《カディーナの口封じ》
{1}{U}
クリーチャー ― ナーガ・ウィザード
2/1
カディーナの口封じが表向きになったとき、対戦相手がコントロールしている能力をすべて打ち消す。
大変異{1}{U}(あなたはこのカードを、{3}で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの大変異コストで、いつでもこれを表向きにしてよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
* 《カディーナの口封じ》は、すでにスタック上にある起動型や誘発型の能力のみを打ち消す。そのターン、後になって能力を起動することや能力が誘発することを妨げることはできず、常在型能力にも影響しない。
* 《カディーナの口封じ》は、起動型あるいは誘発型のマナ能力を打ち消すことはできない。起動型マナ能力とは、解決時にプレイヤーのマナ・プールにマナを加え、対象を取らず、忠誠度能力でないもののことである。誘発型マナ能力とは、解決時にプレイヤーのマナ・プールにマナを加え、起動型マナ能力によって誘発するもののことである。
* 起動型能力は「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。起動型能力を表すキーワード能力(たとえば、装備)もある。それらは注釈文にコロンを含む。特に、クリーチャーをオモテ向きにすることは起動型能力ではない。
* 誘発型能力は「~とき」、「~たび」、「~時に」という表現を用いて、通常「[誘発条件]、[効果]」の形で書かれている。追放されたカードを唱えるマッドネスの能力のように、誘発型能力を表すキーワード能力もある。それらは注釈文に「~とき、」「~たび、」「~時に、」と書かれている。
* パーマネントが「タップ状態で戦場に出る」や「カウンターが置かれた状態で戦場に出る」のような置換効果を生成する能力は打ち消されない。「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」適用される能力も置換効果であり、打ち消されない。
* 「次の」指定されたステップやフェイズの開始時に誘発する遅延誘発型能力を打ち消したなら、その能力は、それの次のそのステップやフェイズに再び誘発しない。

《帰還の道》
{G}{G}
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたの墓地からパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・統率領域からあなたの統率者をあなたの手札に加える。
双呪{2}(双呪コストを支払ったなら、両方を選ぶ。)
* 「統率者税」は、統率領域から統率者が唱えられた回数に基づいて増加する。あなたの手札から統率者を唱える際にはこの追加コストは必要ない。それによって次にあなたがその統率者を統率領域から唱える際のコストが増加することもない。
* あなたの統率者が統率領域にない(または、統率者変種ルールでプレイしていない)なら、《帰還の道》の2つ目のモードは何もしない。
* 他のセットに含まれる、共闘キーワードを持つ一部のカードによって、統率者を複数持てる場合がある。統率領域に統率者が2枚あるなら、《帰還の道》の2つ目のモードにより、あなたが選んだ1枚を手札に加える。両方ではない。

《議事会の流刑者、ギレッド》
{2}{R}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― 人間・シャーマン
2/5
議事会の流刑者、ギレッドが戦場に出たとき、トランプルを持つ緑の4/4のサイ・クリーチャー・トークンを1体生成する。
議事会の流刑者、ギレッドが攻撃するたび、居住を行う。そのトークンはタップ状態で攻撃している状態で戦場に出る。(居住を行うとは、あなたがコントロールしているクリーチャー・トークン1体のコピーであるトークンを1体生成することである。)
* 生成したトークンがどのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃しているかは、あなたが決める。《議事会の流刑者、ギレッド》が攻撃しているものと同じプレイヤーやプレインズウォーカーでなくてもよい。
* このトークンは攻撃クリーチャーであるが、それは攻撃クリーチャーとして指定されたわけではない。これは、それが攻撃している状態で戦場に出たときに「クリーチャーが1体攻撃するたび」に誘発する能力は誘発しないことを意味する。
* そのトークンでは攻撃できないという効果(たとえば、《悲運な職工》の効果や、防衛を持つトークンをコピーした際の防衛の効果)は、攻撃クリーチャーの指定にのみ影響する。居住を行った結果のトークンが攻撃している状態で戦場に出ることを妨げない。
* 希な状況では、あなたは通常はクリーチャーではないクリーチャー・トークンをコピーするかもしれない。そのトークンはクリーチャーでないパーマネントとして戦場に出る。それはタップ状態であるが、攻撃している状態にはならない。

《逆噴射のヘルカイト》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
4/4
飛行
逆噴射のヘルカイトが攻撃するたび、ターン終了時まで、あなたの墓地にありインスタントかソーサリーである各カードはそれぞれフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。
* 《逆噴射のヘルカイト》の誘発型能力の解決時にあなたの墓地にあったインスタント・カードとソーサリー・カードのみがフラッシュバックを得る。そのターン、後になってあなたの墓地に置かれたインスタントやソーサリーであるカードはフラッシュバックを得ない。
* 《逆噴射のヘルカイト》が攻撃した後、その能力が解決された時点で該当するカードはフラッシュバックを得る。その能力の解決前や、解決後あなたが呪文を唱える前というタイミングで《逆噴射のヘルカイト》が戦場を離れたとしても関係ない。
* これによりマナ・コストに{X}を含むインスタントやソーサリーを唱えるなら、あなたはその呪文を唱える一部としてXの値を選び、そのコストを支払う。
* あなたの墓地にあるインスタントやソーサリーであるカードがすでにフラッシュバックを持っているなら、あなたはそれをどちらのフラッシュバック能力を使って墓地から唱えてもよい。
* その呪文に、キッカー・コストのような選択可能な追加コストがあるなら、あなたはそれを支払ってもよい。その呪文に、《重大な落下》にあるような唱えるために必要な追加コストがあるなら、あなたはそれを支払わなければならない。
* 分割カードについては、あなたが支払うフラッシュバック・コストは、あなたが唱える半分によって決まる。

《ギレッドの好戦性》
{X}{R}{R}
ソーサリー
望む数のクリーチャーを対象とする。ギレッドの好戦性はそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが1体死亡するたび、居住を行う。(あなたがコントロールしているクリーチャー・トークン1体のコピーであるトークンを1体生成する。)
* あなたは、《ギレッドの好戦性》を唱える際にダメージの分割を選ぶ。対象とした各クリーチャーにはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。
* 《ギレッドの好戦性》に対応して、対象としたクリーチャーのうち1体が不適正な対象になったなら、そのクリーチャーが受ける予定だったダメージは失われる。それを代わりに適正な対象に与えることはできない。
* 《ギレッドの好戦性》によりダメージを受けたクリーチャーが、そのターン中に何らかの理由で死亡するなら、それが致死ダメージ以外の理由によるものであっても、遅延誘発型能力が誘発する。

《苦境のぬかるみ》
{1}{B}
ソーサリー
各対戦相手はそれぞれクリーチャー1体かエンチャント1つを生け贄に捧げる。
* 《苦境のぬかるみ》の解決時に、まずターン順で次の対戦相手(そのターンが対戦相手のターンである場合は、そのターンを進行している対戦相手)が、自分がコントロールしているクリーチャー1体かエンチャント1つを選ぶ。その後、他の各対戦相手もターン順に同様に選ぶが、そのとき自分よりも先に選んだプレイヤーの選択を知っていることになる。その後、選ばれたパーマネントがすべて同時に生け贄に捧げられる。
* 対戦相手は、自分がコントロールしているクリーチャーとエンチャントの中から自分が望むように生け贄に捧げるパーマネントを選ぶ。これは、プレイヤーが生け贄に捧げるパーマネントのタイプをあなたが決定するわけではないことと、プレイヤーがエンチャントをコントロールしていないなら、エンチャントを生け贄に捧げることを選べないことを意味する。

《愚者の知恵の呪い》
{4}{B}{B}
エンチャント ― オーラ・呪い
エンチャント(プレイヤー)
エンチャントしているプレイヤーがカードを1枚引くたび、そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
マッドネス{3}{B}(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。そうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
* あなたが自分の《愚者の知恵の呪い》にエンチャントされたなら、あなたはカードを1枚引くたびに2点のライフを失い2点のライフを得ることになる。その2つのイベントの間にライフ総量が0以下になっても、あなたはゲームに敗北しない。
* エンチャントしているプレイヤーがカードを1枚以上引いた後では、《愚者の知恵の呪い》がその誘発型能力の解決前に戦場を離れたとしても、そのプレイヤーは依然としてライフを失う(そしてあなたは依然としてライフを得る)。

《コイルの破壊者、マリーシ》
{1}{R}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― 猫・戦士
5/4
戦闘中、対戦相手は呪文を唱えられない。
あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールしている各クリーチャーをそれぞれ使嗾する。(あなたの次のターンまで、それらのクリーチャーは、可能なら各戦闘で攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。)
* 何らかの効果が戦闘フェイズに呪文を唱えることを対戦相手に許可したり指示したりしたとしても、対戦相手はそうできない。《コイルの破壊者、マリーシ》による制限が、その許諾よりも優先する。
* 対戦相手は、引き続き戦闘中に能力を起動できる。
* 《コイルの破壊者、マリーシ》の2つ目の能力の解決後に戦場に出るクリーチャーは使嗾されない。
* あなたの次のターン以前に《コイルの破壊者、マリーシ》が戦場を離れたとしても、使嗾されたクリーチャーは使嗾されたままになる。
* 使嗾されたクリーチャーが何らかの理由で攻撃できない場合(たとえば、タップ状態である場合や、そのターンにそのプレイヤーのコントロール下になった場合)は攻撃しない。それが攻撃するために何らかのコストが必要なら、それのコントローラーがコストの支払いを強制されることはないので、攻撃しなくてもよい。
* クリーチャーが上記の例外に該当せず攻撃できるなら、そのクリーチャーは、可能ならそれを使嗾した能力のコントローラー以外のプレイヤーを、攻撃しなければならない。そのクリーチャーがそれらのプレイヤーのいずれをも攻撃できないが攻撃自体はできるのであれば、対戦相手がコントロールしているプレインズウォーカーか、それを使嗾したプレイヤーを攻撃しなければならない。
* 使嗾されたクリーチャーで攻撃しても、それによって使嗾されていることが終了するわけではない。そのターンに追加の戦闘フェイズがあった場合や、そのクリーチャーが使嗾されていることが終了する前に他のプレイヤーがそのクリーチャーのコントロールを得た場合には、そのクリーチャーは可能なら再び攻撃し、引き続き制限に従わなければならない。
* あなたがコントロールしているクリーチャー1体を複数の対戦相手が使嗾したなら、それはそれを使嗾していない対戦相手の中の1人を攻撃しなければならない。なぜなら、そうすることで満たされる使嗾の強制の数が最大になるからである。あなたがコントロールしているクリーチャー1体をすべての対戦相手が使嗾したなら、それがどの対戦相手を攻撃するかをあなたが選ぶ。
* 多人数戦で、《コイルの破壊者、マリーシ》の2つ目の能力の解決後あなたの次のターンの開始前にあなたがゲームから除外されたなら、それの効果は、あなたの次のターンが始まるはずだった時点まで続く。即座に終了するわけでも永続するわけでもない。

《航海士、ターンガース》
{2}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― ・ミノタウルス・戦士
5/5
航海士、ターンガースは、2体以上のクリーチャーによってはブロックされない。
対戦相手1人がクリーチャー1体以上で攻撃するたび、航海士、ターンガースがタップ状態である場合、あなたは「戦闘終了時まで、その対戦相手は航海士、ターンガースのコントロールを得る。」を選んでもよい。そうしたなら、その対戦相手が攻撃しているプレイヤーやプレインズウォーカーのうち1つを選ぶ。航海士、ターンガースはそのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃している状態になる。
* 《航海士、ターンガース》が威迫を得たなら、これは決してブロックされない。
* 《航海士、ターンガース》のコントロールを対戦相手に与えても、これがアンタップ状態になるわけではない。これは、あなたのターンと次のあなたのターンの間に《航海士、ターンガース》が複数回攻撃する可能性があることを意味する。
* 対戦相手がプレイヤーでなくそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃している場合、《航海士、ターンガース》はそのプレイヤーを攻撃できない。
* 対戦相手がプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃したが、《航海士、ターンガース》の能力の解決時までにそのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃していたすべてのクリーチャーがそのプレイヤーかプレインズウォーカーを攻撃している状態でなくなっていた場合(たとえば、それらがすべて戦場を離れていた場合)には、《航海士、ターンガース》の攻撃先として、そのプレイヤーやプレインズウォーカーを選ぶことはできない。これにより選べるプレイヤーやプレインズウォーカーが存在しなくても、あなたは依然として対戦相手に《航海士、ターンガース》のコントロールを与えることを選べるが、《航海士、ターンガース》は攻撃している状態にならない。
* あなたが《航海士、ターンガース》のコントロールを攻撃プレイヤーに与えることを選んでから、それが攻撃クリーチャーになるまでの間には、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。
* 《航海士、ターンガース》は、それがそれの誘発型能力を使用した場合は攻撃クリーチャーになるが、攻撃クリーチャーとして指定されたわけではない。これは、それのコントロールが変更されて攻撃している状態になったときには、「クリーチャーが1体攻撃するたび」に誘発する能力は誘発しないことを意味する。
* 《航海士、ターンガース》では攻撃できない、または特定のプレイヤーを攻撃できないという効果(たとえば、《プロパガンダ》の効果や、《航海士、ターンガース》が防衛を得たならその効果)は、攻撃クリーチャーの指定にのみ影響する。それらは、《航海士、ターンガース》がそれの誘発型能力によって攻撃クリーチャーになることを妨げない。
* これにより、《航海士、ターンガース》がそれのオーナーを攻撃する可能性がある。
* 統率者ダメージは、統率者をコントロールしているプレイヤーが誰であるかは関係なく、統率者ごとに記録される。《航海士、ターンガース》が、あなたのコントロール下にある間に10点のダメージを1人のプレイヤーに与え、別のプレイヤーのコントロール下にある間にさらに11点のダメージをその同じプレイヤーに与えたなら、そのプレイヤーはゲームに敗北する。

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