《高潮のバラクーダ》
{3}{U}
クリーチャー ― 魚
3/4
どのプレイヤーも、呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
あなたのターンの間、対戦相手は呪文を唱えられない。
《高潮のバラクーダ》の能力は、《高潮のバラクーダ》が戦場にあるときにのみ適用される。特に、1つ目の能力はあなたが《高潮のバラクーダ》を唱えようとする際には適用されない。
《高潮のバラクーダ》の1つ目の能力はオブジェクトに瞬速を与えない。呪文を唱えることができるタイミングを変えるのみである。
プレイヤーが呪文を唱えると宣言した後では、《高潮のバラクーダ》を取り除き、その結果そのタイミングではその呪文を唱えられなくなる、というようなことはできない。瞬速を持つかのように唱えられた呪文は、可能であれば解決される。その時点で《高潮のバラクーダ》が戦場になくても関係ない。
あなたのターンの間に、対戦相手は能力を起動することができる。
効果に、対戦相手はあなたのターン中に呪文を唱えてもよいと書かれていたとしても、《高潮のバラクーダ》の制限がその許諾に優先する。
《多頭山羊》
{X}{G}
クリーチャー ― ヤギ・ハイドラ
0/0
多頭山羊は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
{2}:多頭山羊の上に+1/+1カウンターを1個置く。その後あなたは多頭山羊が攻撃するプレイヤーを選び直してもよい。この能力は、多頭山羊が攻撃しているプレイヤーのみが、攻撃クリーチャー指定ステップ中にのみ、起動できる。(これはこれのコントローラーを攻撃できない。)
クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直すときには、攻撃に関する強制や制限やコストを無視する。
クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直すときには、「このクリーチャーが攻撃したとき」の能力は誘発しない。
攻撃クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直した場合でも、そのクリーチャーが攻撃したプレイヤーはその指定したプレイヤーのままだが、選び直したプレイヤーを攻撃している。
《多頭山羊》が攻撃しているプレイヤーは、それが代わりにプレインズウォーカーを攻撃するように選び直すことはできない。《多頭山羊》がプレインズウォーカーを攻撃しているなら、どのプレイヤーも最後の能力を起動することはできない。
《多頭山羊》の新たな攻撃先となったプレイヤーも、その能力を起動してよい。そして《多頭山羊》を、それが元々向かっていた方へ戻してもよい。
《地図作りの鷹》
{1}{W}
クリーチャー ― 鳥
2/1
飛行
地図作りの鷹が、土地をあなたよりも多くコントロールしているプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、これをオーナーの手札に戻す。そうしたなら、あなたは「あなたのライブラリーから平地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
《地図作りの鷹》が、その誘発型能力の解決以前に戦場を離れたなら、あなたはそれを移動後の領域からオーナーの手札に戻すことはできない。
《追跡する影、ウキーマ》
{1}{U}{B}
伝説のクリーチャー ― 鯨・狼
2/2
無情な追跡者、カズルとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから無情な追跡者、カズルを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
追跡する影、ウキーマはブロックされない。
追跡する影、ウキーマが戦場を離れたとき、プレイヤー1人を対象とする。これはそのプレイヤーにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。Xはこれのパワーに等しい。
《追跡する影、ウキーマ》が戦場にあった最後のときのパワーを用いて、それが与えるダメージの点数とあなたが得るライフの点数を決定する。その値が0より小さかったなら、それがダメージを与えることもあなたがライフを得ることもない。
《追跡する影、ウキーマ》の最後の能力を解決する時までに、対象としたプレイヤーが不適正な対象になっていたなら、その能力は解決されず、あなたはライフを得ない。
《追跡する影、ウキーマ》に致死ダメージが与えられるのと同時にあなたのライフ総量が0以下になったなら、最後の能力がスタックに置かれる前に、あなたはゲームに敗北する。
《天上の餌あさり》
{4}{U}{U}
クリーチャー ― エレメンタル・鯨
3/3
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、{1}を支払う。)
飛行
天上の餌あさりが攻撃するたび、あなたは天上の餌あさりによって追放されていてインスタントかソーサリーであるカード1枚をオーナーの手札に戻してもよい。
呪文のマナ・コストや点数で見たマナ・コストが、探査によって変わることはない。たとえば、あなたが《天上の餌あさり》を唱えるためにカードを3枚追放したとしても、それの点数で見たマナ・コストは6である。
追放したカードで、探査を持つ呪文に必要な色マナを支払うことはできない。
探査を持つ呪文に必要な不特定マナの点数より多くの枚数のカードを追放することはできない。たとえば、他の効果によってコストが増えていないかぎり、《天上の餌あさり》を唱えるために墓地からカードを5枚以上追放することはできない。
《天上の餌あさり》が、それの誘発型能力がスタック上にある間に戦場を離れたとしても、それの能力は《天上の餌あさり》の探査能力によって追放したカードを見つけることができる。
《天上の餌あさり》の誘発型能力が解決された後、ブロック・クリーチャーを指定する前というタイミングで、プレイヤーは優先権を得て呪文を唱えることができる(たとえば、適正であれば、手札に戻したカードを唱えることができる)。
《銅纏いの呼集》
{2}{W}
インスタント
奮励 ― この呪文を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき{1}{W}多くなる。
望む数の対戦相手を対象とする。白の1/1の人間・兵士・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはそれらの対戦相手がコントロールしているクリーチャーの総数に等しい。
対象とした対戦相手の中に、《銅纏いの呼集》の解決時までに適正な対象でなくなっていたプレイヤーがいたなら、あなたが生成するトークンの総数を決定するときにそのプレイヤーのクリーチャーは数に入れない。
奮励の能力を持つ各呪文を唱える際に、あなたはそれの対象をいくつにするかを選び、またそれらの対象は何なのかも選ぶ。対象を取らずに呪文を唱えることも可能ではあるが、普通は意味がない。奮励の呪文1つについて同じ対象を2回以上選ぶことはできない。
奮励の呪文の点数で見たマナ・コストは対象の数によって変わらない。
この呪文がコピーされ、そのコピーした呪文の効果によってプレイヤーが新しい対象を選べるとしても、対象の数を変更することはできない。新しい対象を選ぶ場合、その対象のうちの一部または全部を変更しても良いし、しなくても良い。対象の中に新たに適正な対象を選べないものがあれば、それは変更されない(元の対象が不適正であってもそのまま残る)。
呪文や能力が、奮励の呪文をそのマナ・コストを支払うことなく唱えることを可能にした場合にも、2つ目以降の対象についての追加コストは支払う必要がある。
《貪欲な巨体獣》
{5}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
3/3
貪食3(これが戦場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーは、その数の3倍に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。)
貪欲な巨体獣が戦場に出たとき、クリーチャー最大X体を対象とする。これはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。Xはこれのパワーに等しい。それらの各クリーチャーはそれぞれ、自身のパワーに等しい点数のダメージを貪欲な巨体獣に与える。
《貪欲な巨体獣》は、それと同時に戦場に出るクリーチャーを貪食できない。
ダメージは、《貪欲な巨体獣》の誘発型能力がスタックに置かれる際に分割する。解決時ではない。各対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。X個を超える対象を選び、いくつかの対象に0点のダメージを割り振るということはできない。
対象を0体選んでもよい。そうしたなら、《貪欲な巨体獣》はダメージを与えも受けもしない。
《貪欲な巨体獣》の能力の対象の一部が不適正な対象になっていても、元のダメージの分割を適用する。ただし、不適正になった対象に与えられるはずだったダメージは一切与えられない。
《貪欲な巨体獣》の能力をスタックに置く際にダメージを分割する時点でXの値は固定される。その時点以降に《貪欲な巨体獣》のパワーが変わっても、それが与えるダメージは変わらない。
《栄光の頌歌》の能力のような常在型能力は、《貪欲な巨体獣》の誘発型能力がスタックに置かれる前にそれのパワーを変更する。呪文や起動型能力や誘発型能力では、Xの値の変更に間に合うタイミングでパワーを増やすことはできない。
《貪欲な巨体獣》の能力の対象となったクリーチャーは、致死ダメージを受けたとしても、死亡する前にダメージを《貪欲な巨体獣》に与え返す。
《謎めいた三葉虫》
{X}{X}
クリーチャー ― 三葉虫
0/0
謎めいた三葉虫は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
謎めいた三葉虫の上から+1/+1カウンターを1個取り除く:{C}{C}を加える。このマナは、能力を起動するためにのみ使用できる。
{1}, {T}:謎めいた三葉虫の上に+1/+1カウンターを1個置く。
{X}{X}というマナ・コストはXの2倍の点数のマナを支払うことを意味する。Xの値を3にするなら、あなたは《謎めいた三葉虫》を唱えるために{6}を支払う。
起動型能力とは、《謎めいた三葉虫》の起動型マナ能力や最後の起動型能力のように、コロン(:)を含むものである。それは通常「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。起動型能力を表すキーワード能力(たとえば、サイクリング)もある。それらは注釈文にコロンを含む。
《謎めいた三葉虫》が生み出した2点の無色のマナは、2つの異なる起動型能力に使用できる。
《ぬかるみさらい》
{3}{B}
ソーサリー
各対戦相手はそれぞれ、自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚を選ぶ。それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。
《ぬかるみさらい》の解決時に、まずターン順で次の対戦相手(そのターンが対戦相手のターンである場合は、そのターンを進行している対戦相手)が、自分の墓地にあるクリーチャー・カードを選ぶ。その後、他の各対戦相手もターン順に同様に選ぶが、そのとき自分よりも先に選んだプレイヤーの選択を知っていることになる。その後、選ばれたカードがすべて同時に戻される。
多人数戦で、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されたなら、《ぬかるみさらい》の能力によってあなたがコントロールしていたパーマネントはすべて追放される。
《ぬめる化け眷者》
{3}{G}
クリーチャー ― 人間・ドルイド
3/3
瞬速
呪禁
ぬめる化け眷者が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それの上に呪禁カウンターを1個置く。その後、あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーの上から望む数のカウンターをそのクリーチャーの上に移動する。
あなたがコントロールしているクリーチャー望む数の上からカウンターを移動できる。1体のみでなくてもよい。
移動するカウンターは、《ぬめる化け眷者》の誘発型能力の解決時に選ぶ。
カウンターを0個移動することを選んでもよい。
《ぬめる化け眷者》の誘発型能力が、対戦相手がコントロールしているクリーチャーの上に呪禁カウンターを置いたとしても、あなたはそのクリーチャーの上にカウンターを移動することができる。
対象としたクリーチャーの上からそれ自身の上へカウンターを移動することはできない。
《熱心な秘儀術師、ハルダン》
{2}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
1/4
秘儀を運ぶもの、パコとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから秘儀を運ぶもの、パコを自分の手札に加え、その後切り直す」を選んでもよい。)
あなたは、あなたが追放した、取得カウンターが置かれていてクリーチャーでないカードを追放領域からプレイしてもよく、その呪文を唱えるために任意のマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
《鋸牙の破砕獣》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
6/6
変容{3}{G}(あなたがこの呪文をこれの変容コストで唱えるなら、あなたがオーナーであり人間でないクリーチャー1体を対象とし、これをそれの上か下に置く。これらは、一番上のクリーチャーに、その下にある能力すべてを加えたものに変容する。)
トランプル
このクリーチャーが変容するたび、クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
《鋸牙の破砕獣》の最後の能力を解決する時までに、対象とした、クリーチャーでないパーマネントが不適正な対象になっていたなら、その能力は解決されず、どのプレイヤーもビースト・トークンを生成しない。対象は適正だが破壊されなかった場合(たとえば、それが破壊不能を持っていた場合)は、それのコントローラーはビースト・トークンを生成する。
《のたうつ嵐、ザイリス》
{2}{G}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 蛇・リバイアサン
3/5
飛行
対戦相手が自分の各ドロー・ステップ内で初めて引くカード以外のカードを1枚引くたび、あなたは緑の1/1の蛇・クリーチャー・トークンを1体生成する。
のたうつ嵐、ザイリスがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたとそのプレイヤーはそれぞれその点数に等しい枚数のカードを引く。
何らかの呪文や能力によって、「引く」という言葉を使わずに対戦相手の手札にカードが加えられる場合は、それはそのプレイヤーが引いたカードではない。
《のたうつ嵐、ザイリス》が与えるダメージの点数があなたのライブラリーにあるカードの枚数よりも多いが、そのダメージにより防御プレイヤーのライフ総量が0点以下になるなら、《のたうつ嵐、ザイリス》の能力によってあなたがカードを引くより先にそのプレイヤーはゲームに敗北する。ゲームに残っているプレイヤーが他にいなければ、あなたはゲームに勝利する。
《のたうつ嵐、ザイリス》が与えるダメージの点数が、あなたのライブラリーにあるカードの枚数とそのプレイヤーのライブラリーにあるカードの枚数のどちらよりも多いなら、両者は同時にゲームに敗北する。2人のうちいずれかのライブラリーのカードが、もう1人よりも多かったとしても関係ない。ゲームに残っているプレイヤーが他にいなければ、そのゲームは引き分けになる。
《秘儀を運ぶもの、パコ》
{3}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― エレメンタル・猟犬
3/3
熱心な秘儀術師、ハルダンとの共闘
速攻
秘儀を運ぶもの、パコが攻撃するたび、各プレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放し、それらの上に取得カウンターをそれぞれ1個置く。これにより追放されたクリーチャーでないカード1枚につき、秘儀を運ぶもの、パコの上に+1/+1カウンターを1個置く。
《熱心な秘儀術師、ハルダン》の能力は、それが戦場にある間にのみ機能する。あなたは、《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戦場に出る前にあなたが追放して取得カウンターが置かれているカードを唱えることができる。《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戦場を離れたなら、あなたが追放して取得カウンターが置かれているカードは、《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戻ってくるまで唱えることができない。
追放したカードをプレイできるタイミングが、《熱心な秘儀術師、ハルダン》によって変わることはない。たとえば、ソーサリー・カードを追放したなら、あなたがそれを唱えられるのは、あなたのメイン・フェイズ中でスタックが空であるときのみである。土地・カードを追放したなら、あなたがそれをプレイできるのは、あなたのメイン・フェイズ中で、土地プレイが残っているときのみである。
あなたが追放して取得カウンターが置かれているクリーチャー・カードは、ルールや効果(たとえば、当事者カードの効果)が許可するなら、クリーチャーでない呪文として唱えてもよい。
カードを追放し、《秘儀を運ぶもの、パコ》の上に+1/+1カウンターを置くことは、すべて《秘儀を運ぶもの、パコ》の最後の能力の解決中に行う。この2つの手順の間には何も起きず、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。
多人数戦で、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されたなら、パコが取得してあなたがコントロールしていた呪文やパーマネントは追放される。
《無愛想なアナグマザウルス》
{3}{R}
クリーチャー ― アナグマ・恐竜
3/3
あなたがクリーチャー・カードを1枚捨てるたび、無愛想なアナグマザウルスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたが土地・カードを1枚捨てるたび、宝物・トークンを1つ生成する。(それは、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
あなたがクリーチャーでも土地でもないカードを1枚捨てるたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。無愛想なアナグマザウルスはそれと格闘を行う。
《無愛想なアナグマザウルス》の能力はどれも誘発型能力である。起動型能力ではない。それらの能力によって、あなたが望むときにカードを捨てられるわけではない。サイクリング能力のような、カードを捨てる他の方法が必要である。
呪文を唱えたり能力を起動したりするためのコストとしてカードを捨てるなら、《無愛想なアナグマザウルス》の誘発型能力は、その呪文や能力が解決されるよりも先に解決されるが、それはそれの対象が選ばれた後である。呪文や能力の解決中にカードを捨てるなら、《無愛想なアナグマザウルス》の誘発型能力は、その呪文や能力の解決が終わった後で解決される。
《無愛想なアナグマザウルス》の最後の能力を解決する時に、対象としたクリーチャーが不適正な対象であったなら、その能力は解決されない。この能力の解決時に、対象は適正であっても《無愛想なアナグマザウルス》が戦場になかったなら、その対象としたクリーチャーはダメージを与えも受けもしない。
《偏向はたき》
{2}{R}
インスタント
あなたが統率者をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
呪文1つか能力1つを対象とする。あなたはそれの新しい対象を選んでもよい。
対象とした呪文の新しい対象を選ぶなら、新しい対象は適正でなければならない。
対象の数が変わり得る呪文であっても、対象の数を変更することはできない。
対象とした呪文に(たとえば、《ヴァドロックの神話》のように)唱える際に分割したダメージがあるなら、その分割を変更することはできない。ただし、個々のダメージを受ける対象は変更できる。カウンターを割り振って置く呪文についても同様である。
《捕食の推進力》
{4}{G}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは+3/+3の修整を受け、可能ならブロックされなければならず、常に使嗾される。(それは可能なら各戦闘で攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。)
エンチャントしているクリーチャーをブロックする必要があるのは、クリーチャー1体のみである。他のクリーチャーもそれをブロックしてもよいが、他のクリーチャーをブロックしても何もブロックしなくても構わない。
防御プレイヤーがコントロールしているどのクリーチャーも、何らかの理由によりそれではブロックできない(たとえば、タップ状態である)のであれば、エンチャントしているクリーチャーはブロックされない。エンチャントしているクリーチャーをブロックするために何らかのコストが必要な場合は、防御プレイヤーはコストの支払いを強制されることはないので、それをブロックしなくてもよい。
《骨塚の巻きひげ菌》
{2}{B}
クリーチャー ― ファンガス
*/*
骨塚の巻きひげ菌のパワーとタフネスはそれぞれ、他の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数に等しい。
活用{4}{B}({4}{B}, このカードをあなたの墓地から追放する:クリーチャー1体を対象とし、それの上にこのカードのパワーに等しい数の+1/+1カウンターを置く。活用はソーサリーとしてのみ行う。)
《骨塚の巻きひげ菌》のパワーとタフネスを決める能力は、戦場だけでなくすべての領域で機能する。
《骨塚の巻きひげ菌》の活用能力によって与えられるカウンターの個数は、それを追放する前にあなたの墓地にあった最後のときのパワーに等しい。プレイヤーは、あなたがこの能力を起動した後にあなたの墓地にあるものを変更して、それによって与えられるカウンターの個数を変えるようなことはできない。
《魔力景の屈折体》
{3}
アーティファクト
魔力景の屈折体はタップ状態で戦場に出る。
魔力景の屈折体は、戦場にある土地すべての起動型能力をすべて持つ。
あなたは魔力景の屈折体の能力の起動コストを支払うために、マナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
起動型能力とはコロン(:)を含むものである。それは通常「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。起動型能力を表すキーワード能力もある。それらは注釈文にコロンを含む。《魔力景の屈折体》は誘発型能力(「~とき、」、「~たび、」、「~時に、」と書かれている)を得ない。
基本土地タイプを持つ土地には、その基本土地タイプに対応する固有の起動型マナ能力がある。《魔力景の屈折体》はそれらの能力も持つ。
《魔力景の屈折体》が、本来その能力があったカードの起動型でない能力と通常は関連している起動型能力を得た場合、《魔力景の屈折体》が得たその能力はどの能力とも関連していない。
《魔力景の屈折体》が、本来その能力があったカードの起動型能力と通常は関連している起動型能力を得た場合、《魔力景の屈折体》が得たそれらの能力は、そのカードが戦場に残っている限り関連している。
《無情な追跡者、カズル》
{3}{G}
伝説のクリーチャー ― 人間・戦士
3/3
追跡する影、ウキーマとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから追跡する影、ウキーマを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
《冥界生まれの祭壇》
{1}{B}
アーティファクト
{T}, 冥界生まれの祭壇の上に魂魄カウンターを1個置く:あなたの統率者を統率領域からあなたの手札に加える。その後、あなたは冥界生まれの祭壇の上に置かれている魂魄カウンター1個につき3点のライフを失う。
魂魄カウンターを《冥界生まれの祭壇》の上に置くことは、能力を起動するためのコストの一部である。そのカウンターの個数は、能力の解決時に数える。その2つの時点の間にプレイヤーが処理を行って、魂魄カウンターの個数が変わることがある。たとえば、ライフを失わないようにカウンターを取り除くかもしれない。
《冥界生まれの祭壇》が、それの能力がスタック上にある間に戦場を離れたなら、あなたが失うライフの点数は、それが戦場を離れる直前にそれの上に置かれていた魂魄カウンターの個数を用いて決定する。
「統率者税」は、統率領域から統率者が唱えられた回数に基づいて増加する。あなたの手札から統率者を唱える際にはこの追加コストは必要ない。それによって次にあなたがその統率者を統率領域から唱える際のコストが増加することもない。
あなたの統率者が統率領域にない(または、統率者変種ルールでプレイしていない)なら、《冥界生まれの祭壇》はあなたにライフを失わせるのみである。
統率領域に統率者が2枚あるなら、《冥界生まれの祭壇》の能力は、あなたが選んだ1枚を手札に加える。両方ではない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》
{2}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― ハイエナ・ビースト
3/3
巣穴あさり、ニカーラとの共闘
警戒
物あさりの見張り役、ヤーンニックが戦場に出たとき、物あさりの見張り役、ヤーンニックが戦場を離れるまで、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を追放する。そうしたとき、望む数のクリーチャーを対象とし、それらの上に+1/+1カウンターX個を望むように割り振って置く。Xはその追放されたクリーチャーのパワーに等しい。
《巣穴あさり、ニカーラ》の最後の能力では、そのクリーチャーの上にカウンターが何個置かれていたか、何種類置かれていたかには関係なく、あなたはカードを1枚引き1点のライフを失う。
+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーが、それの上に同じ個数の-1/-1カウンターが置かれることによって、致死ダメージを負った状態になって破壊されるかタフネスが0以下になってオーナーの墓地に置かれるかしたなら、《巣穴あさり、ニカーラ》の最後の能力が誘発する。なぜなら、この能力はクリーチャーが戦場にあった最後のときの状態を見るが、その時点ではそれらのカウンターが置かれていたからである。
《巣穴あさり、ニカーラ》が、カウンターが置かれているクリーチャーと同時に戦場を離れたなら、そのクリーチャーについて《巣穴あさり、ニカーラ》の能力が誘発する。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》が、それの誘発型能力が解決される前に戦場を離れたなら、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャーを追放しない。《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の再帰誘発型能力は誘発しない。
追放されたクリーチャーにつけられていたオーラは、オーナーの墓地に置かれる。装備品は、はずれて戦場に残る。追放されたクリーチャーの上に置かれていたカウンターは消滅する。カードが戦場に戻るとき、それは追放されたカードとは関係ない新しいオブジェクトになる。
これによりトークンが追放されたなら、それは消滅し戦場に戻らないが、この能力はカウンターを割り振って置く。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の能力は、あなたがコントロールしているクリーチャーを対象としない。そのクリーチャーは誘発型能力の解決時に選ぶ。それが追放された後で再帰誘発型能力が誘発し、カウンターを置くクリーチャーを対象として選ぶ。
割り振って置く+1/+1カウンターの数を決定するために、クリーチャーが戦場にあった最後のときのパワーを用いる。
再帰誘発型能力をスタックに置く際に、カウンターの割り振り方を選ぶ。対象とした各クリーチャーにはそれぞれ少なくとも1つのカウンターを割り振らなければならない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の再帰誘発型能力の対象としてクリーチャーを0体選んでもよい。そうしたなら、どのクリーチャーも+1/+1カウンターを得ない。
再帰誘発型能力に対応して、対象としたクリーチャーのうち1体が不適正な対象になったなら、そのクリーチャーの上に置く予定だった+1/+1カウンターは失われる。それを他の適正な対象の上に置くことはできない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》を、それ自身の再帰誘発型能力の対象にできる。
《様相ねじり、カスリル》
{2}{W}{B}{G}
伝説のクリーチャー ― ナイトメア・昆虫
3/3
様相ねじり、カスリルが戦場に出たとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードが飛行を持っているなら、あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に飛行カウンターを1個置く。先制攻撃、二段攻撃、接死、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒について、この手順を繰り返す。その後、これによりクリーチャーの上に置かれたカウンター1個につき、様相ねじり、カスリルの上に+1/+1カウンターを1個置く。
該当する各キーワードについてそれぞれ適切なカウンターを、あなたがコントロールしているクリーチャーであればどれの上に置いてもよい。《様相ねじり、カスリル》の上でもよい。カウンターすべてを同じクリーチャーの上に置く必要はない。
各キーワードは、それぞれ1回ずつ見る。あなたの墓地に飛行を持つクリーチャー・カードが2枚あったとしても、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に飛行カウンター1個のみを置く。2個ではない。
《様相ねじり、カスリル》の能力の解決が始まった後では、解決が終わり《様相ねじり、カスリル》の上に+1/+1カウンターを置くまで、どのプレイヤーも他の処理を行うことはできない。
《溶鉄の残響》
{2}{R}{R}
エンチャント
溶鉄の残響が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
その選ばれたタイプでありトークンでないクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。そのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
あなたは「人間」や「戦士」などの存在するクリーチャー・タイプを選ばなければならない。「アーティファクト」などのカード・タイプや、「伝説の」などの特殊タイプを選ぶことはできない。
《溶鉄の残響》の誘発型能力が解決される以前に、そのトークンでないクリーチャーが戦場を離れたなら、生成されたトークンは、そのクリーチャーが去る以前の最後のときの情報を使用する。
そのトークンはコピー元のクリーチャーに書かれていることをそのままコピーするが、それ以外のことはコピーしない(そのクリーチャーが別の何かをコピーしていた場合を除く。その場合については後述)。それはそのクリーチャーがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラや装備品がつけられているかどうかをコピーしない。また、パワー、タフネス、タイプ、色などを変化させるコピー効果でない効果もコピーしない。
コピー元のクリーチャーが他の何かをコピーしている場合は、トークンはそのクリーチャーがコピーしているものとなって戦場に出る。
コピー元のクリーチャーのマナ・コストに{X}が含まれている場合は、Xは0として扱う。
コピー元のクリーチャーの戦場に出たときに誘発する能力は、このトークンが戦場に出たときにも誘発する。コピー元のクリーチャーが持つ「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」や「[このクリーチャー]は~状態で戦場に出る」の能力も機能する。
《ラバブリンクの防潮門》
{3}{R}
アーティファクト
{T}:{R}{R}を加える。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはラバブリンクの防潮門の上に破滅カウンターを1個置くか、これの上から破滅カウンターを1個取り除くか、いずれかを行ってもよい。その後、これの上に破滅カウンターが3個以上置かれていたなら、ラバブリンクの防潮門を生け贄に捧げる。そうしたとき、これは各クリーチャーにそれぞれ6点のダメージを与える。
現在のアップキープを進行しているプレイヤーは、《ラバブリンクの防潮門》の上に破滅カウンターを1個置くか、それの上から1個取り除くか、どちらも行わないかを選ぶ。
《ラバブリンクの防潮門》の上に破滅カウンターが3個以上置かれているのでそれを生け贄に捧げるということは、それの能力の解決中にのみ行う。他の方法で3個目のカウンターを置いた場合は、それを即座に生け贄に捧げない。
《ラバブリンクの防潮門》の再帰誘発型能力が誘発してダメージを与えるのは、それの誘発型能力の解決中にあなたがそれを生け贄に捧げた場合のみである。他の理由により生け贄に捧げた場合には誘発しない。
《林間の才獣》
{2}{G}
クリーチャー ― ビースト
2/4
プレイヤーが呪文を唱えるたび、それがそのプレイヤーのターンでない場合、そのプレイヤーはカードを1枚引く。
プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
誘発型能力の解決後、それを誘発させた呪文の解決前というタイミングで、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。
{3}{U}
クリーチャー ― 魚
3/4
どのプレイヤーも、呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
あなたのターンの間、対戦相手は呪文を唱えられない。
《高潮のバラクーダ》の能力は、《高潮のバラクーダ》が戦場にあるときにのみ適用される。特に、1つ目の能力はあなたが《高潮のバラクーダ》を唱えようとする際には適用されない。
《高潮のバラクーダ》の1つ目の能力はオブジェクトに瞬速を与えない。呪文を唱えることができるタイミングを変えるのみである。
プレイヤーが呪文を唱えると宣言した後では、《高潮のバラクーダ》を取り除き、その結果そのタイミングではその呪文を唱えられなくなる、というようなことはできない。瞬速を持つかのように唱えられた呪文は、可能であれば解決される。その時点で《高潮のバラクーダ》が戦場になくても関係ない。
あなたのターンの間に、対戦相手は能力を起動することができる。
効果に、対戦相手はあなたのターン中に呪文を唱えてもよいと書かれていたとしても、《高潮のバラクーダ》の制限がその許諾に優先する。
《多頭山羊》
{X}{G}
クリーチャー ― ヤギ・ハイドラ
0/0
多頭山羊は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
{2}:多頭山羊の上に+1/+1カウンターを1個置く。その後あなたは多頭山羊が攻撃するプレイヤーを選び直してもよい。この能力は、多頭山羊が攻撃しているプレイヤーのみが、攻撃クリーチャー指定ステップ中にのみ、起動できる。(これはこれのコントローラーを攻撃できない。)
クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直すときには、攻撃に関する強制や制限やコストを無視する。
クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直すときには、「このクリーチャーが攻撃したとき」の能力は誘発しない。
攻撃クリーチャーの攻撃するプレイヤーを選び直した場合でも、そのクリーチャーが攻撃したプレイヤーはその指定したプレイヤーのままだが、選び直したプレイヤーを攻撃している。
《多頭山羊》が攻撃しているプレイヤーは、それが代わりにプレインズウォーカーを攻撃するように選び直すことはできない。《多頭山羊》がプレインズウォーカーを攻撃しているなら、どのプレイヤーも最後の能力を起動することはできない。
《多頭山羊》の新たな攻撃先となったプレイヤーも、その能力を起動してよい。そして《多頭山羊》を、それが元々向かっていた方へ戻してもよい。
《地図作りの鷹》
{1}{W}
クリーチャー ― 鳥
2/1
飛行
地図作りの鷹が、土地をあなたよりも多くコントロールしているプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、これをオーナーの手札に戻す。そうしたなら、あなたは「あなたのライブラリーから平地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
《地図作りの鷹》が、その誘発型能力の解決以前に戦場を離れたなら、あなたはそれを移動後の領域からオーナーの手札に戻すことはできない。
《追跡する影、ウキーマ》
{1}{U}{B}
伝説のクリーチャー ― 鯨・狼
2/2
無情な追跡者、カズルとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから無情な追跡者、カズルを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
追跡する影、ウキーマはブロックされない。
追跡する影、ウキーマが戦場を離れたとき、プレイヤー1人を対象とする。これはそのプレイヤーにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。Xはこれのパワーに等しい。
《追跡する影、ウキーマ》が戦場にあった最後のときのパワーを用いて、それが与えるダメージの点数とあなたが得るライフの点数を決定する。その値が0より小さかったなら、それがダメージを与えることもあなたがライフを得ることもない。
《追跡する影、ウキーマ》の最後の能力を解決する時までに、対象としたプレイヤーが不適正な対象になっていたなら、その能力は解決されず、あなたはライフを得ない。
《追跡する影、ウキーマ》に致死ダメージが与えられるのと同時にあなたのライフ総量が0以下になったなら、最後の能力がスタックに置かれる前に、あなたはゲームに敗北する。
《天上の餌あさり》
{4}{U}{U}
クリーチャー ― エレメンタル・鯨
3/3
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、{1}を支払う。)
飛行
天上の餌あさりが攻撃するたび、あなたは天上の餌あさりによって追放されていてインスタントかソーサリーであるカード1枚をオーナーの手札に戻してもよい。
呪文のマナ・コストや点数で見たマナ・コストが、探査によって変わることはない。たとえば、あなたが《天上の餌あさり》を唱えるためにカードを3枚追放したとしても、それの点数で見たマナ・コストは6である。
追放したカードで、探査を持つ呪文に必要な色マナを支払うことはできない。
探査を持つ呪文に必要な不特定マナの点数より多くの枚数のカードを追放することはできない。たとえば、他の効果によってコストが増えていないかぎり、《天上の餌あさり》を唱えるために墓地からカードを5枚以上追放することはできない。
《天上の餌あさり》が、それの誘発型能力がスタック上にある間に戦場を離れたとしても、それの能力は《天上の餌あさり》の探査能力によって追放したカードを見つけることができる。
《天上の餌あさり》の誘発型能力が解決された後、ブロック・クリーチャーを指定する前というタイミングで、プレイヤーは優先権を得て呪文を唱えることができる(たとえば、適正であれば、手札に戻したカードを唱えることができる)。
《銅纏いの呼集》
{2}{W}
インスタント
奮励 ― この呪文を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき{1}{W}多くなる。
望む数の対戦相手を対象とする。白の1/1の人間・兵士・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはそれらの対戦相手がコントロールしているクリーチャーの総数に等しい。
対象とした対戦相手の中に、《銅纏いの呼集》の解決時までに適正な対象でなくなっていたプレイヤーがいたなら、あなたが生成するトークンの総数を決定するときにそのプレイヤーのクリーチャーは数に入れない。
奮励の能力を持つ各呪文を唱える際に、あなたはそれの対象をいくつにするかを選び、またそれらの対象は何なのかも選ぶ。対象を取らずに呪文を唱えることも可能ではあるが、普通は意味がない。奮励の呪文1つについて同じ対象を2回以上選ぶことはできない。
奮励の呪文の点数で見たマナ・コストは対象の数によって変わらない。
この呪文がコピーされ、そのコピーした呪文の効果によってプレイヤーが新しい対象を選べるとしても、対象の数を変更することはできない。新しい対象を選ぶ場合、その対象のうちの一部または全部を変更しても良いし、しなくても良い。対象の中に新たに適正な対象を選べないものがあれば、それは変更されない(元の対象が不適正であってもそのまま残る)。
呪文や能力が、奮励の呪文をそのマナ・コストを支払うことなく唱えることを可能にした場合にも、2つ目以降の対象についての追加コストは支払う必要がある。
《貪欲な巨体獣》
{5}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
3/3
貪食3(これが戦場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。このクリーチャーは、その数の3倍に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。)
貪欲な巨体獣が戦場に出たとき、クリーチャー最大X体を対象とする。これはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。Xはこれのパワーに等しい。それらの各クリーチャーはそれぞれ、自身のパワーに等しい点数のダメージを貪欲な巨体獣に与える。
《貪欲な巨体獣》は、それと同時に戦場に出るクリーチャーを貪食できない。
ダメージは、《貪欲な巨体獣》の誘発型能力がスタックに置かれる際に分割する。解決時ではない。各対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。X個を超える対象を選び、いくつかの対象に0点のダメージを割り振るということはできない。
対象を0体選んでもよい。そうしたなら、《貪欲な巨体獣》はダメージを与えも受けもしない。
《貪欲な巨体獣》の能力の対象の一部が不適正な対象になっていても、元のダメージの分割を適用する。ただし、不適正になった対象に与えられるはずだったダメージは一切与えられない。
《貪欲な巨体獣》の能力をスタックに置く際にダメージを分割する時点でXの値は固定される。その時点以降に《貪欲な巨体獣》のパワーが変わっても、それが与えるダメージは変わらない。
《栄光の頌歌》の能力のような常在型能力は、《貪欲な巨体獣》の誘発型能力がスタックに置かれる前にそれのパワーを変更する。呪文や起動型能力や誘発型能力では、Xの値の変更に間に合うタイミングでパワーを増やすことはできない。
《貪欲な巨体獣》の能力の対象となったクリーチャーは、致死ダメージを受けたとしても、死亡する前にダメージを《貪欲な巨体獣》に与え返す。
《謎めいた三葉虫》
{X}{X}
クリーチャー ― 三葉虫
0/0
謎めいた三葉虫は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
謎めいた三葉虫の上から+1/+1カウンターを1個取り除く:{C}{C}を加える。このマナは、能力を起動するためにのみ使用できる。
{1}, {T}:謎めいた三葉虫の上に+1/+1カウンターを1個置く。
{X}{X}というマナ・コストはXの2倍の点数のマナを支払うことを意味する。Xの値を3にするなら、あなたは《謎めいた三葉虫》を唱えるために{6}を支払う。
起動型能力とは、《謎めいた三葉虫》の起動型マナ能力や最後の起動型能力のように、コロン(:)を含むものである。それは通常「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。起動型能力を表すキーワード能力(たとえば、サイクリング)もある。それらは注釈文にコロンを含む。
《謎めいた三葉虫》が生み出した2点の無色のマナは、2つの異なる起動型能力に使用できる。
《ぬかるみさらい》
{3}{B}
ソーサリー
各対戦相手はそれぞれ、自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚を選ぶ。それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。
《ぬかるみさらい》の解決時に、まずターン順で次の対戦相手(そのターンが対戦相手のターンである場合は、そのターンを進行している対戦相手)が、自分の墓地にあるクリーチャー・カードを選ぶ。その後、他の各対戦相手もターン順に同様に選ぶが、そのとき自分よりも先に選んだプレイヤーの選択を知っていることになる。その後、選ばれたカードがすべて同時に戻される。
多人数戦で、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されたなら、《ぬかるみさらい》の能力によってあなたがコントロールしていたパーマネントはすべて追放される。
《ぬめる化け眷者》
{3}{G}
クリーチャー ― 人間・ドルイド
3/3
瞬速
呪禁
ぬめる化け眷者が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それの上に呪禁カウンターを1個置く。その後、あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーの上から望む数のカウンターをそのクリーチャーの上に移動する。
あなたがコントロールしているクリーチャー望む数の上からカウンターを移動できる。1体のみでなくてもよい。
移動するカウンターは、《ぬめる化け眷者》の誘発型能力の解決時に選ぶ。
カウンターを0個移動することを選んでもよい。
《ぬめる化け眷者》の誘発型能力が、対戦相手がコントロールしているクリーチャーの上に呪禁カウンターを置いたとしても、あなたはそのクリーチャーの上にカウンターを移動することができる。
対象としたクリーチャーの上からそれ自身の上へカウンターを移動することはできない。
《熱心な秘儀術師、ハルダン》
{2}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・ウィザード
1/4
秘儀を運ぶもの、パコとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから秘儀を運ぶもの、パコを自分の手札に加え、その後切り直す」を選んでもよい。)
あなたは、あなたが追放した、取得カウンターが置かれていてクリーチャーでないカードを追放領域からプレイしてもよく、その呪文を唱えるために任意のマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
《鋸牙の破砕獣》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
6/6
変容{3}{G}(あなたがこの呪文をこれの変容コストで唱えるなら、あなたがオーナーであり人間でないクリーチャー1体を対象とし、これをそれの上か下に置く。これらは、一番上のクリーチャーに、その下にある能力すべてを加えたものに変容する。)
トランプル
このクリーチャーが変容するたび、クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
《鋸牙の破砕獣》の最後の能力を解決する時までに、対象とした、クリーチャーでないパーマネントが不適正な対象になっていたなら、その能力は解決されず、どのプレイヤーもビースト・トークンを生成しない。対象は適正だが破壊されなかった場合(たとえば、それが破壊不能を持っていた場合)は、それのコントローラーはビースト・トークンを生成する。
《のたうつ嵐、ザイリス》
{2}{G}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 蛇・リバイアサン
3/5
飛行
対戦相手が自分の各ドロー・ステップ内で初めて引くカード以外のカードを1枚引くたび、あなたは緑の1/1の蛇・クリーチャー・トークンを1体生成する。
のたうつ嵐、ザイリスがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたとそのプレイヤーはそれぞれその点数に等しい枚数のカードを引く。
何らかの呪文や能力によって、「引く」という言葉を使わずに対戦相手の手札にカードが加えられる場合は、それはそのプレイヤーが引いたカードではない。
《のたうつ嵐、ザイリス》が与えるダメージの点数があなたのライブラリーにあるカードの枚数よりも多いが、そのダメージにより防御プレイヤーのライフ総量が0点以下になるなら、《のたうつ嵐、ザイリス》の能力によってあなたがカードを引くより先にそのプレイヤーはゲームに敗北する。ゲームに残っているプレイヤーが他にいなければ、あなたはゲームに勝利する。
《のたうつ嵐、ザイリス》が与えるダメージの点数が、あなたのライブラリーにあるカードの枚数とそのプレイヤーのライブラリーにあるカードの枚数のどちらよりも多いなら、両者は同時にゲームに敗北する。2人のうちいずれかのライブラリーのカードが、もう1人よりも多かったとしても関係ない。ゲームに残っているプレイヤーが他にいなければ、そのゲームは引き分けになる。
《秘儀を運ぶもの、パコ》
{3}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― エレメンタル・猟犬
3/3
熱心な秘儀術師、ハルダンとの共闘
速攻
秘儀を運ぶもの、パコが攻撃するたび、各プレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放し、それらの上に取得カウンターをそれぞれ1個置く。これにより追放されたクリーチャーでないカード1枚につき、秘儀を運ぶもの、パコの上に+1/+1カウンターを1個置く。
《熱心な秘儀術師、ハルダン》の能力は、それが戦場にある間にのみ機能する。あなたは、《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戦場に出る前にあなたが追放して取得カウンターが置かれているカードを唱えることができる。《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戦場を離れたなら、あなたが追放して取得カウンターが置かれているカードは、《熱心な秘儀術師、ハルダン》が戻ってくるまで唱えることができない。
追放したカードをプレイできるタイミングが、《熱心な秘儀術師、ハルダン》によって変わることはない。たとえば、ソーサリー・カードを追放したなら、あなたがそれを唱えられるのは、あなたのメイン・フェイズ中でスタックが空であるときのみである。土地・カードを追放したなら、あなたがそれをプレイできるのは、あなたのメイン・フェイズ中で、土地プレイが残っているときのみである。
あなたが追放して取得カウンターが置かれているクリーチャー・カードは、ルールや効果(たとえば、当事者カードの効果)が許可するなら、クリーチャーでない呪文として唱えてもよい。
カードを追放し、《秘儀を運ぶもの、パコ》の上に+1/+1カウンターを置くことは、すべて《秘儀を運ぶもの、パコ》の最後の能力の解決中に行う。この2つの手順の間には何も起きず、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。
多人数戦で、プレイヤーがゲームから除外されたなら、そのプレイヤーがオーナーであるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されたなら、パコが取得してあなたがコントロールしていた呪文やパーマネントは追放される。
《無愛想なアナグマザウルス》
{3}{R}
クリーチャー ― アナグマ・恐竜
3/3
あなたがクリーチャー・カードを1枚捨てるたび、無愛想なアナグマザウルスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたが土地・カードを1枚捨てるたび、宝物・トークンを1つ生成する。(それは、「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
あなたがクリーチャーでも土地でもないカードを1枚捨てるたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。無愛想なアナグマザウルスはそれと格闘を行う。
《無愛想なアナグマザウルス》の能力はどれも誘発型能力である。起動型能力ではない。それらの能力によって、あなたが望むときにカードを捨てられるわけではない。サイクリング能力のような、カードを捨てる他の方法が必要である。
呪文を唱えたり能力を起動したりするためのコストとしてカードを捨てるなら、《無愛想なアナグマザウルス》の誘発型能力は、その呪文や能力が解決されるよりも先に解決されるが、それはそれの対象が選ばれた後である。呪文や能力の解決中にカードを捨てるなら、《無愛想なアナグマザウルス》の誘発型能力は、その呪文や能力の解決が終わった後で解決される。
《無愛想なアナグマザウルス》の最後の能力を解決する時に、対象としたクリーチャーが不適正な対象であったなら、その能力は解決されない。この能力の解決時に、対象は適正であっても《無愛想なアナグマザウルス》が戦場になかったなら、その対象としたクリーチャーはダメージを与えも受けもしない。
《偏向はたき》
{2}{R}
インスタント
あなたが統率者をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
呪文1つか能力1つを対象とする。あなたはそれの新しい対象を選んでもよい。
対象とした呪文の新しい対象を選ぶなら、新しい対象は適正でなければならない。
対象の数が変わり得る呪文であっても、対象の数を変更することはできない。
対象とした呪文に(たとえば、《ヴァドロックの神話》のように)唱える際に分割したダメージがあるなら、その分割を変更することはできない。ただし、個々のダメージを受ける対象は変更できる。カウンターを割り振って置く呪文についても同様である。
《捕食の推進力》
{4}{G}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは+3/+3の修整を受け、可能ならブロックされなければならず、常に使嗾される。(それは可能なら各戦闘で攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。)
エンチャントしているクリーチャーをブロックする必要があるのは、クリーチャー1体のみである。他のクリーチャーもそれをブロックしてもよいが、他のクリーチャーをブロックしても何もブロックしなくても構わない。
防御プレイヤーがコントロールしているどのクリーチャーも、何らかの理由によりそれではブロックできない(たとえば、タップ状態である)のであれば、エンチャントしているクリーチャーはブロックされない。エンチャントしているクリーチャーをブロックするために何らかのコストが必要な場合は、防御プレイヤーはコストの支払いを強制されることはないので、それをブロックしなくてもよい。
《骨塚の巻きひげ菌》
{2}{B}
クリーチャー ― ファンガス
*/*
骨塚の巻きひげ菌のパワーとタフネスはそれぞれ、他の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数に等しい。
活用{4}{B}({4}{B}, このカードをあなたの墓地から追放する:クリーチャー1体を対象とし、それの上にこのカードのパワーに等しい数の+1/+1カウンターを置く。活用はソーサリーとしてのみ行う。)
《骨塚の巻きひげ菌》のパワーとタフネスを決める能力は、戦場だけでなくすべての領域で機能する。
《骨塚の巻きひげ菌》の活用能力によって与えられるカウンターの個数は、それを追放する前にあなたの墓地にあった最後のときのパワーに等しい。プレイヤーは、あなたがこの能力を起動した後にあなたの墓地にあるものを変更して、それによって与えられるカウンターの個数を変えるようなことはできない。
《魔力景の屈折体》
{3}
アーティファクト
魔力景の屈折体はタップ状態で戦場に出る。
魔力景の屈折体は、戦場にある土地すべての起動型能力をすべて持つ。
あなたは魔力景の屈折体の能力の起動コストを支払うために、マナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
起動型能力とはコロン(:)を含むものである。それは通常「[コスト]:[効果]」の形で書かれている。起動型能力を表すキーワード能力もある。それらは注釈文にコロンを含む。《魔力景の屈折体》は誘発型能力(「~とき、」、「~たび、」、「~時に、」と書かれている)を得ない。
基本土地タイプを持つ土地には、その基本土地タイプに対応する固有の起動型マナ能力がある。《魔力景の屈折体》はそれらの能力も持つ。
《魔力景の屈折体》が、本来その能力があったカードの起動型でない能力と通常は関連している起動型能力を得た場合、《魔力景の屈折体》が得たその能力はどの能力とも関連していない。
《魔力景の屈折体》が、本来その能力があったカードの起動型能力と通常は関連している起動型能力を得た場合、《魔力景の屈折体》が得たそれらの能力は、そのカードが戦場に残っている限り関連している。
《無情な追跡者、カズル》
{3}{G}
伝説のクリーチャー ― 人間・戦士
3/3
追跡する影、ウキーマとの共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから追跡する影、ウキーマを自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
《冥界生まれの祭壇》
{1}{B}
アーティファクト
{T}, 冥界生まれの祭壇の上に魂魄カウンターを1個置く:あなたの統率者を統率領域からあなたの手札に加える。その後、あなたは冥界生まれの祭壇の上に置かれている魂魄カウンター1個につき3点のライフを失う。
魂魄カウンターを《冥界生まれの祭壇》の上に置くことは、能力を起動するためのコストの一部である。そのカウンターの個数は、能力の解決時に数える。その2つの時点の間にプレイヤーが処理を行って、魂魄カウンターの個数が変わることがある。たとえば、ライフを失わないようにカウンターを取り除くかもしれない。
《冥界生まれの祭壇》が、それの能力がスタック上にある間に戦場を離れたなら、あなたが失うライフの点数は、それが戦場を離れる直前にそれの上に置かれていた魂魄カウンターの個数を用いて決定する。
「統率者税」は、統率領域から統率者が唱えられた回数に基づいて増加する。あなたの手札から統率者を唱える際にはこの追加コストは必要ない。それによって次にあなたがその統率者を統率領域から唱える際のコストが増加することもない。
あなたの統率者が統率領域にない(または、統率者変種ルールでプレイしていない)なら、《冥界生まれの祭壇》はあなたにライフを失わせるのみである。
統率領域に統率者が2枚あるなら、《冥界生まれの祭壇》の能力は、あなたが選んだ1枚を手札に加える。両方ではない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》
{2}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― ハイエナ・ビースト
3/3
巣穴あさり、ニカーラとの共闘
警戒
物あさりの見張り役、ヤーンニックが戦場に出たとき、物あさりの見張り役、ヤーンニックが戦場を離れるまで、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を追放する。そうしたとき、望む数のクリーチャーを対象とし、それらの上に+1/+1カウンターX個を望むように割り振って置く。Xはその追放されたクリーチャーのパワーに等しい。
《巣穴あさり、ニカーラ》の最後の能力では、そのクリーチャーの上にカウンターが何個置かれていたか、何種類置かれていたかには関係なく、あなたはカードを1枚引き1点のライフを失う。
+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーが、それの上に同じ個数の-1/-1カウンターが置かれることによって、致死ダメージを負った状態になって破壊されるかタフネスが0以下になってオーナーの墓地に置かれるかしたなら、《巣穴あさり、ニカーラ》の最後の能力が誘発する。なぜなら、この能力はクリーチャーが戦場にあった最後のときの状態を見るが、その時点ではそれらのカウンターが置かれていたからである。
《巣穴あさり、ニカーラ》が、カウンターが置かれているクリーチャーと同時に戦場を離れたなら、そのクリーチャーについて《巣穴あさり、ニカーラ》の能力が誘発する。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》が、それの誘発型能力が解決される前に戦場を離れたなら、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャーを追放しない。《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の再帰誘発型能力は誘発しない。
追放されたクリーチャーにつけられていたオーラは、オーナーの墓地に置かれる。装備品は、はずれて戦場に残る。追放されたクリーチャーの上に置かれていたカウンターは消滅する。カードが戦場に戻るとき、それは追放されたカードとは関係ない新しいオブジェクトになる。
これによりトークンが追放されたなら、それは消滅し戦場に戻らないが、この能力はカウンターを割り振って置く。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の能力は、あなたがコントロールしているクリーチャーを対象としない。そのクリーチャーは誘発型能力の解決時に選ぶ。それが追放された後で再帰誘発型能力が誘発し、カウンターを置くクリーチャーを対象として選ぶ。
割り振って置く+1/+1カウンターの数を決定するために、クリーチャーが戦場にあった最後のときのパワーを用いる。
再帰誘発型能力をスタックに置く際に、カウンターの割り振り方を選ぶ。対象とした各クリーチャーにはそれぞれ少なくとも1つのカウンターを割り振らなければならない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》の再帰誘発型能力の対象としてクリーチャーを0体選んでもよい。そうしたなら、どのクリーチャーも+1/+1カウンターを得ない。
再帰誘発型能力に対応して、対象としたクリーチャーのうち1体が不適正な対象になったなら、そのクリーチャーの上に置く予定だった+1/+1カウンターは失われる。それを他の適正な対象の上に置くことはできない。
《物あさりの見張り役、ヤーンニック》を、それ自身の再帰誘発型能力の対象にできる。
《様相ねじり、カスリル》
{2}{W}{B}{G}
伝説のクリーチャー ― ナイトメア・昆虫
3/3
様相ねじり、カスリルが戦場に出たとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードが飛行を持っているなら、あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に飛行カウンターを1個置く。先制攻撃、二段攻撃、接死、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒について、この手順を繰り返す。その後、これによりクリーチャーの上に置かれたカウンター1個につき、様相ねじり、カスリルの上に+1/+1カウンターを1個置く。
該当する各キーワードについてそれぞれ適切なカウンターを、あなたがコントロールしているクリーチャーであればどれの上に置いてもよい。《様相ねじり、カスリル》の上でもよい。カウンターすべてを同じクリーチャーの上に置く必要はない。
各キーワードは、それぞれ1回ずつ見る。あなたの墓地に飛行を持つクリーチャー・カードが2枚あったとしても、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に飛行カウンター1個のみを置く。2個ではない。
《様相ねじり、カスリル》の能力の解決が始まった後では、解決が終わり《様相ねじり、カスリル》の上に+1/+1カウンターを置くまで、どのプレイヤーも他の処理を行うことはできない。
《溶鉄の残響》
{2}{R}{R}
エンチャント
溶鉄の残響が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
その選ばれたタイプでありトークンでないクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。そのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
あなたは「人間」や「戦士」などの存在するクリーチャー・タイプを選ばなければならない。「アーティファクト」などのカード・タイプや、「伝説の」などの特殊タイプを選ぶことはできない。
《溶鉄の残響》の誘発型能力が解決される以前に、そのトークンでないクリーチャーが戦場を離れたなら、生成されたトークンは、そのクリーチャーが去る以前の最後のときの情報を使用する。
そのトークンはコピー元のクリーチャーに書かれていることをそのままコピーするが、それ以外のことはコピーしない(そのクリーチャーが別の何かをコピーしていた場合を除く。その場合については後述)。それはそのクリーチャーがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラや装備品がつけられているかどうかをコピーしない。また、パワー、タフネス、タイプ、色などを変化させるコピー効果でない効果もコピーしない。
コピー元のクリーチャーが他の何かをコピーしている場合は、トークンはそのクリーチャーがコピーしているものとなって戦場に出る。
コピー元のクリーチャーのマナ・コストに{X}が含まれている場合は、Xは0として扱う。
コピー元のクリーチャーの戦場に出たときに誘発する能力は、このトークンが戦場に出たときにも誘発する。コピー元のクリーチャーが持つ「[このクリーチャー]が戦場に出るに際し」や「[このクリーチャー]は~状態で戦場に出る」の能力も機能する。
《ラバブリンクの防潮門》
{3}{R}
アーティファクト
{T}:{R}{R}を加える。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはラバブリンクの防潮門の上に破滅カウンターを1個置くか、これの上から破滅カウンターを1個取り除くか、いずれかを行ってもよい。その後、これの上に破滅カウンターが3個以上置かれていたなら、ラバブリンクの防潮門を生け贄に捧げる。そうしたとき、これは各クリーチャーにそれぞれ6点のダメージを与える。
現在のアップキープを進行しているプレイヤーは、《ラバブリンクの防潮門》の上に破滅カウンターを1個置くか、それの上から1個取り除くか、どちらも行わないかを選ぶ。
《ラバブリンクの防潮門》の上に破滅カウンターが3個以上置かれているのでそれを生け贄に捧げるということは、それの能力の解決中にのみ行う。他の方法で3個目のカウンターを置いた場合は、それを即座に生け贄に捧げない。
《ラバブリンクの防潮門》の再帰誘発型能力が誘発してダメージを与えるのは、それの誘発型能力の解決中にあなたがそれを生け贄に捧げた場合のみである。他の理由により生け贄に捧げた場合には誘発しない。
《林間の才獣》
{2}{G}
クリーチャー ― ビースト
2/4
プレイヤーが呪文を唱えるたび、それがそのプレイヤーのターンでない場合、そのプレイヤーはカードを1枚引く。
プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は、それを誘発させた呪文よりも先に解決される。それは、その呪文が打ち消されたとしても解決される。
誘発型能力の解決後、それを誘発させた呪文の解決前というタイミングで、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。
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