち消された(たとえば《不許可》によって打ち消されたり、誘発型能力の対象が不適正な対象になったりした)としても、他方の能力は解決されることを意味する。
* 沼サイクリングでは、沼というサブタイプを持っていればどのカードでも見つけることができる。基本でない土地・カードでもよい。他の4つの基本土地タイプに対するタイプサイクリング能力でも同様である。ほとんどの基本でない土地は、色マナを生み出すとしても基本土地タイプを持たない。たとえば、《黄昏のぬかるみ》は沼でも森でもない。ただし《草むした墓》は、沼と森の両方である。
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変異と大変異
変異というキーワードはこれまでに数回、最近では『タルキール覇王譚』ブロックで登場した。パーマネントの正体を隠し、ここぞという時にそれを明かすというものである。
《スカークの猛士》
{1}{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン
2/1
スカークの猛士がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。あなたは「これはそれに2点のダメージを与える。」を選んでもよい。
変異{2}{R}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。)
変種の大変異は、あなたとクリーチャーの努力を称えて、カードを表向きにしたときに+1/+1カウンターを与えてくれる。
《アイノクの生き残り》
{1}{G}
クリーチャー ― 猟犬・シャーマン
2/1
大変異{1}{G}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの大変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
アイノクの生き残りが表向きになったとき、対戦相手がコントロールしているアーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
* 変異に関係するものはすべて大変異にも関係する。大変異は変異能力であり、そのコストは変異コストである。
* あなたは、変異能力により、{3}を支払ってカードを裏向きに唱えることができる。またあなたが優先権を持っているときならいつでも、その変異コストを支払って、あなたの裏向きのパーマネントを表向きにすることができる。
* 裏向きの呪文にはマナ・コストがなく、その点数で見たマナ・コストは0である。裏向きに呪文を唱えるときには、それを裏向きにスタックに置くので、他のプレイヤーはそのカードが何であるかわからない。その後、{3}を支払う。これは代替コストである。
* 呪文の解決時に、それはカード名もマナ・コストもクリーチャー・タイプも能力も持たない2/2クリーチャーとして戦場に出る。それは無色であり、その点数で見たマナ・コストは0である。そのクリーチャーに適用される他の効果によって、それにそれらの特性が与えられることはありうる。
* あなたはいつでも、自分がコントロールしている裏向きの呪文やパーマネントを見ることができる。効果によって見るように指示がないかぎり、あなたは自分がコントロールしていない裏向きの呪文やパーマネントを見ることはできない。
* あなたは自分に優先権があるときならいつでも、それの変異コストを公開してそのコストを支払うことで、裏向きのクリーチャーを表向きにすることができる。これは特別な処理である。これはスタックを使わないので、対応することはできない。これにより表向きにできるのは裏向きのパーマネントのみである。裏向きの呪文を表向きにすることはできない。
* 大変異を持つクリーチャーを大変異コストを支払って表向きにするなら、それが表向きになるに際して、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。これはスタックを使わない。
* 裏向きの大変異を持つクリーチャーが他の何らかの方法で表向きになった場合は、それの上に+1/+1カウンターを置かない。
* 裏向きのクリーチャーが能力を失ったなら、それは変異も(変異コストも)持たなくなるので、それを表向きにすることはできない。
* パーマネントは、それが表向きになる前も後も戦場にあるので、パーマネントを表向きにしても、何かが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
* 裏向きになったクリーチャーはカード名を持たず、他のクリーチャーと同じ名前を持つことはない。他の裏向きのクリーチャーとも同じ名前を持ってはいない。
* 表向きにしたり裏向きにしたりするときにパーマネントの特性が変化するが、それ以外の点では同じパーマネントである。そのパーマネントを対象としていた呪文や能力、またそのパーマネントにつけられていたオーラや装備品は、そのオブジェクトの新しい特性によって対象やつける先として不適正にならないかぎり、影響を受けない。
* パーマネントを表向きにしたり裏向きにしたりする際には、そのパーマネントがタップ状態であるかアンタップ状態であるかを変更しない。
* 裏向きの呪文がスタックを離れて戦場以外のいずれかの領域に置かれた場合(たとえば、打ち消された場合)には、あなたはそれを公開しなければならない。同様に、裏向きのパーマネントが戦場を離れた場合も、あなたはそれを公開しなければならない。あなたがゲームから除外されるか、ゲームが終了した場合には、あなたはあなたがコントロールしていたすべての裏向きの呪文やパーマネントを公開しなければならない。
* それぞれの裏向きの呪文やパーマネントは、互いに簡単に区別できるようしておかなければならない。他のプレイヤーを混乱させるために、戦場でそれらを表すカードを混ぜ合わせてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確でなければならない。これを行う一般的な方法には、マーカーやダイスを使用すること、単に戦場に出た順番通りに置いていくなどがある。
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プロテクション
プロテクションは過去のマジックのセットでは頻繁に登場していた能力である。プロテクションは4通りの方法でパーマネントを他のオブジェクトから守る。
《イーサンの影》
{3}{B}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― シェイド・騎士
5/5
プロテクション(白)
* パーマネントが「プロテクション(特定の色)」を持つなら、それは以下の4つのことを意味する。
1) その色の発生源からそのパーマネントに与えられるダメージは、すべて軽減される。
2) その色のオーラや装備品を、そのパーマネントにつけることはできない。
3) その色のクリーチャーでは、そのパーマネントをブロックできない。
4) その色の呪文や、その色の発生源の能力は、そのパーマネントを対象にできない。
* ここに示したイベント以外のものが、軽減されたり不適正になったりはしない。たとえば、プロテクション(白)を持つクリーチャーでも《アクローマの復讐》によって破壊され、プロテクション(黒)を持つクリーチャーでも《死神頭のノスリ》の効果によって-1/-1の修整を受け、プロテクション(赤)を持つクリーチャーでも《ゴブリン・ウォー・ドラム》によって威迫を得る。
* パーマネントがプロテクションを得ることによって、スタック上にある呪文や能力の対象が不適正になることがある。呪文や能力の解決時にすべての対象が不適正であれば、その呪文や能力は打ち消され、効果は一切発生しない。対象に関係のない効果も発生しない。少なくとも1つの対象が依然として適正であれば、その呪文や能力は残りの対象に関して可能なかぎり適用され、その他の効果も依然として生じる。
* カードの中には「色1色を選ぶ ~ プロテクション(その選ばれた色)」と書かれているものがある。あなたは、これにより「アーティファクト」や「無色」を選ぶことはできない。なぜなら、それらは色ではないからである。
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再生
そう簡単には諦めないクリーチャーもいる。再生はクリーチャーを破壊から救うキーワード処理である。
《幽霊船》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スピリット
2/4
飛行
{U}{U}{U}:幽霊船を再生する。
* あなたがパーマネントを再生するとは、あなたが後で使用するための置換効果の「盾」を生成することである。この効果は「このターン、次に[そのパーマネント]が破壊されるなら、代わりに、それが負っているダメージをすべて取り除き、それをタップする。それが攻撃クリーチャーかブロック・クリーチャーであるなら、それを戦闘から取り除く。」を意味する。
* すでにタップ状態のパーマネントも再生できる。
* 再生するパーマネントは、戦場を離れたり戦場に出たりしない。クリーチャーが死亡したときや戦場に出たときに誘発する能力は、クリーチャーを再生したときに誘発しない。
* パーマネントは、「破壊」という言葉を使う効果によって破壊される。クリーチャーは、致死ダメージを負うことによっても破壊される。パーマネントを生け贄に捧げることは破壊ではない。クリーチャーのタフネスが0になることも破壊ではない。
* 1つのパーマネントが同時に2つの方法で破壊されるなら、1つの再生の盾によって両方から保護される。これはたとえば、接死を持つクリーチャーが他のクリーチャーに、そのクリーチャーのタフネス以上の点数のダメージを与えると起きる。
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『マスターズ25th』セットのカードはすべて、以前に他のマジックのセットに含まれていたものである。このため、キーワードや他のメカニズムはみな再録である。これらのメカニズムには、最後に登場したとき以降にルールが変更されているものはない。
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サイクリングとタイプサイクリング
さまざまなセットに登場し、最近では『アモンケット』ブロックにも登場したサイクリングは、特定のカードを何か欲しいものに交換するメカニズムである。
《発掘》
{B}
ソーサリー
あなたの墓地から点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
サイクリング{2}({2}, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
タイプサイクリングは、さらに踏み込んだサイクリングの変種で、必要なカードをライブラリーから探すことができる。『マスターズ25th』セットに含まれているカードのうち5枚は、それぞれ基本土地タイプ1つに対応するタイプサイクリングの能力を持っている。これらのカードをサイクリングすると、カードを1枚引く代わりにそのタイプの土地を手に入れることができる。またそれとは別に、どの基本土地・カードでも探すことのできるカードも1枚含まれている。
《灰のやせ地》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{C}を加える。
基本土地サイクリング{1} ({1}, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。)
* サイクリングに関係するものはすべてタイプサイクリングにも関係する。タイプサイクリングはサイクリング能力であり、そのコストはサイクリング・コストである。
* サイクリングを持つカードの中には、あなたがそれをサイクリングしたときに誘発する能力を持つものがある。あなたがいずれかのカードをサイクリングするたびに誘発する能力を持つカードもある。これらの誘発型能力は、サイクリングの能力によってあなたがカードを引く前に解決される。
* カードをサイクリングすることにより誘発する誘発型能力も、サイクリング能力自身も、呪文ではない。呪文に関係する効果(たとえば、《取り消し》の効果)は影響しない。
* カードに、サイクリングすることにより誘発して対象を取る誘発型能力があった場合、その誘発型能力の適正な対象がなくても、そのカードをサイクリングできる。サイクリング能力とその誘発型能力は、別々な能力だからである。これはまた、いずれかの能力が打ち消された(たとえば《不許可》によって打ち消されたり、誘発型能力の対象が不適正な対象になったりした)としても、他方の能力は解決されることを意味する。
* 沼サイクリングでは、沼というサブタイプを持っていればどのカードでも見つけることができる。基本でない土地・カードでもよい。他の4つの基本土地タイプに対するタイプサイクリング能力でも同様である。ほとんどの基本でない土地は、色マナを生み出すとしても基本土地タイプを持たない。たとえば、《黄昏のぬかるみ》は沼でも森でもない。ただし《草むした墓》は、沼と森の両方である。
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変異と大変異
変異というキーワードはこれまでに数回、最近では『タルキール覇王譚』ブロックで登場した。パーマネントの正体を隠し、ここぞという時にそれを明かすというものである。
《スカークの猛士》
{1}{R}{R}
クリーチャー ― ゴブリン
2/1
スカークの猛士がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。あなたは「これはそれに2点のダメージを与える。」を選んでもよい。
変異{2}{R}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。)
変種の大変異は、あなたとクリーチャーの努力を称えて、カードを表向きにしたときに+1/+1カウンターを与えてくれる。
《アイノクの生き残り》
{1}{G}
クリーチャー ― 猟犬・シャーマン
2/1
大変異{1}{G}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの大変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
アイノクの生き残りが表向きになったとき、対戦相手がコントロールしているアーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
* 変異に関係するものはすべて大変異にも関係する。大変異は変異能力であり、そのコストは変異コストである。
* あなたは、変異能力により、{3}を支払ってカードを裏向きに唱えることができる。またあなたが優先権を持っているときならいつでも、その変異コストを支払って、あなたの裏向きのパーマネントを表向きにすることができる。
* 裏向きの呪文にはマナ・コストがなく、その点数で見たマナ・コストは0である。裏向きに呪文を唱えるときには、それを裏向きにスタックに置くので、他のプレイヤーはそのカードが何であるかわからない。その後、{3}を支払う。これは代替コストである。
* 呪文の解決時に、それはカード名もマナ・コストもクリーチャー・タイプも能力も持たない2/2クリーチャーとして戦場に出る。それは無色であり、その点数で見たマナ・コストは0である。そのクリーチャーに適用される他の効果によって、それにそれらの特性が与えられることはありうる。
* あなたはいつでも、自分がコントロールしている裏向きの呪文やパーマネントを見ることができる。効果によって見るように指示がないかぎり、あなたは自分がコントロールしていない裏向きの呪文やパーマネントを見ることはできない。
* あなたは自分に優先権があるときならいつでも、それの変異コストを公開してそのコストを支払うことで、裏向きのクリーチャーを表向きにすることができる。これは特別な処理である。これはスタックを使わないので、対応することはできない。これにより表向きにできるのは裏向きのパーマネントのみである。裏向きの呪文を表向きにすることはできない。
* 大変異を持つクリーチャーを大変異コストを支払って表向きにするなら、それが表向きになるに際して、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。これはスタックを使わない。
* 裏向きの大変異を持つクリーチャーが他の何らかの方法で表向きになった場合は、それの上に+1/+1カウンターを置かない。
* 裏向きのクリーチャーが能力を失ったなら、それは変異も(変異コストも)持たなくなるので、それを表向きにすることはできない。
* パーマネントは、それが表向きになる前も後も戦場にあるので、パーマネントを表向きにしても、何かが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
* 裏向きになったクリーチャーはカード名を持たず、他のクリーチャーと同じ名前を持つことはない。他の裏向きのクリーチャーとも同じ名前を持ってはいない。
* 表向きにしたり裏向きにしたりするときにパーマネントの特性が変化するが、それ以外の点では同じパーマネントである。そのパーマネントを対象としていた呪文や能力、またそのパーマネントにつけられていたオーラや装備品は、そのオブジェクトの新しい特性によって対象やつける先として不適正にならないかぎり、影響を受けない。
* パーマネントを表向きにしたり裏向きにしたりする際には、そのパーマネントがタップ状態であるかアンタップ状態であるかを変更しない。
* 裏向きの呪文がスタックを離れて戦場以外のいずれかの領域に置かれた場合(たとえば、打ち消された場合)には、あなたはそれを公開しなければならない。同様に、裏向きのパーマネントが戦場を離れた場合も、あなたはそれを公開しなければならない。あなたがゲームから除外されるか、ゲームが終了した場合には、あなたはあなたがコントロールしていたすべての裏向きの呪文やパーマネントを公開しなければならない。
* それぞれの裏向きの呪文やパーマネントは、互いに簡単に区別できるようしておかなければならない。他のプレイヤーを混乱させるために、戦場でそれらを表すカードを混ぜ合わせてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確でなければならない。これを行う一般的な方法には、マーカーやダイスを使用すること、単に戦場に出た順番通りに置いていくなどがある。
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プロテクション
プロテクションは過去のマジックのセットでは頻繁に登場していた能力である。プロテクションは4通りの方法でパーマネントを他のオブジェクトから守る。
《イーサンの影》
{3}{B}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― シェイド・騎士
5/5
プロテクション(白)
* パーマネントが「プロテクション(特定の色)」を持つなら、それは以下の4つのことを意味する。
1) その色の発生源からそのパーマネントに与えられるダメージは、すべて軽減される。
2) その色のオーラや装備品を、そのパーマネントにつけることはできない。
3) その色のクリーチャーでは、そのパーマネントをブロックできない。
4) その色の呪文や、その色の発生源の能力は、そのパーマネントを対象にできない。
* ここに示したイベント以外のものが、軽減されたり不適正になったりはしない。たとえば、プロテクション(白)を持つクリーチャーでも《アクローマの復讐》によって破壊され、プロテクション(黒)を持つクリーチャーでも《死神頭のノスリ》の効果によって-1/-1の修整を受け、プロテクション(赤)を持つクリーチャーでも《ゴブリン・ウォー・ドラム》によって威迫を得る。
* パーマネントがプロテクションを得ることによって、スタック上にある呪文や能力の対象が不適正になることがある。呪文や能力の解決時にすべての対象が不適正であれば、その呪文や能力は打ち消され、効果は一切発生しない。対象に関係のない効果も発生しない。少なくとも1つの対象が依然として適正であれば、その呪文や能力は残りの対象に関して可能なかぎり適用され、その他の効果も依然として生じる。
* カードの中には「色1色を選ぶ ~ プロテクション(その選ばれた色)」と書かれているものがある。あなたは、これにより「アーティファクト」や「無色」を選ぶことはできない。なぜなら、それらは色ではないからである。
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再生
そう簡単には諦めないクリーチャーもいる。再生はクリーチャーを破壊から救うキーワード処理である。
《幽霊船》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スピリット
2/4
飛行
{U}{U}{U}:幽霊船を再生する。
* あなたがパーマネントを再生するとは、あなたが後で使用するための置換効果の「盾」を生成することである。この効果は「このターン、次に[そのパーマネント]が破壊されるなら、代わりに、それが負っているダメージをすべて取り除き、それをタップする。それが攻撃クリーチャーかブロック・クリーチャーであるなら、それを戦闘から取り除く。」を意味する。
* すでにタップ状態のパーマネントも再生できる。
* 再生するパーマネントは、戦場を離れたり戦場に出たりしない。クリーチャーが死亡したときや戦場に出たときに誘発する能力は、クリーチャーを再生したときに誘発しない。
* パーマネントは、「破壊」という言葉を使う効果によって破壊される。クリーチャーは、致死ダメージを負うことによっても破壊される。パーマネントを生け贄に捧げることは破壊ではない。クリーチャーのタフネスが0になることも破壊ではない。
* 1つのパーマネントが同時に2つの方法で破壊されるなら、1つの再生の盾によって両方から保護される。これはたとえば、接死を持つクリーチャーが他のクリーチャーに、そのクリーチャーのタフネス以上の点数のダメージを与えると起きる。
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