『基本セット2019』リリースノートカード別注釈「さ行」
2018年7月5日 リリースノート《逆毛の猪》
{3}{G}
クリーチャー ― 猪
4/3
逆毛の猪は、2体以上のクリーチャーによってはブロックされない。
* 《逆毛の猪》が威迫を得たなら、これは決してブロックされない。
《策略の龍、アルカデス》
{1}{G}{W}{U}
伝説のクリーチャー ― エルダー・ドラゴン
3/5
飛行、警戒
防衛を持つクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。
あなたがコントロールしていて防衛を持つ各クリーチャーはそれぞれ、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振り、防衛を持たないかのように攻撃できる。
* 《策略の龍、アルカデス》の最後の能力によって、クリーチャーのパワーが変わるわけではない。クリーチャーが割り振る戦闘ダメージの点数が変わるのみである。パワーやタフネスを見る他のルールや効果は、それらの実際の値を用いる。たとえば、《狂気の一咬み》によってクリーチャーが自身のタフネスに等しいダメージを与えるわけではない。
* 《策略の龍、アルカデス》が、防衛を持つクリーチャーが攻撃した後で戦場を離れた場合、そのクリーチャーは攻撃クリーチャーであり続けるが、パワーに等しい点数のダメージを与えることになる。
《サテュロスの結界師》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― サテュロス・ドルイド
2/2
あなたがエンチャント・呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
* 《サテュロスの結界師》の誘発型能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
《サルカンの封印破り》
{3}{R}
エンチャント
あなたが、パワーが4か5か6であるクリーチャー・呪文を唱えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。サルカンの封印破りはそれに4点のダメージを与える。
あなたが、パワーが7以上であるクリーチャー・呪文を唱えるたび、サルカンの封印破りは各対戦相手と対戦相手がコントロールしている各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ4点のダメージを与える。
* あなたが、+1/+1カウンターがいくつか置かれた状態で戦場に出るクリーチャー・呪文(たとえば、《飢餓ハイドラ》)を唱えるなら、《サルカンの封印破り》のいずれかの能力が誘発するどうかを判定するときには、それらのカウンターは考慮しない。同様に、戦場に出た後でクリーチャーのパワーを増やす効果も適用しない。
* 《サルカンの封印破り》の各誘発型能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
* クリーチャー・カードのパワーが「*」という形で書かれていて、能力がそのパワーを決める場合には、そのクリーチャー・呪文がスタック上にある間にその能力が適用される。《サルカンの封印破り》は、その呪文のコストの支払いが終わった際にのみそれのパワーを見る。あなたが呪文を唱え始めたときや、この誘発型能力の解決時の、その呪文のパワーは関係ない。
* 双頭巨人戦では、《サルカンの封印破り》の最後の能力により、対戦相手チームは8点のライフを失う。
《サルカンの竜火》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{3}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。サルカンの竜火はそれに3点のダメージを与える。
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。あなたはその中から赤のカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
* 《サルカンの竜火》の解決時に選んだ対象が不適正な対象になっていたなら、この呪文は解決されない。あなたは、あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見ることはない。
《惨劇の悪魔》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― デーモン
6/6
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
飛行、トランプル
* 《惨劇の悪魔》を唱えるためには、ちょうど1体のクリーチャーを生け贄に捧げる必要がある。クリーチャーを生け贄に捧げずにこの呪文を唱えることはできず、追加のクリーチャーを生け贄に捧げることもできない。
* プレイヤーが対応できるのは、《惨劇の悪魔》を唱え終わり、コストの支払いが終わった後である。生け贄に捧げられるクリーチャーをその前に破壊することでこの呪文を唱えられないようにすることはできない。
《残酷な機械技師、テゼレット》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{4}{U}{U}
伝説のプレインズウォーカー ― テゼレット
4
+1:カードを1枚引く。
0:あなたがコントロールしているアーティファクト1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはそれの他のタイプに加えて5/5のクリーチャーになる。
-7:あなたの手札から望む枚数のカードを裏向きの状態で戦場に出す。それらは5/5の
アーティファクト・クリーチャーである。
* 《残酷な機械技師、テゼレット》の2つ目の能力は対象としたアーティファクトが持っているいかなる能力も取り除かない。
* そのアーティファクトは、あなたのターンが開始する直前にクリーチャーでなくなる。それはあなたのアンタップ・ステップ中はクリーチャーでないアーティファクトである。
* そのアーティファクトは、それが持っているタイプやサブタイプや特殊タイプを引き続き持ち続ける。特に、装備品がアーティファクト・クリーチャーになったなら、それを別のクリーチャーにつけることはできない。それがクリーチャーにつけられていた場合、それは外れる。
* そのアーティファクトがすでにクリーチャーであった場合、それの基本のパワーとタフネスはそれぞれ5になる。これは、そのクリーチャーの基本のパワーとタフネスを特定の値に設定するそれ以前の効果すべてを上書きする。《残酷な機械技師、テゼレット》の能力の解決後に適用され始める、パワーやタフネスを特定の値に設定する効果は、この効果を上書きする。
* クリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果(たとえば、《剛力化》や+1/+1カウンターなどにより生成される効果)は、それがいつ効果を発揮し始めたかに関係なく、そのクリーチャーに適用される。これは、パワーやタフネスを修整するカウンターや、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* この結果としてなったアーティファクト・クリーチャーは、あなたのターンの開始時から続けてあなたのコントロール下にあるなら、そのターンに攻撃できる。それがいつからクリーチャーであったのかには関係ない。それがいつから戦場にあったのかのみが考慮される。
* 《残酷な機械技師、テゼレット》の3つ目の能力によって戦場に出るカードは、5/5のアーティファクト・クリーチャーとして戦場に出る。それら自身の特性を持って戦場に出てから5/5になるわけではない。
* 両面カード(たとえば、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》)が裏向きの状態で戦場に出るなら、そうする際にあなたはそれを公開しない。その第2面の特性は適用されない。
* あなたは自分がコントロールしている裏向きのパーマネントをいつでも見ることができる。
* あなたがコントロールしている裏向きのパーマネントが戦場を離れた場合、あなたはそれをプレイヤー全員に公開しなければならない。
* 裏向きのクリーチャーのコピーとしてクリーチャーが戦場に出る場合や、裏向きのクリーチャーのコピーとしてトークンが生成される場合は、そのコピーはその裏向きのクリーチャー(この場合、他の特性を持たない5/5のアーティファクト・クリーチャー)と同じ特性を持つ。ただしそのコピーは表向きである。
* 『基本セット2019』には、これらのカードを表向きにできるカードは含まれていない。このセットに含まれていないカードによる効果がこれらのカードを表向きにするなら、それを5/5のアーティファクト・クリーチャーにしていた効果は終了する。そのような効果がインスタントかソーサリーであるカードを表向きにしようとするなら、そのカードを公開し、それは裏向きのままになる。その場合には、それは5/5のアーティファクト・クリーチャーのままになる。
* 裏向きのクリーチャーが戦場を離れた後に、何らかの効果(たとえば、『ドミナリア』の《テフェリーの誓い》)がそれを戦場に戻そうとするなら、その効果はそのカードを表向きで戦場に戻す。これによりそれがインスタントかソーサリーであるカードを戦場に出そうとするなら、代わりにそのカードは現在の領域に残る。
《死が触れぬ者、リリアナ》
{2}{B}{B}
伝説のプレインズウォーカー ― リリアナ
4
+1:あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚あなたの墓地に置く。そのうち少なくとも1枚がゾンビ・カードであるなら、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
-2:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールしているゾンビの総数に等しい。
-3:このターン、あなたはあなたの墓地からゾンビ・カードを唱えてもよい。
* Xの値は《死が触れぬ者、リリアナ》の2つ目の能力の解決時にのみ決定する。後になってあなたがコントロールしているゾンビの総数が変わっても、対象としたクリーチャーのパワーとタフネスは変わらない。
* 《死が触れぬ者、リリアナ》の3つ目の能力が解決された後で、あなたがあなたの墓地からゾンビ・カードを唱えるときにも、そのカードを唱えることに関する通常のルールに従う。コストを支払わなければならないし、該当するタイミングのルールを守らなければならない。
* 《死が触れぬ者、リリアナ》の3つ目の能力が解決された後そのターン中は、あなたの墓地にあるゾンビ・カードであればどれでも唱えてよい。そのターン、後になって墓地に置かれたゾンビ・カードでもよい。
* 双頭巨人戦では、《死が触れぬ者、リリアナ》の1つ目の能力により、対戦相手チームは4点のライフを失い、あなたは2点のライフを得ることになる。
《至高の幻影》
{1}{U}
クリーチャー ― スピリット
1/3
飛行
あなたがコントロールしている他のスピリットは+1/+1の修整を受ける。
* ダメージはターンの終わりに取り除かれるまでクリーチャーが負ったままなので、そのターン中に《至高の幻影》が戦場を離れたなら、あなたがコントロールしている他のスピリットに与えられた致死でないダメージが致死ダメージになることがある。
《屍術師、リリアナ》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{3}{B}{B}
伝説のプレインズウォーカー ― リリアナ
4
+1:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
-1:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
-7:クリーチャー最大2体を対象とし、それらを破壊する。墓地からクリーチャー・カード最大2枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。
* 《屍術師、リリアナ》の最後の能力であなたが戦場に戻すクリーチャーは、対象としたクリーチャーが破壊された後に選ぶ。あなたが戦場に戻すクリーチャー・カード最大2枚を選んでから、そのカードが戦場に戻されるまでの間は、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。これにより破壊されたカードも、戦場に戻すカードとして選ぶことができる。
* 対象としたクリーチャーが破壊されることにより誘発する能力があれば、それらの誘発型能力は、あなたが墓地からクリーチャー・カードを戦場に出した後までスタックに置かれない。
* 《屍術師、リリアナ》の最後の能力は、対象とするクリーチャーを選ばずに起動してもよい。その場合、あなたはただ墓地からクリーチャー・カード最大2枚を戦場に出す。ただし、あなたが対象を選び、この能力の解決時までに対象としたクリーチャーがすべて不適正な対象になっていたなら、この能力は解決されず、あなたはカードを戦場に出さない。
* 多人数戦では、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されるなら、あなたがコントロールしていて、《屍術師、リリアナ》の3つ目の能力によって他のプレイヤーの墓地から戦場に出されたパーマネントは追放される。
《市長の笏》
{3}
アーティファクト
{4}, {T}:市長の笏の上に蓄積カウンターを1個置く。
{T}, 市長の笏の上から蓄積カウンターを3個取り除く:このターンに続いて追加の1ターンを行う。
* このターンに続いて追加のターンを複数行う場合(たとえば、2人以上のプレイヤーがそれぞれ自分の《市長の笏》の最後の能力を起動した場合)は、一番最近に生成されたターンを最初に行う。
《死の円舞曲》
{1}{B}
ソーサリー
あなたの墓地からクリーチャー・カード最大2枚を対象とし、それらをあなたの手札に戻し、その後カード1枚を捨てる。
* あなたの手札に他のカードがないなら、あなたの手札に戻したクリーチャー・カードのうち1枚を捨てなければならなくなる。
* あなたは《死の円舞曲》を、クリーチャー・カード0枚か1枚を対象として唱えてもよい。あなたがクリーチャー・カードを対象としなくても、あなたはカード1枚を捨てる。
《死の男爵》
{1}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ウィザード
2/2
あなたがコントロールしているスケルトンとあなたがコントロールしている他のゾンビは+1/+1の修整を受け、接死を持つ。
* スケルトンでありゾンビでもあるクリーチャーは、この修整を1回のみ受ける。
* 普通は《死の男爵》は自身に影響を与えない。しかし、あなたが何らかの方法でこれをスケルトンにできたなら、これはこれ自身に+1/+1の修整と接死を与えることになる。
* ダメージはターンの終わりに取り除かれるまでクリーチャーが負ったままなので、そのターン中に《死の男爵》が戦場を離れたなら、あなたがコントロールしている他のスケルトンやゾンビに与えられた致死でないダメージが致死ダメージになることがある。
《消耗した全能》
{3}{B}{B}
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分のライフの半分を失い、自分の手札にあるカードの半数を捨て、その後自分がコントロールしているクリーチャーの半数を生け贄に捧げる。それぞれの端数は切り上げる。
* 端数を切り上げるのは失う数である。残す数ではない。たとえば、プレイヤーのライフが5点で、手札にカードが5枚あり、クリーチャーを5体持っていたなら、そのプレイヤーは3点のライフを失い、カード3枚を捨て、クリーチャー3体を生け贄に捧げる。
* 記載されている順に指示に従うので、プレイヤーが生け贄に捧げる予定のクリーチャーの能力によって、失うライフの点数や捨てるカードの枚数や生け贄に捧げるクリーチャーの数が変更されたり、またそれの能力がライフを失うことやカードを捨てることやクリーチャーを生け贄に捧げることによって誘発したりすることがある。これにより誘発した能力は、《消耗した全能》の解決が終わった後に解決される。
* 《消耗した全能》の解決時に、まず各プレイヤーは同時に適切な点数のライフを失う。次に、現在のターンを進行しているプレイヤーが手札にある適切な枚数のカードを公開することなく選び、その後他の各プレイヤーがターン順にそれぞれ同様に選び、その後それらのカードはすべて同時に捨てられる。その後、現在のターンを進行しているプレイヤーが自分がコントロールしているクリーチャーのうち適切な数を選ぶ。他の各プレイヤーもターン順にそれぞれ同様に選ぶが、このときそれ以前に選んだプレイヤーの選択を知っていることになる。最後に、それらの選ばれたクリーチャーは同時に生け贄に捧げられる。
* 双頭巨人戦では、《消耗した全能》によって、各プレイヤーがそれぞれ自分のチームのライフの端数を切り上げた半分を失う。この結果、ライフ総量が偶数だったチームのライフは0点になり、ライフ総量が奇数だったチームのライフは-1点になる。その後、そのゲームは引き分けになる。
《神聖の発動》
{2}{W}
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。あなたは4点のライフを得る。
* 《神聖の発動》の解決時までに対象としたアーティファクトかエンチャントが不適正な対象になっていたなら、この呪文は解決されない。あなたはライフを得ない。
《新米騎士》
{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/3
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)
新米騎士がエンチャントされているか装備しているかぎり、これは防衛を持たないかのように攻撃できる。
* 《新米騎士》が攻撃した後では、それがエンチャントされていない状態になったり、装備していない状態になったりしたとしても、それが戦闘から取り除かれることはない。
《心理共生体》
{4}{U}{B}
クリーチャー ― ナイトメア・ホラー
3/3
飛行
心理共生体が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカード1枚を捨て、あなたはカードを1枚引く。
* 《心理共生体》の最後の能力は手札にカードがない対戦相手も対象にできる。対戦相手がカードを捨てなかったとしても、あなたはカードを1枚引く。
《心理腐食》
{2}{U}
エンチャント
あなたがカードを1枚引くたび、各対戦相手はそれぞれ自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。
* 何らかの呪文や能力によって、「引く」という言葉を使わずにあなたの手札にカードが加えられた場合、《心理腐食》の能力は誘発しない。
《地盤の裂け目》
{3}{R}
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。このターン、飛行を持たないクリーチャーではブロックできない。
* 《地盤の裂け目》の解決時に土地が不適正な対象になっていたなら、《地盤の裂け目》は解決されず、その効果は一切発生しない。飛行を持たないクリーチャーで通常通りブロックできる。
* 《地盤の裂け目》の効果の後半はパーマネントの特性を変更しないので、どのクリーチャーがこの効果の影響を受けるかは常時変化する。そのターン、後になって戦場に出た飛行を持たないクリーチャーは、それではブロックできず、そのターン、後になって飛行を得たクリーチャーは、それでブロックできる。
《弱者の師》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
パワーが2以下の他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは{1}を支払ってもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
* 《弱者の師》の能力は、他のクリーチャーのパワーを、そのクリーチャーが戦場に出たときにのみ見る。そのクリーチャーのパワーが2以下であったなら、この能力は誘発する。この能力が誘発した後は、そのクリーチャーのパワーが2より大きくなっても、その能力には影響しない。同様に、クリーチャーが戦場に出た後にそのクリーチャーのパワーが2以下になっても、この能力は誘発しない。
* クリーチャーが戦場に出る時点で上に置かれた状態であるカウンターや、たとえば《勇敢な騎士》の効果のような継続的効果によるパワーの修整は、《弱者の師》の能力が誘発するかどうかを見る前に適用する。
* 《弱者の師》の誘発型能力の解決中に、{1}を複数回支払って、2枚以上のカードを引くようなことはできない。
《睡眠》
{2}{U}{U}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーをすべてタップする。それらのクリーチャーは、そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
* 《睡眠》の能力の後半は、対象としたプレイヤーが《睡眠》の解決時にコントロールしていたすべてのクリーチャーに影響を及ぼす。《睡眠》が実際にタップしたものに限られない。
《聖句札の死者》
{B}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
5/5
破壊不能
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールしているアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
* 《聖句札の死者》の1つ目の能力は、アーティファクトを対象としない。あなたがアーティファクトを選んでからそれに聖句カウンターを置くまでの間には、どのプレイヤーも処理を行えない。
* 《聖句札の死者》が戦場に出る際にあなたがアーティファクトをコントロールしていなかったなら、その1つ目の能力は何もしない。これが戦場に出ると(あなたが聖句カウンターが置かれたパーマネントを他にコントロールしていないかぎり)即座にこれの最後の能力が誘発し、あなたはこれを生け贄に捧げなければならないことになる。
* 《聖句札の死者》とアーティファクトが同時にあなたのコントロール下で戦場に出た場合、そのアーティファクトの上に聖句カウンターを置くことはできない。すでに戦場にあってあなたがコントロールしていたアーティファクトしか選べない。
* 《聖句札の死者》の最後の能力は「状況誘発型能力」である。状況誘発型能力が誘発した後では、その能力がスタックに置かれているかぎり、それが再度誘発することはない。その能力が打ち消された場合には、誘発条件が依然として成立しているなら、それは即座に再度誘発する。
* 《聖句札の死者》の最後の能力はあなたのパーマネントの上に置かれている聖句カウンターを見る。その《聖句札の死者》によってあなたがアーティファクトの上に置いた聖句カウンターだけではない。たとえば、あなたが《聖句札の死者》2体と、聖句カウンターが置かれた異なるアーティファクト2つをコントロールしている場合、それらのアーティファクトのうち一方が戦場を離れたとしても、《聖句札の死者》はどちらも生け贄に捧げられない。
《斉射の古参兵》
{3}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
4/2
斉射の古参兵が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。これはそれにあなたがコントロールしているゴブリンの総数に等しい点数のダメージを与える。
* あなたがコントロールしているゴブリンの総数は、《斉射の古参兵》の能力の解決時にのみ数える。《斉射の古参兵》が戦場に残っていれば、それ自身も数に入れる。
《世界のるつぼ》
{3}
アーティファクト
あなたはあなたの墓地から土地・カードをプレイしてもよい。
* 《世界のるつぼ》によって、土地・カードをプレイできるタイミングは変わらない。あなたが各ターンにプレイできる土地は依然として1つのみであり、あなたのメイン・フェイズの間で、あなたが優先権を持ち、スタックが空のときにのみプレイできる。
* 《世界のるつぼ》によって、あなたの墓地にある土地・カードの起動型能力(たとえば、サイクリング)を起動できるようにはならない。
《殲滅の龍、パラディア=モルス》
{3}{R}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― エルダー・ドラゴン
6/6
飛行、警戒、トランプル
殲滅の龍、パラディア=モルスがまだダメージを与えていないなら、これは呪禁を持つ。
* 《殲滅の龍、パラディア=モルス》が一度戦場を離れて再び戻った場合、それは新しいオブジェクトとして扱う。それが同じカードによって表されていたとしても、そうである。それがダメージを与えるまで、それは再び呪禁を持つ。
* 《殲滅の龍、パラディア=モルス》が初めてダメージを与えるのと同時に何らかの誘発型能力が誘発したなら、その能力の対象を選ぶのは、《殲滅の龍、パラディア=モルス》が呪禁を持たなくなった後である。
《全知》
{7}{U}{U}{U}
エンチャント
あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
* 呪文を唱える場合は、それらそれぞれの通常のタイミングの許諾や制限に従わなければならない。
* 「マナ・コストを支払うことなく」呪文を唱えるなら、代替コストの支払いを選択することはできない。しかしキッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに、《苦しめる声》にあるような唱えるために必要な追加コストがあるなら、そのカードを唱えるにはそれを支払わなければならない。
* 呪文のマナ・コストに{X}が含まれるなら、マナ・コストを支払うことなくそれを唱えるときには、Xの値として0を選ばなければならない。
* あなたのターン中であれば、《全知》を唱えた後それが解決された直後には、あなたが優先権を持つことになる。他のプレイヤーが呪文や能力を使って《全知》を除去できるようになる前に、あなたは他の呪文を唱えることができる。
《疎外》
{W}
インスタント
点数で見たマナ・コストが1のパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
* パーマネントのマナ・コストに{X}が含まれるなら、Xは0として扱う。
《空乗りの巡回兵》
{2}{G}{U}
クリーチャー ― エルフ・スカウト
2/3
飛行
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたは{G}{U}を支払ってもよい。そうしたとき、あなたがコントロールしている他のクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置き、ターン終了時まで、そのクリーチャーは飛行を得る。
* 《空乗りの巡回兵》の誘発型能力は対象を取らずにスタックに置かれる。その能力の解決中に、あなたは{G}{U}を支払ってもよい。そうしたとき、もう一つの能力が誘発し、あなたはクリーチャー1体を対象として選ぶ。これは、「そうしたなら」と書かれている能力とは異なり、マナが支払われた後、対象としたクリーチャーがカウンターと飛行を得る前というタイミングで、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。
* 《空乗りの巡回兵》の誘発型能力の解決中に、{G}{U}を複数回支払って、+1/+1カウンターを2個以上置くようなことはできない。
#訂正# カードには「そうしたなら」構文で印刷されていますが、誤りです。上記の通り訂正します。
{3}{G}
クリーチャー ― 猪
4/3
逆毛の猪は、2体以上のクリーチャーによってはブロックされない。
* 《逆毛の猪》が威迫を得たなら、これは決してブロックされない。
《策略の龍、アルカデス》
{1}{G}{W}{U}
伝説のクリーチャー ― エルダー・ドラゴン
3/5
飛行、警戒
防衛を持つクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。
あなたがコントロールしていて防衛を持つ各クリーチャーはそれぞれ、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振り、防衛を持たないかのように攻撃できる。
* 《策略の龍、アルカデス》の最後の能力によって、クリーチャーのパワーが変わるわけではない。クリーチャーが割り振る戦闘ダメージの点数が変わるのみである。パワーやタフネスを見る他のルールや効果は、それらの実際の値を用いる。たとえば、《狂気の一咬み》によってクリーチャーが自身のタフネスに等しいダメージを与えるわけではない。
* 《策略の龍、アルカデス》が、防衛を持つクリーチャーが攻撃した後で戦場を離れた場合、そのクリーチャーは攻撃クリーチャーであり続けるが、パワーに等しい点数のダメージを与えることになる。
《サテュロスの結界師》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― サテュロス・ドルイド
2/2
あなたがエンチャント・呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
* 《サテュロスの結界師》の誘発型能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
《サルカンの封印破り》
{3}{R}
エンチャント
あなたが、パワーが4か5か6であるクリーチャー・呪文を唱えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。サルカンの封印破りはそれに4点のダメージを与える。
あなたが、パワーが7以上であるクリーチャー・呪文を唱えるたび、サルカンの封印破りは各対戦相手と対戦相手がコントロールしている各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ4点のダメージを与える。
* あなたが、+1/+1カウンターがいくつか置かれた状態で戦場に出るクリーチャー・呪文(たとえば、《飢餓ハイドラ》)を唱えるなら、《サルカンの封印破り》のいずれかの能力が誘発するどうかを判定するときには、それらのカウンターは考慮しない。同様に、戦場に出た後でクリーチャーのパワーを増やす効果も適用しない。
* 《サルカンの封印破り》の各誘発型能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
* クリーチャー・カードのパワーが「*」という形で書かれていて、能力がそのパワーを決める場合には、そのクリーチャー・呪文がスタック上にある間にその能力が適用される。《サルカンの封印破り》は、その呪文のコストの支払いが終わった際にのみそれのパワーを見る。あなたが呪文を唱え始めたときや、この誘発型能力の解決時の、その呪文のパワーは関係ない。
* 双頭巨人戦では、《サルカンの封印破り》の最後の能力により、対戦相手チームは8点のライフを失う。
《サルカンの竜火》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{3}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。サルカンの竜火はそれに3点のダメージを与える。
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。あなたはその中から赤のカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
* 《サルカンの竜火》の解決時に選んだ対象が不適正な対象になっていたなら、この呪文は解決されない。あなたは、あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見ることはない。
《惨劇の悪魔》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― デーモン
6/6
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
飛行、トランプル
* 《惨劇の悪魔》を唱えるためには、ちょうど1体のクリーチャーを生け贄に捧げる必要がある。クリーチャーを生け贄に捧げずにこの呪文を唱えることはできず、追加のクリーチャーを生け贄に捧げることもできない。
* プレイヤーが対応できるのは、《惨劇の悪魔》を唱え終わり、コストの支払いが終わった後である。生け贄に捧げられるクリーチャーをその前に破壊することでこの呪文を唱えられないようにすることはできない。
《残酷な機械技師、テゼレット》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{4}{U}{U}
伝説のプレインズウォーカー ― テゼレット
4
+1:カードを1枚引く。
0:あなたがコントロールしているアーティファクト1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはそれの他のタイプに加えて5/5のクリーチャーになる。
-7:あなたの手札から望む枚数のカードを裏向きの状態で戦場に出す。それらは5/5の
アーティファクト・クリーチャーである。
* 《残酷な機械技師、テゼレット》の2つ目の能力は対象としたアーティファクトが持っているいかなる能力も取り除かない。
* そのアーティファクトは、あなたのターンが開始する直前にクリーチャーでなくなる。それはあなたのアンタップ・ステップ中はクリーチャーでないアーティファクトである。
* そのアーティファクトは、それが持っているタイプやサブタイプや特殊タイプを引き続き持ち続ける。特に、装備品がアーティファクト・クリーチャーになったなら、それを別のクリーチャーにつけることはできない。それがクリーチャーにつけられていた場合、それは外れる。
* そのアーティファクトがすでにクリーチャーであった場合、それの基本のパワーとタフネスはそれぞれ5になる。これは、そのクリーチャーの基本のパワーとタフネスを特定の値に設定するそれ以前の効果すべてを上書きする。《残酷な機械技師、テゼレット》の能力の解決後に適用され始める、パワーやタフネスを特定の値に設定する効果は、この効果を上書きする。
* クリーチャーのパワーやタフネスを修整する効果(たとえば、《剛力化》や+1/+1カウンターなどにより生成される効果)は、それがいつ効果を発揮し始めたかに関係なく、そのクリーチャーに適用される。これは、パワーやタフネスを修整するカウンターや、パワーとタフネスを入れ替える効果についても同様である。
* この結果としてなったアーティファクト・クリーチャーは、あなたのターンの開始時から続けてあなたのコントロール下にあるなら、そのターンに攻撃できる。それがいつからクリーチャーであったのかには関係ない。それがいつから戦場にあったのかのみが考慮される。
* 《残酷な機械技師、テゼレット》の3つ目の能力によって戦場に出るカードは、5/5のアーティファクト・クリーチャーとして戦場に出る。それら自身の特性を持って戦場に出てから5/5になるわけではない。
* 両面カード(たとえば、《破滅の龍、ニコル・ボーラス》)が裏向きの状態で戦場に出るなら、そうする際にあなたはそれを公開しない。その第2面の特性は適用されない。
* あなたは自分がコントロールしている裏向きのパーマネントをいつでも見ることができる。
* あなたがコントロールしている裏向きのパーマネントが戦場を離れた場合、あなたはそれをプレイヤー全員に公開しなければならない。
* 裏向きのクリーチャーのコピーとしてクリーチャーが戦場に出る場合や、裏向きのクリーチャーのコピーとしてトークンが生成される場合は、そのコピーはその裏向きのクリーチャー(この場合、他の特性を持たない5/5のアーティファクト・クリーチャー)と同じ特性を持つ。ただしそのコピーは表向きである。
* 『基本セット2019』には、これらのカードを表向きにできるカードは含まれていない。このセットに含まれていないカードによる効果がこれらのカードを表向きにするなら、それを5/5のアーティファクト・クリーチャーにしていた効果は終了する。そのような効果がインスタントかソーサリーであるカードを表向きにしようとするなら、そのカードを公開し、それは裏向きのままになる。その場合には、それは5/5のアーティファクト・クリーチャーのままになる。
* 裏向きのクリーチャーが戦場を離れた後に、何らかの効果(たとえば、『ドミナリア』の《テフェリーの誓い》)がそれを戦場に戻そうとするなら、その効果はそのカードを表向きで戦場に戻す。これによりそれがインスタントかソーサリーであるカードを戦場に出そうとするなら、代わりにそのカードは現在の領域に残る。
《死が触れぬ者、リリアナ》
{2}{B}{B}
伝説のプレインズウォーカー ― リリアナ
4
+1:あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚あなたの墓地に置く。そのうち少なくとも1枚がゾンビ・カードであるなら、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
-2:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールしているゾンビの総数に等しい。
-3:このターン、あなたはあなたの墓地からゾンビ・カードを唱えてもよい。
* Xの値は《死が触れぬ者、リリアナ》の2つ目の能力の解決時にのみ決定する。後になってあなたがコントロールしているゾンビの総数が変わっても、対象としたクリーチャーのパワーとタフネスは変わらない。
* 《死が触れぬ者、リリアナ》の3つ目の能力が解決された後で、あなたがあなたの墓地からゾンビ・カードを唱えるときにも、そのカードを唱えることに関する通常のルールに従う。コストを支払わなければならないし、該当するタイミングのルールを守らなければならない。
* 《死が触れぬ者、リリアナ》の3つ目の能力が解決された後そのターン中は、あなたの墓地にあるゾンビ・カードであればどれでも唱えてよい。そのターン、後になって墓地に置かれたゾンビ・カードでもよい。
* 双頭巨人戦では、《死が触れぬ者、リリアナ》の1つ目の能力により、対戦相手チームは4点のライフを失い、あなたは2点のライフを得ることになる。
《至高の幻影》
{1}{U}
クリーチャー ― スピリット
1/3
飛行
あなたがコントロールしている他のスピリットは+1/+1の修整を受ける。
* ダメージはターンの終わりに取り除かれるまでクリーチャーが負ったままなので、そのターン中に《至高の幻影》が戦場を離れたなら、あなたがコントロールしている他のスピリットに与えられた致死でないダメージが致死ダメージになることがある。
《屍術師、リリアナ》(プレインズウォーカーデッキのみ)
{3}{B}{B}
伝説のプレインズウォーカー ― リリアナ
4
+1:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
-1:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
-7:クリーチャー最大2体を対象とし、それらを破壊する。墓地からクリーチャー・カード最大2枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。
* 《屍術師、リリアナ》の最後の能力であなたが戦場に戻すクリーチャーは、対象としたクリーチャーが破壊された後に選ぶ。あなたが戦場に戻すクリーチャー・カード最大2枚を選んでから、そのカードが戦場に戻されるまでの間は、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。これにより破壊されたカードも、戦場に戻すカードとして選ぶことができる。
* 対象としたクリーチャーが破壊されることにより誘発する能力があれば、それらの誘発型能力は、あなたが墓地からクリーチャー・カードを戦場に出した後までスタックに置かれない。
* 《屍術師、リリアナ》の最後の能力は、対象とするクリーチャーを選ばずに起動してもよい。その場合、あなたはただ墓地からクリーチャー・カード最大2枚を戦場に出す。ただし、あなたが対象を選び、この能力の解決時までに対象としたクリーチャーがすべて不適正な対象になっていたなら、この能力は解決されず、あなたはカードを戦場に出さない。
* 多人数戦では、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されるなら、あなたがコントロールしていて、《屍術師、リリアナ》の3つ目の能力によって他のプレイヤーの墓地から戦場に出されたパーマネントは追放される。
《市長の笏》
{3}
アーティファクト
{4}, {T}:市長の笏の上に蓄積カウンターを1個置く。
{T}, 市長の笏の上から蓄積カウンターを3個取り除く:このターンに続いて追加の1ターンを行う。
* このターンに続いて追加のターンを複数行う場合(たとえば、2人以上のプレイヤーがそれぞれ自分の《市長の笏》の最後の能力を起動した場合)は、一番最近に生成されたターンを最初に行う。
《死の円舞曲》
{1}{B}
ソーサリー
あなたの墓地からクリーチャー・カード最大2枚を対象とし、それらをあなたの手札に戻し、その後カード1枚を捨てる。
* あなたの手札に他のカードがないなら、あなたの手札に戻したクリーチャー・カードのうち1枚を捨てなければならなくなる。
* あなたは《死の円舞曲》を、クリーチャー・カード0枚か1枚を対象として唱えてもよい。あなたがクリーチャー・カードを対象としなくても、あなたはカード1枚を捨てる。
《死の男爵》
{1}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ウィザード
2/2
あなたがコントロールしているスケルトンとあなたがコントロールしている他のゾンビは+1/+1の修整を受け、接死を持つ。
* スケルトンでありゾンビでもあるクリーチャーは、この修整を1回のみ受ける。
* 普通は《死の男爵》は自身に影響を与えない。しかし、あなたが何らかの方法でこれをスケルトンにできたなら、これはこれ自身に+1/+1の修整と接死を与えることになる。
* ダメージはターンの終わりに取り除かれるまでクリーチャーが負ったままなので、そのターン中に《死の男爵》が戦場を離れたなら、あなたがコントロールしている他のスケルトンやゾンビに与えられた致死でないダメージが致死ダメージになることがある。
《消耗した全能》
{3}{B}{B}
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれ、自分のライフの半分を失い、自分の手札にあるカードの半数を捨て、その後自分がコントロールしているクリーチャーの半数を生け贄に捧げる。それぞれの端数は切り上げる。
* 端数を切り上げるのは失う数である。残す数ではない。たとえば、プレイヤーのライフが5点で、手札にカードが5枚あり、クリーチャーを5体持っていたなら、そのプレイヤーは3点のライフを失い、カード3枚を捨て、クリーチャー3体を生け贄に捧げる。
* 記載されている順に指示に従うので、プレイヤーが生け贄に捧げる予定のクリーチャーの能力によって、失うライフの点数や捨てるカードの枚数や生け贄に捧げるクリーチャーの数が変更されたり、またそれの能力がライフを失うことやカードを捨てることやクリーチャーを生け贄に捧げることによって誘発したりすることがある。これにより誘発した能力は、《消耗した全能》の解決が終わった後に解決される。
* 《消耗した全能》の解決時に、まず各プレイヤーは同時に適切な点数のライフを失う。次に、現在のターンを進行しているプレイヤーが手札にある適切な枚数のカードを公開することなく選び、その後他の各プレイヤーがターン順にそれぞれ同様に選び、その後それらのカードはすべて同時に捨てられる。その後、現在のターンを進行しているプレイヤーが自分がコントロールしているクリーチャーのうち適切な数を選ぶ。他の各プレイヤーもターン順にそれぞれ同様に選ぶが、このときそれ以前に選んだプレイヤーの選択を知っていることになる。最後に、それらの選ばれたクリーチャーは同時に生け贄に捧げられる。
* 双頭巨人戦では、《消耗した全能》によって、各プレイヤーがそれぞれ自分のチームのライフの端数を切り上げた半分を失う。この結果、ライフ総量が偶数だったチームのライフは0点になり、ライフ総量が奇数だったチームのライフは-1点になる。その後、そのゲームは引き分けになる。
《神聖の発動》
{2}{W}
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。あなたは4点のライフを得る。
* 《神聖の発動》の解決時までに対象としたアーティファクトかエンチャントが不適正な対象になっていたなら、この呪文は解決されない。あなたはライフを得ない。
《新米騎士》
{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/3
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)
新米騎士がエンチャントされているか装備しているかぎり、これは防衛を持たないかのように攻撃できる。
* 《新米騎士》が攻撃した後では、それがエンチャントされていない状態になったり、装備していない状態になったりしたとしても、それが戦闘から取り除かれることはない。
《心理共生体》
{4}{U}{B}
クリーチャー ― ナイトメア・ホラー
3/3
飛行
心理共生体が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカード1枚を捨て、あなたはカードを1枚引く。
* 《心理共生体》の最後の能力は手札にカードがない対戦相手も対象にできる。対戦相手がカードを捨てなかったとしても、あなたはカードを1枚引く。
《心理腐食》
{2}{U}
エンチャント
あなたがカードを1枚引くたび、各対戦相手はそれぞれ自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。
* 何らかの呪文や能力によって、「引く」という言葉を使わずにあなたの手札にカードが加えられた場合、《心理腐食》の能力は誘発しない。
《地盤の裂け目》
{3}{R}
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。このターン、飛行を持たないクリーチャーではブロックできない。
* 《地盤の裂け目》の解決時に土地が不適正な対象になっていたなら、《地盤の裂け目》は解決されず、その効果は一切発生しない。飛行を持たないクリーチャーで通常通りブロックできる。
* 《地盤の裂け目》の効果の後半はパーマネントの特性を変更しないので、どのクリーチャーがこの効果の影響を受けるかは常時変化する。そのターン、後になって戦場に出た飛行を持たないクリーチャーは、それではブロックできず、そのターン、後になって飛行を得たクリーチャーは、それでブロックできる。
《弱者の師》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
パワーが2以下の他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは{1}を支払ってもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
* 《弱者の師》の能力は、他のクリーチャーのパワーを、そのクリーチャーが戦場に出たときにのみ見る。そのクリーチャーのパワーが2以下であったなら、この能力は誘発する。この能力が誘発した後は、そのクリーチャーのパワーが2より大きくなっても、その能力には影響しない。同様に、クリーチャーが戦場に出た後にそのクリーチャーのパワーが2以下になっても、この能力は誘発しない。
* クリーチャーが戦場に出る時点で上に置かれた状態であるカウンターや、たとえば《勇敢な騎士》の効果のような継続的効果によるパワーの修整は、《弱者の師》の能力が誘発するかどうかを見る前に適用する。
* 《弱者の師》の誘発型能力の解決中に、{1}を複数回支払って、2枚以上のカードを引くようなことはできない。
《睡眠》
{2}{U}{U}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーをすべてタップする。それらのクリーチャーは、そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
* 《睡眠》の能力の後半は、対象としたプレイヤーが《睡眠》の解決時にコントロールしていたすべてのクリーチャーに影響を及ぼす。《睡眠》が実際にタップしたものに限られない。
《聖句札の死者》
{B}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
5/5
破壊不能
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールしているアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
* 《聖句札の死者》の1つ目の能力は、アーティファクトを対象としない。あなたがアーティファクトを選んでからそれに聖句カウンターを置くまでの間には、どのプレイヤーも処理を行えない。
* 《聖句札の死者》が戦場に出る際にあなたがアーティファクトをコントロールしていなかったなら、その1つ目の能力は何もしない。これが戦場に出ると(あなたが聖句カウンターが置かれたパーマネントを他にコントロールしていないかぎり)即座にこれの最後の能力が誘発し、あなたはこれを生け贄に捧げなければならないことになる。
* 《聖句札の死者》とアーティファクトが同時にあなたのコントロール下で戦場に出た場合、そのアーティファクトの上に聖句カウンターを置くことはできない。すでに戦場にあってあなたがコントロールしていたアーティファクトしか選べない。
* 《聖句札の死者》の最後の能力は「状況誘発型能力」である。状況誘発型能力が誘発した後では、その能力がスタックに置かれているかぎり、それが再度誘発することはない。その能力が打ち消された場合には、誘発条件が依然として成立しているなら、それは即座に再度誘発する。
* 《聖句札の死者》の最後の能力はあなたのパーマネントの上に置かれている聖句カウンターを見る。その《聖句札の死者》によってあなたがアーティファクトの上に置いた聖句カウンターだけではない。たとえば、あなたが《聖句札の死者》2体と、聖句カウンターが置かれた異なるアーティファクト2つをコントロールしている場合、それらのアーティファクトのうち一方が戦場を離れたとしても、《聖句札の死者》はどちらも生け贄に捧げられない。
《斉射の古参兵》
{3}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・戦士
4/2
斉射の古参兵が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。これはそれにあなたがコントロールしているゴブリンの総数に等しい点数のダメージを与える。
* あなたがコントロールしているゴブリンの総数は、《斉射の古参兵》の能力の解決時にのみ数える。《斉射の古参兵》が戦場に残っていれば、それ自身も数に入れる。
《世界のるつぼ》
{3}
アーティファクト
あなたはあなたの墓地から土地・カードをプレイしてもよい。
* 《世界のるつぼ》によって、土地・カードをプレイできるタイミングは変わらない。あなたが各ターンにプレイできる土地は依然として1つのみであり、あなたのメイン・フェイズの間で、あなたが優先権を持ち、スタックが空のときにのみプレイできる。
* 《世界のるつぼ》によって、あなたの墓地にある土地・カードの起動型能力(たとえば、サイクリング)を起動できるようにはならない。
《殲滅の龍、パラディア=モルス》
{3}{R}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― エルダー・ドラゴン
6/6
飛行、警戒、トランプル
殲滅の龍、パラディア=モルスがまだダメージを与えていないなら、これは呪禁を持つ。
* 《殲滅の龍、パラディア=モルス》が一度戦場を離れて再び戻った場合、それは新しいオブジェクトとして扱う。それが同じカードによって表されていたとしても、そうである。それがダメージを与えるまで、それは再び呪禁を持つ。
* 《殲滅の龍、パラディア=モルス》が初めてダメージを与えるのと同時に何らかの誘発型能力が誘発したなら、その能力の対象を選ぶのは、《殲滅の龍、パラディア=モルス》が呪禁を持たなくなった後である。
《全知》
{7}{U}{U}{U}
エンチャント
あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
* 呪文を唱える場合は、それらそれぞれの通常のタイミングの許諾や制限に従わなければならない。
* 「マナ・コストを支払うことなく」呪文を唱えるなら、代替コストの支払いを選択することはできない。しかしキッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに、《苦しめる声》にあるような唱えるために必要な追加コストがあるなら、そのカードを唱えるにはそれを支払わなければならない。
* 呪文のマナ・コストに{X}が含まれるなら、マナ・コストを支払うことなくそれを唱えるときには、Xの値として0を選ばなければならない。
* あなたのターン中であれば、《全知》を唱えた後それが解決された直後には、あなたが優先権を持つことになる。他のプレイヤーが呪文や能力を使って《全知》を除去できるようになる前に、あなたは他の呪文を唱えることができる。
《疎外》
{W}
インスタント
点数で見たマナ・コストが1のパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
* パーマネントのマナ・コストに{X}が含まれるなら、Xは0として扱う。
《空乗りの巡回兵》
{2}{G}{U}
クリーチャー ― エルフ・スカウト
2/3
飛行
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたは{G}{U}を支払ってもよい。そうしたとき、あなたがコントロールしている他のクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置き、ターン終了時まで、そのクリーチャーは飛行を得る。
* 《空乗りの巡回兵》の誘発型能力は対象を取らずにスタックに置かれる。その能力の解決中に、あなたは{G}{U}を支払ってもよい。そうしたとき、もう一つの能力が誘発し、あなたはクリーチャー1体を対象として選ぶ。これは、「そうしたなら」と書かれている能力とは異なり、マナが支払われた後、対象としたクリーチャーがカウンターと飛行を得る前というタイミングで、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。
* 《空乗りの巡回兵》の誘発型能力の解決中に、{G}{U}を複数回支払って、+1/+1カウンターを2個以上置くようなことはできない。
#訂正# カードには「そうしたなら」構文で印刷されていますが、誤りです。上記の通り訂正します。
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